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小川 功治朗
2021年11月20日 13:36
父「誕生日か。息子よ、お前はいくつになったんだ?」子「5歳だよ、お父さん」父「もう5歳か。じゃあ、誕生日だからお祝いするか」子「わーい、じゃあ、クリスマスケーキ食べたい」父「おい、おい息子よ、誕生日だぞ」子「あれ? そうだっけ?」父「ボケてるんじゃないか?」子「違うよ。誕生日とクリスマスが一緒なんだよ」父「あれ? そうだっけ?」子「お父さんこそボケてるんじゃない
2021年11月17日 07:39
母は悩んでいた。一度もクリスマスプレゼントをもらった事がない。今まであげてきたのだから、これからは息子からもらってもいいだろう。隣の奥さんは、プレゼントにハワイ旅行をもらったというではないか。今年こそはもらってやる、母はそう決意していた。クリスマス当日。母「息子よ、今日何の日?」息子「土曜日。」母「他には?」息子「さぁ?」母「この親不孝者! お前は一度だって
2021年11月11日 13:42
毎年7月7日しか、織姫と彦星は会えずにいた。同情した神は11月11日にも会えるよう提案した。神「お前達も反省したようだから、年に2回会えるようにしてやろう。」織姫「えっ、マジで?」織姫(心の声)「デートに来ていく服がない。もうGパンとTシャツでいいかな。でも、レストラン予約してたらどうしよう? ああ、会うのめんどくさい。」織姫「えっと、彦星さんにお任せします。」彦星「えっ、
2021年11月8日 08:08
新しい読者も増えてきましたので、改めて自己紹介いたします。小川 功治朗石川県金沢市出身。大学在学中より俳優、演出、舞台監督として関西小劇場を中心に活動。その後上京し、劇団青年座研究所実習科を経て、舞台のみならず、映画、TV、CMなどにも進出し、活動の場を広げる。09年、舞台ユニット「K.W.G.P.」を結成し、劇作・演出をつとめる。劇場公演だけではなく、神社、寺院、BARなどでのシアター外
2021年11月3日 10:49
文化について考える夫婦がいた。夫「今日は文化の日だから、文化的なことをしよう」妻「もうしてるわよ」夫「何をしてるんだ」妻「寝転んで、漫画を読んでる」夫「漫画かよ」妻「漫画も立派な文化よ」夫「もっと芸術的なことだよ。美術館とか」妻「美術館に行ってどうするの?」夫「絵を見るんだよ」妻「それから」夫「何か美味しいものでも食べる」妻「じゃあ、美味しいもの食べ
2021年11月1日 09:49
まだこの世に祭が一つしかなかった頃の話。三度の飯より祭が好きな男がいた。祭の前日、男は興奮で眠れなかった。明け方うとうとしてしまい、目が覚めた時には祭は終わっていた。後の祭、男は途方に暮れた。一年間楽しみにしていた祭が終わってしまったのだ。男は発想を変えることにした。祭は終わったのではなく、まだ始まってはいないのだと。そこから男は毎日お祭り騒ぎだった。だが、一年