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chami(木村仁美)
2020年2月10日 12:07
"光のようなもの"あの頃はなんだって自分は何でもできると思っていたのだろうか。今は何もできないような気がしてしまうのは、色んなことを知って気づいてしまったからなのだろうか。溢れかえる情報やインターネットの波に埋もれた沢山の光のようなものが、私の中から、指先から、声から、目の奥から…全て流れ出てしまったかのようだ。綺麗なものを見たとき、人々は心をふるわせる。振動が大きなエネルギーとな
2019年6月4日 01:16
世界の窓を持っているんだねそして窓の外を覗きたいと思わせてくれるなにかを その瞳が見ている先はどんなに感動するようなうつくしい世界がそこに広がっているのだろうか 知ってみたいと思ってしまった反響させてみせるその世界の美しさだとか音楽だとか絵だとか風や空気さえも その全てが心まで振動させてしまうのだから だから見てみたいと思うもっと生きてみようと思う
2019年2月2日 02:53
いつか終わりが来る日を分かっている。それは幼い頃、父がお椀に取り分けてくれた夜食の即席ラーメン。泣いて帰ってきた私にプレゼントして履かせてくれた、緑色のランニングシューズだとか。いつかみんな居なくなってしまう。結局。この世界から。そんな事はいつだって分かっているようで分からない。だけれど、ふとした瞬間、私は気づいてしまう。今は自分で夜食の即席ラーメンを作って食べれる事や、自分自
2018年11月27日 02:19
ここは水槽。水の中をキラキラ泳ぐわたしは誰?自慢の羽が生えているの わたしがあなたを見ているはずなのにわたしが誰かに見られているわたしはあなたの周りを泳げないいつかきっと外の海へ出るわそうして あなたの周りを自由に泳ぐの それは それはきっと楽しいわ外はもっと もっと 楽しそうだわ 人間は ユメ を見るらしいわたしにはそれが見えないここは水槽という
2018年9月1日 01:12
僕らは知ってたのだろうか本当のことを僕らは見ていたのだろうか本当の心を 「笑って過ごした日々の陰に悲しい思い出が 失われないように」 黒板にそうやって書き残しておきたいなぁ 悪に心を寄せる時ほんの少しだけ 心が疼くそれは 好奇心なのかそれとも心地よい 薄暗い部屋 夏の日差しに 目を閉じたそれは たしかに 光の線が心の奥まで 照らしてたみたいだった