いろは

はじめまして、文章を書くのが苦手です。

高低差20cmにとどかない

JRが私を運んでくれるのはいつぶりだろうか。外出がはばかれるから電車なんてほとんどつかわなくなってしまった。職場まで徒歩20分な私も、今日ばっかりは駅までの長い道の…

在る40時間と花(1日目)

会社の自動ドアをくぐって悩みの種である緑のアプリをタップする。彼女のことを考えるとどうしても夏を思い出してしまう。頬をなでる風が冷たくなってきた頃、私たちはどち…

エスカレーター1段分の間柄

ピンポーン、部屋のチャイムが鳴る。 やっと来たか、今行きますと大きめな声で返事してドアを開ける。服やら雑貨やらをAmazonさんで頼んでいたのだ。11時30分、家を出るぎ…

フィルム越しに映らない

写真とは一瞬を永遠にする魔法の道具である。  みなさんは写真を見ることが、撮ることが、映ることが好きだろうか。私は見るのは大好き、撮るのは苦手、映ることはあん…

寒空に消える煙は虚空とは呼ばない

冬の代名詞とも言えるおでん、あの袋を割った時の感動を味わいたくて私は餅巾着を食べるんだろう。  自室のドアを開けると冷たい風が頬を切った。悴んだ手で行き先階の…

見えないということは真実ではないという証明にならない。

梅雨前の鬱屈とした空気は、それでいて季節を予告するというその一点のみで、許されうる。  日々ギター弾いて歌って、誰かの指から紡がれた言葉しか口にしないのも健康…