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僕らの夏を、私は知らない。

僕らは知ってたのだろうか
本当のことを
僕らは見ていたのだろうか
本当の心を

「笑って過ごした日々の陰に
悲しい思い出が 失われないように」

黒板にそうやって
書き残しておきたいなぁ

悪に心を寄せる時
ほんの少しだけ 心が疼く
それは 好奇心なのか
それとも心地よい 薄暗い部屋

夏の日差しに 目を閉じた
それは たしかに 光の線が
心の奥まで 照らしてたみたいだった

揺れる電車 変わる景色 それは私
ふんわりと広がるスカートで漕ぐの 自転車
誰かの視線も きっとあの街へ行けば
薄れてゆくし 私はきっと透明になる

その時、
きっと自由なのかもしれない
だけど ほんの少し さみしいんだ

あの子達が笑う声も きっと今は
まわるまわる この地球の 遠い昔に
風がさらっていったの

そう そうして 私は 透明になるの
僕らの気持ちを 私は知らない


2018.8.31

#言葉 #詩 #夏 #思考 #平成最後の夏 #今日の青い #夢 #思い出 #8月31日の夜に #ポエム #日記 #記憶

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