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うたかたの日々

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個人的な日記みたいなものです。特にオチもないし、教訓もありません。
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#私の仕事

同じ時間、同じ空間で、同じ体験を共有することの価値

同じ時間、同じ空間で、同じ体験を共有することの価値

前回、下記のような記事を書きました。

これまで、誰にも負けないアーティスティックな作品を作って、カリスマ的なポジションを築きたい、という思いがぼくの中にありました。
こんなこと改めて言うのも恥ずかしいのですが。

今はそれよりも、自分が培ってきたことを社会に還元する形がないだろうか、ということに関心があります。
それは、体のコンディショニングだったり、チームでモノづくりする為のコミュニケーション

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コロナ禍の幼稚園でパントマイムして感じた、新しい場の必要性について

コロナ禍の幼稚園でパントマイムして感じた、新しい場の必要性について

少し前、3月頃のこと、ある幼稚園にパントマイムの出張パフォーマンスをしに行ったら、園児達がとても、とても喜んでくれて、ぼくのささやかなパフォーマー生活の中でも、充実感に満ちた時間を持つことができました。
その節は皆様、大変お世話になりました。

さて今、ステージの世界はどうなっているのでしょうか?

コロナ禍に見舞われて、ただでさえ脆弱だったその基盤が揺らいでいるのか。
公共劇場や芸能人が出演する

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勝手に他人に期待しない

勝手に他人に期待しない

最近、マインドフルネスと脳科学の関係に興味を持っている。

マインドフルネスとは、瞑想から特定の宗教色を薄めて、ストレスの軽減や集中力の強化などを目的に、欧米社会で再解釈されたものをマインドフルネスと呼ぶのだそうだ。

ぼくはどちらの分野の専門家でもなく、興味を持っていくつかの本を読んでみたり、YouTubeにある誘導瞑想にしたがって瞑想してみたりしているだけなので、正誤に自信はないが、マインドフ

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月並みだけど、良い時も悪い時もありますよね。

月並みだけど、良い時も悪い時もありますよね。

こんなご時世ですし、みなさんも何かとストレス溜まることってあると思うんです。

どうやら、緊急事態宣言も再び延長されそうだし、雇用調整助成金が切れて、大量の失業者が出るとか、いよいよ大不況が来るとか、安全性のいまいち良く分からないワクチン打てとか、ホント中々希望が見出し辛い世の中ですね。

それとも、そんな風に世界が灰色に見えているのは、ぼくだけで、みなさんには薔薇色に見えているのでしょうか。

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瞑想を使って、傍若無人なおっさんを慈悲深く見守る方法

瞑想を使って、傍若無人なおっさんを慈悲深く見守る方法

マインドフルネスを続けているおかげで、傍若無人なおっさんに、腹をたててもしようがないな、と思えるようになってきました。

ぼく的には、これはとても大きな成長なんです。

マインドフルネスの中に慈悲の瞑想という訓練があります。
あまり心良く思っていない人物を思い浮かべて、その人の幸せを願うというものなのですが、ぼくはまだ傍若無人なおっさんの幸せを願えるほど、慈悲の心を持ち合わせていません。
いつか、

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ニュース断ちして、見えてきたこと

ニュース断ちして、見えてきたこと

最近、ニュースを見ないようにしている。

毎日毎日、目まぐるしく変わるニュースは、ぼく個人の生活の充実とは、ほぼ関係ないと思ったからだ。

それに知りたいと思ったら、供給過多気味のネットで検索すれば、いくらでも情報を得ることはできる。

そうでなくても、TwitterやLINEなどのSNSもニュースで注意を引こうとしてくるので、むしろ意識的にニュースを断たないと、迫り来るニュースで頭がパンクしてし

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毎日稼働する機械を目指して

毎日稼働する機械を目指して

連休に入る前に、このnoteに書いた計画が早くも頓挫して、我ながらに笑ってしまう。

ぼくの計画では、このnoteの他に、1日2,000字の短編を書いて、5日間で10,000字の短編を書くつもりが、昨日は親族間のホームパーティーもあり、早くも昨日は2,000字書けなかった。

