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映画と本のこと

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#映画

ルックバック

ルックバック

もしも京本の部屋の前で、四コマ漫画を書いたりしていなければ。

いくら後悔したところで、過去を変えることはできないけれど、涙とともに過去を振り返ることで、とりあえず、そこで区切りをつけて、明日へ向かって歩いていく。
いつまでも立ち止まってはいられないし、そうすることでしか、うまく進んでいくことはできないのかもしれない。

だから、そんな風に過去を抱え込んで生きていく。
過去と連れ立って、生きていく

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シン・ウルトラマン

シン・ウルトラマン

「シン・ウルトラマン」では、ウルトラマンの胸に、カラータイマーがない。あのピコピコ光って音がするやつだ。要するに、3分以上、戦うこともできるわけだ。カップラーメン、のびるぞ。

翻って俺は、2時間以上、トイレを我慢することができない。映画館で映画を観る際の、一番の問題がコレだ。

俺も、ウルトラマンのように、強くなりたい。

映画の終盤に出てくる、ゼットンの大きさと強さには、かなり驚かされたが、そ

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優しさ

優しさ

#暮らしたい未来のまち

「私は、ダニエル・ブレイク」という映画がある。ケン・ローチが撮った映画で、高齢の大工職人、ダニエルが主人公だ。
心臓に病を患ったダニエルは、仕事ができなくなったので、仕方なく、国から援助を受けようとしたのだが、彼の前に、ネット申請という壁が立ちはだかり、悪戦苦闘するわけだ。
ケン・ローチの映画はいつも痛く哀しいが、その反動というか、無性に主人公を応援したくなる。だからこそ

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アイリッシュマン

アイリッシュマン

いやはや、なんとも驚くべきことに、Netflix独占配信である。
マーティン・スコセッシの最新作「アイリッシュマン」のことだ。当初はパラマウントで制作を予定していたそうなのだが、制作費が1億ドルを超えるというので、パラマウントは手を引き、Netflixが引き受けた経緯がある。
これを機に、Netflixを契約する人も、相当数いるのではないだろか。
もちろん映画は、劇場で観るのが一番だが、この作品、

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ジョーカー

ジョーカー

ラグビーワールドカップ期間中は、かなりの寝不足になる。毎回、全48試合を見るからだ(J sportsで見るのがおすすめ)。そんな寝不足気味の中で、話題の映画「ジョーカー」を観てきた。
まずはじめに言っておかなければいけないことは、バットマンは出てこない。
バットマンの悪役、ジョーカーの物語なのだ。
おそらく、歴代ジョーカーの中で最弱のジョーカーであろう。最強ではなく、最弱の。

全編を通じて、ジョ

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NETFLIX コンテンツ帝国の野望

NETFLIX コンテンツ帝国の野望

日本には、未だ街のあちこちに、TSUTAYAやゲオなどのレンタルビデオ屋があるが、ちゃんと営業しているということは、そこに借りにくる客が、それなりにいるのであろう。

俺も昔は、レンタルビデオ屋にはけっこうお世話になった。週に一回、7泊8日のものを5、6本借りて、それを一日に一本見て、翌週返却ついでに、また5、6本借りたりしていた。

ただもう今は、借りることは全くなくなった。
ネットフリックスが

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暁に祈れ

暁に祈れ

毎年、タイを旅行する。
初日は、やることが決まっている。
まず空港で、両替をして、simカードを買う。
つぎにデパートへ行き、その年に使うスマートフォン(中古の、高くても一万円ぐらいのもの)を買う。
それから花粉症の薬、ザイザル(日本では処方箋がないと買えない)を買う。これが初日の儀式だ。
それから、金、土、日曜日にも、決まってやることがある。テレビの前に陣取ることだ。
ムエタイを、観る。タイでは

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バッド・ジーニアス 危険な天才たち

バッド・ジーニアス 危険な天才たち

タイの法律がどうなっているのかは知らないが、おそらく違法なのだろう。
タイの映画は、公開されてから一ヶ月も経てば、ネットで無料で観ることが出来てしまうのだ。
日本では今年の9月に公開予定の『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』も、簡単にネットで観ることができる。もちろん字幕はない。それと、10分おきに広告が入る煩わしさに耐えなければいけないが。
俺はタイ語のリスニングが苦手なので、観ていてもセリフ

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グレイテスト・ショーマン

グレイテスト・ショーマン

『グレイテスト・ショーマン』を観た。
フリークスたちを集めてサーカス団を作り、それで金儲けをしようと企む話なのだが、フリークスのサーカス団を題材にした映画なら、その名もズバリ、『フリークス』が思い出される。
映画『フリークス』の方は、空中ブランコ乗りの女(健常者)が、遺産金目当てでフリークスと結婚をして、その後、彼を毒殺しようとする映画だ。映像表現の極限とも思えるような結婚式のシーン、そこからのフ

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バンコクナイツ

バンコクナイツ

 『バンコクナイツ』は、去年からずっと楽しみにしていた映画だった。それが今回、やっと劇場公開されたので、いそいそと観に行ったのだが、鑑賞中、思わぬ場面で、全てが吹っ飛んでしまった。
 スクリーンには、バンコクの見慣れた街並みが、次々と写し出されるのだが、途中、日タイ友好橋がチラッと出てくる。俺はこの橋の上で、タイの女性に、手酷く振られた過去があるのだ。ただ振られたのならまだしも、グーパンチを見舞わ

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シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

 この映画、ゴジラの目を見れば、それでいいとおもう。
 ゴジラが、東京湾から初めて大地に上陸したときの、水飛沫の中で一瞬垣間見える、気味が悪い目。
 ゴジラの徘徊で首都圏の電気がすべて消え、その暗闇の只中で、カッと見開かれた恐ろしいゴジラの目。
 火を吹き、鳴き叫び、虚空をにらむ、ゴジラの目。
 その目を、然と受け止めよう。それだけで、いいとおもう。

裸足の季節

裸足の季節

 映画、「裸足の季節」を観た。
 原題は、パンフレットによると「ムスタング(野生の馬)」というそうで、この映画はその名の通りに、少女たちの衝動的な行動力が、みずみずしい力強さとなって、全編にわたって溢れかえっている。
 そのあくまで自由を追い求め、がむしゃらにもがく懸命な姿が、まるでダイヤの原石のような、きらめくほどの美しさだからこそ、切なくとも、仄かな希望が見え隠れするラストシーンが、観るものの

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ヘイトフル・エイト

ヘイトフル・エイト

 遅まきながら、ヘイトフル・エイトを観た。
 観よう観ようと思ってはいたのだが、先延ばしになっていた。俺も、マンホールの写真を撮ったり、スーパーラグビーを観たりで、なにかと忙しい。
 やっと観た。
 俳優は皆、気持ちの悪い役を気持ちよさげに演じていて、その点は結構なものである。ただ俺は、ちょっと前にブラック・スネーク・モーンを観ていて、そこでのサミュエル・L・ジャクソンの役が、心底優しい男だっただ

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