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読んだ本まとめ

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記事一覧

武漢日記

武漢日記

コロナウイルスが世界で初めて猛威を振るった都市、武漢。
最初はヒトーヒト感染はないと発表があったのに、その発表があった時にはもう、感染があることがわかっていた。そのことへの憤りを訴えたり、医療者やボランティアの方、武漢の方達がどのように過ごしていたのか鮮明に書かれていた、本でした。

感情溢れる作者の日記

一気に読み進めることが出来ないくらい、読み進めると作者の感情が押し寄せてきて、休みながら読

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ホロコーストの生存者たち

ホロコーストの生存者たち

ホロコーストで私が知っていた事実っていうのはなんって薄っぺらいんだろう。
と最初に思いました。
私が知ってるのは、ホロコーストが起きた時、潜伏していた人たちの緊張感をアンネの日記から見ていて、戦場のピアニストも見ていたけど、生き残った人たちについて、よりアウシュビッツやゲットーにいた人たちの悲惨な姿、しか知らなかったしその後どうなってるんだろうっていう考えにも至りませんでした。
あの頃子どもたちだ

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中村哲という人

中村哲という人

私がこの人を一番最初に知ったのはいつだったんだろう。
亡くなる前は知らなかったかもしれない。
意識して知ったのは、亡くなった後だった。

えっ、こんなすごい人がいたんだ。
っていうのが最初の印象で、
山梨に来る前に、家を探しにきた時に寄った、甲府駅の近くの図書館で、戦争についての特集をしていて、その中に中村哲さんの特集もしてあって、なんとなく水路を作ってすごいお医者さん。というイメージがあったのが

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敵、っていうのは

敵、っていうのは

印象操作で敵も味方も変わるんだろうな。
政治家が声を大にして敵だ、って認定してしまえば従ってしまう人が多いんだな。
って思った作品でした。

パールハーバーが起きた時のアメリカで実際に起こった日本人への迫害。
アメリカ人として生きてきた日系の人が、日本人だから、結局何をするかわからない、と収容施設に入れられる。
敵と言われても、2世、3世の人は日本での教育を受けていない人たちで、天皇陛下ガー、とか

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ボールルームへ

ボールルームへ

ようこそ

アニメは前に一気に見ちゃった私ですが、先日10巻まで一気見してしまいました。
息を呑む漫画ってあるんですよね。
私の中で。
そんな漫画でした。

アニメの映像美も美しく、ダンスシーンの動きとしなりと最高だーと思ったのですが、漫画もすごかった。
表情で語る。
ってこのことだってくらいにすごかった。
キャラクターの一人ひとりの過去もきちんと描かれてて、アニメでは渋々削ってしまったストーリー

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漢方で免疫力をつける ウイルス対策からウェルエイジングまで

漢方で免疫力をつける ウイルス対策からウェルエイジングまで

著 仙頭正四郎先生

いつも勉強させてもらいに行ってるクリニックの先生に勧められまして、たまたま図書館に行ったらあったのでやった!っと思って読みました。面白かったー。

中医学の基本を解説してくれながらウイルス対策についてしっかりと書かれていました。
肝腎要ですね。
腎が弱いと免疫力も下がっちゃうんで腎を元気にしよう!!

①少しでも早く長く寝る。できれば一日8時間。昼が陽なら夜は陰の時間なので陰

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僕は戦争はだいきらい

僕は戦争はだいきらい

みんな大好きアンパンマンのやなせさんのインタビュー本。
淡々と書かれている感じが読みやすかったです。
何回戦争をして悲しみに暮れる人たちを増やし、行き場のない人を溢れさせても、辞めようとしないのは、儲かってる人がいるからなんだろうなって思います。
いろんな本をよんでいると、自国の利益のために他国が戦争をする様に、力のある他国が困るようにわざと行き場のない人を増やすために戦争を行う。
うーん。

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コロナとバカ

コロナとバカ

すごいタイトルの本がある、と思ったらビートたけしって書いておて思わずよんじゃいました。
痛烈。

著書の中に松下幸之助の言葉もあった。
「国民が政治を嘲笑している間は嘲笑に値する政治しか行われない」
「民主主義国家においては、国民はその程度に応じた政府しか持ちえない」

ってことは、日本人にはちょうどいいレベルの総理大臣が、給食マスク配布嘘つきおじさんだったり、全集中パンケーキ令和おじさんだったり

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ニセ情報の拡散者

ニセ情報の拡散者

感想。
おそロシアだわー。って思ったのが第一。

面白かったんですが怖かったですね。
あの時ヒラリーじゃなくてトランプが首相になったのもロシアの介入だったんだー。なるほどなー。と思いました。

ディープフェイク。
ポルノから始まった。
有名人がAVに出演してるように見せるくらい巧妙に作れちゃうアプリ。
女性の写真を撮るだけでその人を裸にしちゃうアプリ。
被害者は女性がほとんど。
トラウマものだし屈

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資本主義って悪者なの?

資本主義って悪者なの?

読みました。
面白かったし、目から鱗だったし、再確認できた本だったと思います。
金持ちの天国は貧乏人の地獄でできている。
その通りだなと思いました。

2013年バングラデシュの8階建ての建物に入っている洋裁の工場が、老朽化で崩れました。その犠牲者は1138人、大半が若い女性だったとのことです。責任者へのお咎めはなし。
なしってどう言うことなんだろう。
因みに若い女性たちは、24時間体制で、世界的

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やっと読めた

やっと読めた

アウトプット大全。
名古屋大学の図書館で初めてタイトルを見たとき読みたい。そう思った本。
本屋でもよく見かけていました。
いつも図書館では借りられていた本でした。
インプットよりアウトプットの方が大事なんだろうな、というのはなんとなく経験上知ってる自分がいました。
ニュージーランドではインプットとアウトプットの繰り返しで、英語が聞けるように、話せるようになってくる感覚がありました。
一人一人英語の

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動物実験の闇 その裏側で起こっている不都合な事実

動物実験の闇 その裏側で起こっている不都合な事実

動物実験の怖さを、非道さを改めて学べた本だった。
中学生の時にdoctors という本を読んだことを思い出した。そのときに私は動物実験の非道さを学んだ。
でも周囲の大人から、動物実験は、仕方がないことなんだ。という風に諭されて何となく納得している自分がいたことも思い出した。
やっぱりおかしい。
どうしてペットとして飼われている動物は愛着をもって過ごせるのに、どうしてかたや実験を受け、ひどい苦しみに

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