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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2020年5月の記事一覧

デジタルデトックスをやってみたら視界が広がった

デジタルデトックスをやってみたら視界が広がった

 2020.05.30にデジタルデトックスをした。具体的に言うとスマホ、PC、テレビ、ゲームの類に一切触れなかった。

 率直な感想としては、1日は意外と長いと気づいた。

 9時前に起きたが、二度寝して起きたのは12時だった。というのも少しややこしいことに前日よりプチ断食をしていて、水分以外摂っていなかった。空腹は耐えられるのだが、あまり動く気力がなくて、最低限のこと以外はしたくなかった。

 

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デジタルデトックス

デジタルデトックス

 1日デジタルデトックスをする。あまりにも画面を見る時間が長いので、PCもスマホも触れない日を設けることにした。

 もう何ヶ月もデジタル機器(家電を除く)に触れなかった日がないのだ。一番縁遠かったのは昨年キャンプに行った時で、とてもゆっくりとした時間が流れていて心地よかった。それでも、スマホは持っていたので、たくさん写真をとっていた。

 自分でも知らないうちに依存症になっている気がする。もう真

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感じる行為を感じる

感じる行為を感じる

 自分がなにを感じているのかわからなくなる瞬間がないだろうか?

 感情にしても怒りなのか、戸惑いなのか、混乱なのか正確にはわからないまま、大声をあげている人がいる。あるいは、楽しいと嬉しいはどう違うのか?

「痛気持ち良い」とは結局痛いのか、気持ち良いのかどっちなのか。

 自分の直感を信じながらも、そもそも自分がなにを感じているのかを全然わかっていない。それは元々白黒つけられるような明確さがな

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ひがみはきづき

ひがみはきづき

 先日オンラインで話していた時に、「なんでもオンラインになってきて、数年前から活動してきた身としては『ふん!』って思う時があるんですよ」と言った人がいて、その言葉には共感しかなかった。

 これまで自分が良いと思い、勧めていたオンライン。限られた一部の人は、興味を持ってくれたが、基本的に見向きもされなかった。しかし、人と触れ合えなくなった途端に、一気に普及した。望んでいたはずの状況なのに、心の片隅

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健全なる身体

 引きこもり生活もいよいよ終わりを迎えようとしているので、この期間中になにが印象的だったかと振り返ってみたら、身体のアップデートができたことだった。

 元々、ヨガで身体を動かす習慣はあったので、調子は悪くなかった。それに加えて、動かしていたら、かなり仕上がった。(鍛えているわけではない。)
 数値的なことで言うと、体重は1kgくらい落ちて、体脂肪率はもう少しで二桁を割りそうだ。体幹も安定し、体力

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まずは一緒にご飯を食べましょう

まずは一緒にご飯を食べましょう

 緊急事態宣言が解除されて、溜まった鬱憤を晴らすように、今までできなかったことがしたくなる。

 でも、ちょっとだけ立ち止まってみる。

 引きこもって鈍った感覚がいきなり日の目を見ると、その刺激の強さにやられてしまう。画面越しに話した人と一緒に遊んでみたら、はしゃぎすぎてしんどくなってしまう。さながら断食後の復食のように、少しずつ「いつも」に戻していくのがいい。

 ただ、なにから始めればいいだ

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ししおどしに信用を注ぐ

ししおどしに信用を注ぐ

「あなたは、信用抜群だから」

 ありがたいことにそう言ってもらえる機会があって、大変嬉しく思いながらも、やや釈然としなかった。僕はその人に対して、なにか特別なことをした覚えがなかった。でも、僕の2倍は生きているその人はなにかと便宜を図ってくれる。

 そう疑問に思って考えてみると、信用ってなにか特別な行為をすることじゃないと気づいた。

前提として、信用はコントロールできない 信用は、得ようとし

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触れられない時代に手加減はどう覚えるか

触れられない時代に手加減はどう覚えるか

 僕は加減の感覚が、楽しく・心地よく生活していく上で必須だと思っている。それをバランスと言い換えてもいいし、「ちょうどいい」と訳してもいい。

 過ぎたるは及ばざるが如し、と言うように足りなくても多過ぎてもダメなのだ。高級料理がどんなに美味くても、食べ過ぎたらもういらなくなる。

 だから、一番満足できるところで加減できる人が幸福度も上がってくる。満たされないのも、依存してしまうのも加減ができるよ

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集中しないから、「集中」できる

集中しないから、「集中」できる

 画面を見る時間が長くなったせいで、視力が悪くなった。遠くのものが見えづらくなっている。

 これはいかんと目の体操をしたり、休める時間を設けたりしているのだが、個人的に目の疲れに一番効果があるのは、外に散歩に出ることだ。

 遠くの景色を眺めるのがいいと思っていたが、そういうわけでもない。一ヶ所を眺めることをしないのだ。自分の視界に映るものをどこか1つでははなく、全体をぼんやりと認識している。

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ほら、できたでしょ?

ほら、できたでしょ?

 実は今日で280日連続の投稿になる。やや中途半端な数字だが、僕にとって、非常に感慨深い数字だったりする。

 noteを書いている人は知っているだろうが、投稿する度に「〇〇日連続の投稿!!!」と連続投稿した日にちが表示される。僕は最初、連続投稿を目指していたわけではないけれど、気づけば画面に表示される数字を追いかけるようになっていた。

 時計の針が天辺を僅かでも過ぎると連続投稿にカウントされな

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その手間は一時か永続か

 一手間加えるだけで、物事は随分変わるものだ。
 しかし、手間が増えるのは多くの人が敬遠する。だからこそ、時間をかけて煮込んだ料理が売り物になったり、職人が手間暇かけた商品が価値が高くなる。

 それでも、やはり手間をかけるのは面倒だ。
 できることなら、最小限に留めたい。

 ただ、その手間は一時のものか、半永久的に続くのかをしっかり考えておくべきだ。単純作業をプログラミングで自動化できるなら、

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大丈夫仮面を引き剥がせ

大丈夫仮面を引き剥がせ

 多くの人が大丈夫なフリをしている。

 自分でいろんな人に声をかけて、話をして、また聞いてもらううちにそれぞれが抱えているストレスや苦しさが吐露される。そういう場面にこれまでも多々出くわしてきた。

 不思議なのは、そうやって大きな傷を抱えていても、面には出してないのだ。最初は平気そうに見える。ただ、話が深まれば深まるほどに、グツグツと煮詰まった想いが噴き出してくる。

 よく平気な顔をしていら

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いまを卒業する

いまを卒業する

 この前喋っていた人が「自分がゆっくり崩壊していく」と言っていて、その相手に対して「良い状態ですね」と僕は口にした。嫌味も、てらいもなくそう言えた。

 自分でもそれが意外で、嬉しかった。

 これまで築き上げた己が崩れていくのは、根本から見直し、変えようとする兆候なのだ。不安や怯えが起こるけれど、新たな環境に適応するために必要な段階だ。それは以前から僕がずっと考えていたことだけれど、何気無い場面

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だれかに「やめさせたい」と思ったら、己の本心を見つめる

だれかに「やめさせたい」と思ったら、己の本心を見つめる

 子どもにゲームをやめさせたい。友人に悪口を言うのをやめさせたい。

 やめてほしい、と思うことがあるだろう。
 でも、そうなった時にちょっと立ち止まって考えてみる。

 たとえば、子どもがゲームをやらなくなったとして、それで満足だろうか? ゲームをしなくなった代わりに、だらだらゴロゴロしていたら喜べるか?

 おそらく違うだろう。でも、「やめさせたいこと」に注目しているうちは、やることなすこと注

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