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心を守るために 哲学 本来的自己の回復

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精神医学としての哲学です。 サバイバルからリカバリーへ。
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今日の哲学

要は自分から何かに逃げる生き方を自己否定。自分から逃げない(誰のせいにもしないというか自分軸)な生き方を自己肯定って捉えるわけでしょ、心理学・哲学的には。
しかし30過ぎてからの哲学w

今日の哲学 論文

実体験を踏まえた共生社会における現存在の本来性について

アダルトチルドレン・HSPの現象学・逃走論
サバイバルではなくリカバリーへ

楽園は自分の中にある。もしくはあった。

実存主義の先駆者はデンマークの哲学者キルケゴールで有名です。この文章の前置きとして、両親からの抑圧(両親のことを好きになれない)、自分自身の存在への目覚めというのがあります。キルケゴールは自分の存在(魂)は自分一人だけのも

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今日の哲学

人間性と非人間性

今日はアダルトチルドレンについてまた
講座を噛み砕いてみたけど、
精神科に通っても自己と他者は別であることを認知する(本来的自己の回復)がない、被害者意識からの逃避(自責あり)ってなると、その人の人生じゃなくて、傷の人生になるよということである。若い頃ハルキストだったけどそれは苦しみから穴を掘る、防空壕的な生き方であった。
かえって辛い。いいカウンセラーが少ないという実態もある

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今日の哲学

夏目漱石と三島由紀夫
決して自己否定型ではない二人。
夏目漱石は明治という時代に生かされたあるいは殺されたともいえる。
三島由紀夫は時代に逆行した。
明治時代は乃木希典(将軍なのに自分の非を認めていた。) 幸徳秋水(死刑覚悟で革命運動をした。)という堂々たる者がいる明治の精神に殉死した(夏目漱石 こころ)
三島由紀夫は天皇が堂々たる者であれば革命というものは容易であったと神の不在を嘆いていた。(大

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今日の哲学

内面悪について
ニーチェはルサンチマン(弱者の屈折した復讐の感情)、キルケゴールは自らの良心を呵責するものと内面悪を否定した。

しかしこっちの方が深みがある。

武田信玄の山本勘助への名言

そなたの恨みが深ければ深い程その心が美しいことの証である。そう思わぬか?
しかし恨みではこの武田は討てんぞ。山本勘助。
失望の中にこそ誠の大望は生じる。
そう思わぬか?
大望がなければ恨みを晴らしたところで

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