今日の哲学

夏目漱石と三島由紀夫
決して自己否定型ではない二人。
夏目漱石は明治という時代に生かされたあるいは殺されたともいえる。
三島由紀夫は時代に逆行した。
明治時代は乃木希典(将軍なのに自分の非を認めていた。) 幸徳秋水(死刑覚悟で革命運動をした。)という堂々たる者がいる明治の精神に殉死した(夏目漱石 こころ)
三島由紀夫は天皇が堂々たる者であれば革命というものは容易であったと神の不在を嘆いていた。(大東亜戦争での失敗)

両文学者が求めていたのは潔癖かつ完全な自己肯定ではないのだろうか?

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