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人生を永くする科学 其ノ參『楽観的に生きる』

 こんにちは(o・ω・o)虫圭です。
 はじめまして。お馴染みの方は毎度ご贔屓頂き有り難うございます。

 長生きするための方法解説3回目は

【楽観的に生きる】

 です。
 
 
 先に結論から言いますが、ハーバード大学の研究によると、

【楽観的に生きると、死亡率が9%下がる】

・楽観レベルが低い人に比べて生存率が29%高かった

・癌の発症リスクは16%低かった

・心疾患の発症リスクは38%低かった

・脳卒中の発症リスクは39%低かった

・感染症の発症リスクは52%低かった

 
 という結果が出ています。

 ちなみに研究対象は7万人の女性、平均年齢は70歳以上の高齢者だそうです。
 
 つまり、死亡する可能性が年齢的に高い人が対象だったにも関わらず、楽観的思考の人の死亡率や病気になる可能性は、楽観的ではない人と比べ低かった。

 という内容になっています。
 
 現代は精神的ストレス社会だったり、年収や幸福感の格差社会だったり、小学生でもビジネスで大成功し大きな収益をあげるという、悲観的になろうと思えばいくらでも悲観的に生きれる時代です。

 悲観的思考は良い一面もあるので悲観的思考そのものは否定できませんが、『ストレスが強い国の方が長寿』でも触れたように、ストレスをプラスに捉えるような楽観的な思考を持つことが非常に重要になってくるということです。

 今回は楽観的な考え方を一緒に学んでいきましょう。

⇒『ストレスをプラスに捉えると寿命延びる』note
 

 

▪️『オプティミズム』=『楽観的』と『楽天的』

 楽観的は、英語では『オプティミズム』と言います。
 
「楽観的に生きる? てことは、何でもポジティブに考えて、『なんとかなる』とか、『くよくよしない』とか、『やればできる』とか考えて生きるってことか?」

 という解釈は、 NO!! です。

『オプティミズム optimism』は和訳すると『楽観的・楽天的』となりますが、

「なんとかなる!!」のようなポジティブシンキングはここでは『楽天的』に分類されます。

 では、楽観的とはどのような考え方なのかと言うと、

「今は苦しい状況だけれど、こんなことをすればチャンスになるかもしれない」

 こういう思考のことを『楽観的』と分類します。つまり、

【困難な状況下でも、活路を見出だす思考】

 ということです。

 
 

 

▪️なぜ楽観的な人は死亡率が低いのか?

 楽観的思考の人は、そうでない人と比べ、

・健康的な生活を行っていた(食生活や運動習慣)
 
・不慮の事故に対して事前に備えていた

・免疫力が高く炎症レベルが低かった

 という結果。

 楽観的と楽天的の比較を今一度見直してもらえれば、上記の差が出るのは明白な訳ですが、

 楽観的な人は普段から『こんなことが起きたらこうする』『こうなったら困るから準備しておく』『あっちよりこっちよりが良いからこっちを選ぶ』と言った、未来に向かって考える思考性が高かった

 という話です。

 
 
 


▪️楽観的思考はどうやって身に付ける?

 楽観主義は考え方の一つなので、
『こういう時はこう考える』
 というのを日常的に実践するしかありません。
 そして、実践するためには知識として持っておく必要があります。

 ここでは、比較的簡単に行える『楽観的思考のトレーニング』も紹介します。

 が、その前に、
 楽観的思考を身に付けると、長生き以外にどんなメリットがあるのかも知っておいてください。

楽観性を身に付けると

・困難な状況でも6倍のモチベーションを保てる
・粘り強くなる
・こつこつ挑戦し、成功に至るケースが多い
・貯蓄が得意。貯蓄率90%(未来を意識してこつこつ実行するため)

 このような感じ。

 未来を考えて準備して、6倍のモチベーションでこつこつ挑戦し続けたら、確かに成功しそうですよね

 
 


 


▪️楽観的思考のトレーニング

ABCDE反論法

①Adversity
2週間の期間の中で起きた『ネガティブな体験』を記録する

②Belief
ネガティブ体験が起きた時、自分がどんな解釈をしたか、事実を書き出す

③Consequence
その解釈で、自分はどんな行動をとったか、どんな結果になったか、感情や起こった事象や、相手の反応(相手がいる場合)を書き出す

④Disputation
①~③に対して反論する
その解釈は本当に正しかったのか?
どんな根拠があるのか?(自分がとった言動の要因に反論する)
相手の反応は正当なものだったのか?

⑤Energization
①~③を楽観的に再解釈する
※自分の行動を肯定する
ネガティブな体験が今後どのように自分にプラスに働くのか想像してみる

 というのがABCDE反論法です。
 
 ポジティブ心理学の生みの親マーティン・セリグマン博士が提唱した思考トレーニング法です。
 
 
 ネガティブな出来事に対して、
 悲観的な考え方を客観的に捉え
 楽観的な言動や思考に
定義しなおす
 
 このトレーニングにより、日常的に楽観的な思考を考える癖を作ることができます。

 失敗やネガティブな体験は誰にでも起こります。
 その時、自分がどのように思考し行動することが自分の成功する未来に繋がるのか。
 その考え方を身に付ける思考トレーニングです。

 気になった方は一度お試しあれ。
 
 
 
 今回はここまでです(o・ω・o)

 長生きする為の秘訣的な内容で『楽観』を紹介しましたが、仕事や学業、人間関係から人生の幸福感の上昇まで、人生において役立つ考え方です。

 苦しいとき、辛いときに乗り越えて成長する。
 いわゆる『成長マインドセット』に通じる思考ですね。

 私も実践し人生の幸福度を上げていきたいと思います。

 
 
 
 ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。
 また発信できる価値のある知識を修得、実践していきますので、ぜひフォロー&🖤&Twitterにシェアしてください。
 皆さんへの貢献をモチベーションにしていますので。


 それではまた(o・ω・o)ノシ

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