マガジンのカバー画像

今日の言の葉

960
その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。
運営しているクリエイター

記事一覧

言の葉お休みのお知らせ

言の葉お休みのお知らせ

ご高覧くださり
ありがとうございます。
昨年に続き、いったん言の葉をお休みします。
「昨年に続き」としたのは
休もうかと不意に思ったのが
なぜかほぼ同じ日程となったためです。
不思議です。
再開はまだわかりませんが
また不意に「お知らせ」が届くのを待ってみます。
その間、できれば『心をたがやす言の葉帖 3』の編集に
とりかかれたらと思っています。
今回は少し時間をかけたいと感じています。
気が向い

もっとみる
「一寸先は闇」ほんとうの意味

「一寸先は闇」ほんとうの意味

よからぬことが起きるのではないか
そんな不安がよぎったとき
「一寸先は闇」という言葉が浮かびます。
一寸とは、わずかな先のこと
「闇」とは見えがたいこと。
人生とは、すぐそこにある未来さえ
わからないのだと教えてくれます。
実際それはほんとうのことです。
昨日と同じ今日、今日と同じ明日が
続いていくと思い込んでいるのは
単なる幻想に過ぎません。
それに、「闇」とは見えがたいことであって
不運を表わ

もっとみる
体と心と魂を統合する

体と心と魂を統合する

20世紀は科学の時代と言われました。
ちょうどその頃から
あらゆるものに対して
分離と分析が行われました。
それは私たち人間にも適用されたのです。
体と心と魂は本来一つのものであるのに
それらを切り離したのです。
その結果、
私たちは無意識のうちに
体と心と魂は別々のものだと認識し
病気の裏には心や魂の問題があることを
無視するようになったのです。
21世紀は心の時代と言われます。
日本には昔から

もっとみる
幾度目かの船出

幾度目かの船出

あなたが地球に降り立った日
世界ではどんな出来事があったのか
だけど一番の大事件は
あなたが生まれた、ということ。
ここまで生きてきて
いま何を想っていますか。
空を見上げれば
もしかしたら遙かな記憶の断片が
見つかるかも知れません。
そうです。
あなたは、あなたを生きるために
ここに降り立ったのです。
今回のこの人生で果たす役割とは
あなたなりの進化にほかなりません。
恐れずに
力まずに
けれど

もっとみる
「できない」という思考を書き換えるには

「できない」という思考を書き換えるには

慌ただしいひと月を
慌ただしく過ごすのは
芸がないとおもいませんか?
そんな時間ないと言っている限りは
確かに時間はないでしょう。
そういうささやかなところから
みずからの可能性を見失っていることに
気づいているでしょうか。
時間がないなかで
せめてひとときゆっくり過ごすには
どうすれば実現できるか
こんな時こそ思考を巡らせ
工夫を重ねてみることです。
つまらないことだと
思うかも知れませんが

もっとみる
あなたが受け取るのを待っている

あなたが受け取るのを待っている

かつてあなたが解き放った願望は
今、天に貯えられています。
そして、あなたが受け取ろうとするのを
今か今かと待っています。
たぶんあなたは、それに気づいていない。
なぜなら心のどこかで
「どうせ叶わない」と思っているから。
そうなのです。
頼んでおきながら
そっぽを向いて
その手をひらこうとしていない。
ぎゅっと握りしめたままでは
受け取るものも受け取れません。
あなたがすることはただひとつ
ひら

もっとみる
楽にうまくいく一つの方法

楽にうまくいく一つの方法

高みに行けるかどうかより
とにかく続けてみることです。
成るか為らないかは、
やはり成すか為さないかなのだと
しばしば小さな出来事が教えてくれる。
だめかも知れないけれど
聞いてみるだけでも
やってみるだけでも
一度やってみてだめでも
もう一度、こんな方法あんな方法
とにかく飽かずに続けていくうちに
たいていのことは不意に動きます。
それはおそらく
ノックをし続けるのと似ているのです。
なんだか多

