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今日の言の葉

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その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。
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2023年12月の記事一覧

今にしか存在しない

今にしか存在しない

私たちは常に
今にしか存在し得ません。
過去といっても
それはその時の「今」であり
未来もやはり「今」なのです。
「今」と言った瞬間、
それはもうわずかに過去になっている。
だから本当は
誰もが「今」にしか存在しないのです。
あるいは過去も未来も
すべて「今」に存在していると
言ってもいいのでしょう。
愚痴を言いながら今を過ごせば
過去も未来も憂鬱なものとなる。
何ごとも良いように受け入れれば

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たとえ誰ひとり見ていなくても

たとえ誰ひとり見ていなくても

この一年も
今日まで生きてきたあなたのことを
夜明けから夕暮れまで
お日さまはじっと見つめていました。
ぐったり眠り込んだ夜も
胸の痛みに眠れなかった夜も
お月さまは満ちては欠けつつ
静かに見守っていました。
もし万が一
誰ひとりとしてあなたを
見ている人がいなかったとしても
あなたは必ず見守られているのです。
それは日や月の神さまだけではありません。
あなたのなかにおわす神さまが
常に見守り支え

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すべて許す

すべて許す

新しい歳を迎えるにあたって
重荷は不要です。
一年のうちには
色々なことを経験しますが
なぜか人は苦い想い出を
より思い出しやすいようです。
脳の危機管理システムが作動して
2度とこんな想いをしないようにと
リフレインするかのように。
もし、そんな想いが浮かんできたら
深呼吸して
ひとつひとつ許していきましょう。
誰かのこと
何かのこと
そして、何より自分のことも。
その際の、魔法の言葉をお伝えし

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御礼参りを忘れずに

御礼参りを忘れずに

暮れにやっておきたいことのひとつに
御礼参りがあります。
この一年
お守りくださった神さまに
ありがとうを伝えるのです。
年末は忙しいので
うっかりすると忘れてしまいますが
初詣と御礼参りは
本来ひとつのものなのです。
御礼参りの際に
お札やお守りなどをお納めして
新しい歳にお祀りするお札を
いただくようにしましょう。
そうすることで
過ぎゆく一年と新たな一年を
結ぶことができます。
節目は結ばれ

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昼間の月

昼間の月

2024年最後の満月が天にかかりました。
完全に満ちるのは朝9時33分。
夜が明けて約3時間後に
すっかり明るくなった空で月が満ちるのです。
澄み渡る冬空にかかる昼間の月は
うっすらと透き通るような白さで
あなたを見下ろしています。
昼の月を母親にたとえたのは
詩人の坂村真民さんでした。
「こちらが忘れていても
 ちゃんと見守っていてくださる」
「かすかであるがゆえに
 かえって心にしみる」
真民

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行動力の強化を

行動力の強化を

歳の瀬に大掃除をするように
アタマやココロの大掃除も必要です。
必要のない思念や意識が
どれだけ詰まっていることか
想像を遥かに超えるでしょう。
それは行動力を鈍らせ
現実化を阻んでいます。
経験に裏づされた
考え方に基づいた行動は大切ですが
実際のところは
どちらでもいい思考に流されて
行動しないことが多いのです。
大掃除をするには、
ふと思ったことをすぐ行動する
ただこれだけを繰り返します。

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歳神様に感謝を

歳神様に感謝を

今年もあとわずかです。
この一年を
充分に振り返ることができたでしょうか。
まだまだ想い出に浸っていたくても
時は待ってはくれません。
あちこち煤払いをしながら
お正月のお支度に勤しみながら
スクリーンを眺めるように
想い出のシーンを心の目で眺めましょう。
どんなことも、最後は感謝です。
無駄なことはひとつもなく
必然として起きたのだから
すべてのことに
手を合わせて感謝したいものです。
この一年

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寂しさを閉じ込めないで

寂しさを閉じ込めないで

自分のことを
ちっぽけだと感じる時があります。
まるでこの大地にぽつねんと
一人で立っているような。
そけれどその寂しさを閉じ込めないで
しみじみと感じてみると
心の深いところが
ほのかにあたたまり始めます。
他の誰かに認められることよりも
一番最初に自分が認めること。
受け入れさえすれば
安心して寂しさと手を結ぶこともできるのだし
そんな人は
誰かの寂しさをもあたためることが
きっとできるでしょ

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はざまの時

はざまの時

この一年を締める準備はできましたか。
目を閉じて
エネルギーを感じてみると
何もかもが
鎮りかえってゆくようです。
冬の最も寒い時期
草木も花も静かに閉じて
その内側に
ふたたび目覚める時の力を
蓄えているようです。
ひとつの季節を締めて
新たな季節を迎える
長いようで短いこのはざまに
私たちも心を鎮めて
次の夢を想いましょう。

一陽来福

一陽来福

一年のうちでいちばん夜が長くなり
昼が短くなる冬至。
隠極まりて陽兆す
一陽来復の瞬間です。
それは
塞がれていたところに光が射しはじめ
埋もれていた何かが動き始める
新たな次元が始まる時です。
ゆっくりと深呼吸して
この光を全身に染み渡らせていきましょう。
まだ弱い光ではあるけれど
清らかに澄み渡り
未来へのエネルギーに満ちています。
今ふたたびの陽の光が
あなたに幸福をもたらします。
一陽来復

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「。」を打つ

「。」を打つ

『今日の言の葉』を
楽しみにしてくださり
ありがとうございます。
毎朝、心の赴くままに綴り続けてきました。
わたしにとっても大切な習慣でしたが
この投稿をもって
いったん終わりにいたします。
しばらくは
わたしの内側の棚卸しに
費やしていきたいと思います。
またいずれ再開するかもしれませんが
今のところ、それがいつかはわかりません。
再開までの間、気が向いたら
これまでの投稿をお読みいただけたら嬉

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射手座新月のアファメーション

射手座新月のアファメーション

ずっと努力し続けてきたことが、ついに形になりました。
ありがとうございます。
私を縛りつける思考の癖を手放すことができました。
伸びやかな気持ちで、様々なことに挑戦できます。
ありがとうございます。
不安を抱いていた体の不調が改善し、活力を取り戻しました。
ありがとうございます。
私を理解してくれる人たちと巡り会い、良い仲間ができました。
ありがとうございます。
家族の関係がおだやかでやさしいもの

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真の珠

真の珠

音も届かない海の深みで
密やかに自らを育てる不思議な珠。
時に海底を動かす波に
沈黙の中で耐えながら
月のしずくと讃えられる光を放つ。
人魚の涙とも言われるのは
奥深くから滲み出るような輝きに
哀しみが見えるからだろうか。
真の珠と名づけたのは誰だろう。
幾多の歳月を経て
喜びと強さと安らぎを解き放つ。
私たちの内なる海でも
真の珠はきっと光を放っている。
波にあらわれながら
手放して手放して手放

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寂しさを抱きしめる

寂しさを抱きしめる

人生という名の大海原を征くのは
そもそも寂しいものではないだろうか。
だからこそ人は
誰かを求め、何かを探そうとするのではないだろうか。
なぜならそれが
自分の存在を確かめることに他ならないから。
誰かに認められて初めて
自分が存在しているとわかる。
何かを成すことによって
自分が確かに生きていると実感できる。
鏡がなければ自分を認識できないのと同じで
それは自然なことなんだ。
だから心に抱える寂

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