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石川真理子
2023年12月31日 08:30
私たちは常に今にしか存在し得ません。過去といってもそれはその時の「今」であり未来もやはり「今」なのです。「今」と言った瞬間、それはもうわずかに過去になっている。だから本当は誰もが「今」にしか存在しないのです。あるいは過去も未来もすべて「今」に存在していると言ってもいいのでしょう。愚痴を言いながら今を過ごせば過去も未来も憂鬱なものとなる。何ごとも良いように受け入れれば過
2023年12月30日 08:30
この一年も今日まで生きてきたあなたのことを夜明けから夕暮れまでお日さまはじっと見つめていました。ぐったり眠り込んだ夜も胸の痛みに眠れなかった夜もお月さまは満ちては欠けつつ静かに見守っていました。もし万が一誰ひとりとしてあなたを見ている人がいなかったとしてもあなたは必ず見守られているのです。それは日や月の神さまだけではありません。あなたのなかにおわす神さまが常に見守り支え
2023年12月29日 08:30
新しい歳を迎えるにあたって重荷は不要です。一年のうちには色々なことを経験しますがなぜか人は苦い想い出をより思い出しやすいようです。脳の危機管理システムが作動して2度とこんな想いをしないようにとリフレインするかのように。もし、そんな想いが浮かんできたら深呼吸してひとつひとつ許していきましょう。誰かのこと何かのことそして、何より自分のことも。その際の、魔法の言葉をお伝えし
2023年12月28日 08:30
暮れにやっておきたいことのひとつに御礼参りがあります。この一年お守りくださった神さまにありがとうを伝えるのです。年末は忙しいのでうっかりすると忘れてしまいますが初詣と御礼参りは本来ひとつのものなのです。御礼参りの際にお札やお守りなどをお納めして新しい歳にお祀りするお札をいただくようにしましょう。そうすることで過ぎゆく一年と新たな一年を結ぶことができます。節目は結ばれ
2023年12月27日 08:30
2024年最後の満月が天にかかりました。完全に満ちるのは朝9時33分。夜が明けて約3時間後にすっかり明るくなった空で月が満ちるのです。澄み渡る冬空にかかる昼間の月はうっすらと透き通るような白さであなたを見下ろしています。昼の月を母親にたとえたのは詩人の坂村真民さんでした。「こちらが忘れていても ちゃんと見守っていてくださる」「かすかであるがゆえに かえって心にしみる」真民
2023年12月26日 08:33
歳の瀬に大掃除をするようにアタマやココロの大掃除も必要です。必要のない思念や意識がどれだけ詰まっていることか想像を遥かに超えるでしょう。それは行動力を鈍らせ現実化を阻んでいます。経験に裏づされた考え方に基づいた行動は大切ですが実際のところはどちらでもいい思考に流されて行動しないことが多いのです。大掃除をするには、ふと思ったことをすぐ行動するただこれだけを繰り返します。
2023年12月25日 08:30
今年もあとわずかです。この一年を充分に振り返ることができたでしょうか。まだまだ想い出に浸っていたくても時は待ってはくれません。あちこち煤払いをしながらお正月のお支度に勤しみながらスクリーンを眺めるように想い出のシーンを心の目で眺めましょう。どんなことも、最後は感謝です。無駄なことはひとつもなく必然として起きたのだからすべてのことに手を合わせて感謝したいものです。この一年
2023年12月24日 08:24
自分のことをちっぽけだと感じる時があります。まるでこの大地にぽつねんと一人で立っているような。そけれどその寂しさを閉じ込めないでしみじみと感じてみると心の深いところがほのかにあたたまり始めます。他の誰かに認められることよりも一番最初に自分が認めること。受け入れさえすれば安心して寂しさと手を結ぶこともできるのだしそんな人は誰かの寂しさをもあたためることがきっとできるでしょ
2023年12月23日 08:56
この一年を締める準備はできましたか。目を閉じてエネルギーを感じてみると何もかもが鎮りかえってゆくようです。冬の最も寒い時期草木も花も静かに閉じてその内側にふたたび目覚める時の力を蓄えているようです。ひとつの季節を締めて新たな季節を迎える長いようで短いこのはざまに私たちも心を鎮めて次の夢を想いましょう。
2023年12月22日 08:30
一年のうちでいちばん夜が長くなり昼が短くなる冬至。隠極まりて陽兆す一陽来復の瞬間です。それは塞がれていたところに光が射しはじめ埋もれていた何かが動き始める新たな次元が始まる時です。ゆっくりと深呼吸してこの光を全身に染み渡らせていきましょう。まだ弱い光ではあるけれど清らかに澄み渡り未来へのエネルギーに満ちています。今ふたたびの陽の光があなたに幸福をもたらします。一陽来復
2023年12月14日 08:30
『今日の言の葉』を楽しみにしてくださりありがとうございます。毎朝、心の赴くままに綴り続けてきました。わたしにとっても大切な習慣でしたがこの投稿をもっていったん終わりにいたします。しばらくはわたしの内側の棚卸しに費やしていきたいと思います。またいずれ再開するかもしれませんが今のところ、それがいつかはわかりません。再開までの間、気が向いたらこれまでの投稿をお読みいただけたら嬉
2023年12月13日 08:00
ずっと努力し続けてきたことが、ついに形になりました。ありがとうございます。私を縛りつける思考の癖を手放すことができました。伸びやかな気持ちで、様々なことに挑戦できます。ありがとうございます。不安を抱いていた体の不調が改善し、活力を取り戻しました。ありがとうございます。私を理解してくれる人たちと巡り会い、良い仲間ができました。ありがとうございます。家族の関係がおだやかでやさしいもの
2023年12月12日 08:14
音も届かない海の深みで密やかに自らを育てる不思議な珠。時に海底を動かす波に沈黙の中で耐えながら月のしずくと讃えられる光を放つ。人魚の涙とも言われるのは奥深くから滲み出るような輝きに哀しみが見えるからだろうか。真の珠と名づけたのは誰だろう。幾多の歳月を経て喜びと強さと安らぎを解き放つ。私たちの内なる海でも真の珠はきっと光を放っている。波にあらわれながら手放して手放して手放
2023年12月10日 19:14
人生という名の大海原を征くのはそもそも寂しいものではないだろうか。だからこそ人は誰かを求め、何かを探そうとするのではないだろうか。なぜならそれが自分の存在を確かめることに他ならないから。誰かに認められて初めて自分が存在しているとわかる。何かを成すことによって自分が確かに生きていると実感できる。鏡がなければ自分を認識できないのと同じでそれは自然なことなんだ。だから心に抱える寂