もっとみる
空のこころ

空のこころ

かたよらない心
こだわらない心
とらわれない心
ひろく ひろく
もっとひろく

薬師寺の元管長、高田好胤さんが説かれた
もっとも優しい般若心経です。
「もっとひろく」のあとは
「これが般若心経 空の心なり」と続きます。
これを毎朝、お唱えするのです。
かたよらない、こだわらない、とらわれない
ひろくひろく、もっとひろく。
すらりと口から出てくる音に誘われて
心はゆるやかにひろがっていきます。
うそ

もっとみる
あなたを見つめるもの

あなたを見つめるもの

うつむいて歩く人が
ずいぶん多いと気づいたのは
いつのことだったろう。
木枯らしが吹き始めると
いっそう背中を丸くして急ぎ足
どうやら周りも見えていない。
それでも
静かに見つめる存在が確かにあるのだと
私は伝えたい。
黙して語らないからといって
言葉を持たないわけではない。
心を向けさえすれば
語りかけてくるその言葉を
きっと捉えることができる。
うつむいていてもいい
そのままで
ほんの少しだけ

もっとみる
光の矢となって

光の矢となって

まるで駆け抜けるようにして
ここまでやってきたあなたの
背に、肩に、手のひらに、足もとに
今まで知らなかった力が
静かに宿っているのがわかります。
固く閉じていたまぶたを
もう一度、ひらいたあの日を
憶えていますか。
今、あなたの瞳に
世界が鮮やかに映し出されている。
さいごのひと月は
また一段と駈けていくことになるけれど
いっそ光の矢となって
煌めきを残していってほしいのです。
あなたには
それ

もっとみる
師走便り

師走便り

日暮れがずいぶん早くなりました。
夕暮れはもう
秋の情熱を放ってしまい
淡く儚い夢のような色合いです。
山茶花の花が次々開いているのを
あなたはもう見つけましたか。
垣根が珍しくなってしまった今
歌にあるような景色は
見かけなくなりました。
モノトーンの季節に
色を添えてくれる山茶花は
椿と並んで
無邪気な少女のようでもあります。
これから冬至に向かって
星の瞬く空が近くなります。
冬は
さみしさ

もっとみる
進化と成長

進化と成長

このひと月も
あなたは前進してきました。
一見なんということのない日々だとしても
そのなかにあって
あなたは確かにあゆみを重ねたのです。
とてつもなく大きな出来事が降りかかり
動揺し、一瞬、見失いそうになったとしても
あなたは果敢に向き合って
そんななかでも
一歩を積み重ねていったのです。
無我夢中のときはわからないのが普通です。
いつか大風がやんで
ふとあたりの景色を眺めてみた時に
いつの間にか

もっとみる
破壊すべきものとは

破壊すべきものとは

黒船がやってきて
日本中が沸騰するように
混乱が起き始めた時
いくらかの人々が新時代を予見し
瞬きもせず学びに向かって行きました。
その波は次第に広がり
今まで知らなかった事物を
懸命に習得したのです。
そのスピードたるや
ペリーをして
「日本はいずれライバルになる」と
言わしめたほどでした。
今ふたたび目に見えない黒船が
確かに到来しています。
目に見えないだけに
気づいているようで
気づかない

もっとみる
12月に向けて

12月に向けて

20204年を締めくくる一ヶ月が
まもなく始まります。
この12月は新月で始まり
新月で終わるという
特殊な流れになっています。
1日、23時21分に射手座で迎える新月では
天に願いを放つ意識を抱きましょう。
夢や願い、希望を宇宙に飛ばすのです。
そう、矢を放つように。
ノートに書いたり(ペンで書くのが絶対おすすめ)
ビジョンボードを作るのもいいですね。
そして、15日、日が暮れた18時2分に

もっとみる