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読書

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2019年10月の記事一覧

「〜を学ぶ」と「〜に学ぶ」の違い:反面教師をうまく利用せよ

「〜を学ぶ」と「〜に学ぶ」の違い:反面教師をうまく利用せよ

先日、上に貼り付けた投稿で紹介させていただいた「研修講師養成講座」を引き続き読んでます。

著者は研修の場を、受け身で「教えてもらう」という意識でやり過ごすだけのものではなく、進んで積極的に学ぶ場 ー 著者の表現では「研究の場」 ー として定義しています。私はこの考え方にすごく憧れ+共感しながら読んでいます。

研修参加者に、進んで学んでもらう、自ら考えてもらうにはどうすればよいかというテーマは非

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失敗しないと成功しない 読書中: 「研修講師養成講座」 ー 真田茂人 (著)

失敗しないと成功しない 読書中: 「研修講師養成講座」 ー 真田茂人 (著)

まだ全部は読んでないですが、とても感銘を受けながら読んでいます。

自分が講師/コーチ業をやり始めて1年弱ですが、何冊かそれ関連の本を読んできました。そのたびに「なるほど、そういう世界なのね」的な情報は仕入れ→活用していたつもりでした。しかし、どうもこれまでの自分は「面白い話をする」「話に引き込む」「納得してもらう」など、つまり、話術を磨くということに偏った読書をしてしまっていたことに、この「研修

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『努力』は『苦痛』ではない

『努力』は『苦痛』ではない

夫婦の他愛のない話。

***

「努力とはなんでしょうか?」と奥さんに訊いたところ、「それは苦痛を伴うなにかだ」とのこと。

僕は「それは単に『苦痛』であって努力ではないと思う」と答えた。

続けて奥さんに向かって言った。「あなたがミシンでなにか作っているのを見ると、その技術の裏に努力を感じる。家でも仕事場でもミシンを使って素材から製品を作るよね。その技術は客観的に見るととてつもない努力に支えら

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ケン・ウィルバー『アートマン・プロジェクト』

ケン・ウィルバー『アートマン・プロジェクト』

ケン・ウィルバーの『アートマン・プロジェクト』という本を読んでます。二周目です。

決して読みやすい本ではないです。あと、とにかく考えさせられる本です。

内容の要約を書くのはちょっと難しいので、まさに今、自分なりに課題として捉えていることを端的に書いてみたいと思います。

***

同一化しているものから脱同一化したものは見える

まずは少し抽象的な説明になります。

自己は現段階で同一化してい

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プログラミング学習以前:言語の特性をつまみ食いしよう

プログラミング学習以前:言語の特性をつまみ食いしよう

前回の投稿ではプログラミングの学習をはじめる前に押さえておいてほしいメンタル面について書きました。

▲ かなり長文になってしまいましたorz...。

今回は言語選択の話を「さくっと」したいと思います。

プログラミング言語学習と外国語のそれは似てる

仮にあなたが「Pythonを勉強してみようかな」と考えているとします。

ということは、なにかしら興味を惹くものがあってPythonを選択された

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本屋さんが俺の中でAIに勝った瞬間

本屋さんが俺の中でAIに勝った瞬間

ここ数日、「授業デザイン」とか「カリキュラムデザイン」みたいなことを考えてます。

授業を通じて伝えたいコンテンツの中身(Python、Linux、Gitなどの技能的な部分)は、十分自分の中に知識も経験もあります。ただ、それを今までのところ個人レッスンの形でしか教えたことがない。

ここにきて、(まだ企画の段階なのですが、)ある程度の人数の生徒さんに集まってもらい「クラス」「講義」「ワークショップ

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読書をしていて思ったこと:自分と身の回りの境目について

読書をしていて思ったこと:自分と身の回りの境目について

ほぼ、ありとあらゆるものが、道半ばで、未完成である。

また、なんらかの代用である。

なにもかもが、「今」「仮に」「実験として」やっていることなのだ。

このような理解を得ると、とても心が軽くなるし、もっといろんなことができる気がする。やる気が湧いてくる。

そうは思わないだろうか?

確実なものがなにもない代わりに、日常的に触れるもののほとんどが変更可能だという事実。目に見えること、考えて思い

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