まあ、今日遅れを取り戻す為に4,000字書けば、計画に戻るので、一つ頑張ってみようと思う。

とは言っても、ぼくも習慣から

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心残り

心残り

数年前に、一緒に舞台の仕事をしたAさんが、職場を退職された。

そんなAさんが、丁寧に退職の挨拶メールをぼくに送ってくれた。
その中に、「またぼくの舞台作品が観たい」という、涙が出るような嬉しい文言があった。お世辞だとしても、嬉しいものだ。

さて、ぼくは再び舞台作品を作ることがあるのだろうか?

ちょっと夢のない話だが、舞台作品を作るというのは、本当にきつい。

無い才能をなんとか絞り出しながら

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肉食獣の懺悔

肉食獣の懺悔

最近、なんだか自分がすり減ってしまったなと感じている。

大したことをしているわけじゃないし、今の世の中で、ぼくなんかより大変な思いをしている方も沢山おられるだろう、とは思うのだ。

だけど、たまにはたっぷり自分を甘やかしたっていいだろう。
このままじゃ、自分がパンクしてしまう。

今の世の中の何に対して自分はキツいと思っているのだろう?

未来に向けて、希望を見出しづらいのがキツい。
それがたと

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寄り道だらけの散歩のように

寄り道だらけの散歩のように

求めている情報に簡単にアクセスできるようになった、と言われているけど、案外そうでもないな、とぼくは思う。

ぼくが単に検索下手なだけかもしれないけど。

例えば、なんか面白い映画ないかなあ、とアマゾンプライムやネットフリックスを徘徊する。レビューを読み、その時の自分にフィットしそうな映画を探しても、結局見つからず終いで、なんだかなぁ、と思うことがよくある。

一昔前は、お気に入りの音楽を探しに、渋

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20年前の自分へ、20年後の自分から②

20年前の自分へ、20年後の自分から②

20年前の愚かしい自分へ、20年後の愚かしい自分から、何か助言することがあるかを考えてみた。

最近、僕は若者に対して腹を立てることが多くなった。
ただただ、反省である。
それこそ衰えの兆しではないか。

自分のことに勝手に夢中になっていれば良いのだよ、自分と。

とはいえ、20年前の自分がこんなことを知っていればと思うこともなくはないので、今日もそれについて考えてみたいと思う。

自分の気持ちの

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20年前の自分へ、20年後の自分から①

20年前の自分へ、20年後の自分から①

新年度を迎えて、「新社会人がやるべきこと〇選」とか、「新社会人が守るべき〇選」というのをYouTubeやSNSで良く見かけるので、試しに僕が新社会人の方々に、これはこうしたほうが良いよ、と伝えられることがあるのかと考えてみたが、なかった。

なので、20年前の愚かしい自分へ、20年後の愚かしい自分から何か助言することがあるかを考えてみた。

最初に断っておきますが、下記はあくまで僕の人生経験、人生

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量産型の国へようこそ

量産型の国へようこそ

4月1日である。
新社会人らしき人達をちらほらと見かける。
駅で初々しい背広姿の男の子が、ご両親と記念写真を撮っていた。
子供を社会人まで育てるには、それはそれは語り尽くせない苦労や葛藤があったことだろう。一つの節目に対して、通りすがりの赤の他人の僕ではあるが、ご両親にお疲れ様でしたと伝えたい。

さて、一方で初々しい背広姿の息子くんは、さぞ緊張しているであろう。
職場には良い上司も悪い上司もいる

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もしも自分が消えたなら

もしも自分が消えたなら

10年以上、一緒に働いた上司が他の部署へ移動することになった。

その方は、美人で明るくて、気配り上手で、上司にも部下にもお客さんにも好かれる方だった。

特にプライベートでも付き合いがあるとか、そういう関係ではないのだが、職場に行くと必ずいる存在というのは、ある種もう一つの家族のように感じられた。

上司が馴染みのお客さん達に
「私、4月で移動になるんです。」
と報告すると、多くの方が残念そうに

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