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123yassan
2024年2月14日 21:46
偏りを海に浸ける夜の浜辺を僕達は歩く。割れてしまった子供用の手鏡に、月がいくつも映り込んでいる。なんでこんな見え方になるんだろうか。この世には不思議でわからないことがありすぎる。寄せては返す波は時折大きく砂浜を侵食し、汀に転がる貝殻がカラカラと響かせる。ここ最近、目の前で次から次へと価値観が通り抜けていくのを見続けていたからか、僕は、僕というモノが何だかよくわからなくなっていた。海は人間の
Blue hand
2024年2月4日 18:11
自分にエールを送るいつもがんばってるもんね流す涙は精一杯生きてる証それが自分なんだからそれでいいじゃない−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−こんばんは。Blue handです。先日、カラオケに行きふと、ブルーハーツの「人にやさしく」が歌いたくなりました。あーっ‥やっぱり、同じとこで泣いちゃいました。人生の中で一番キツかった時に二
うさぎやさん
2024年2月2日 00:38
次にあなたに会えたら、全部話して終わらせてしまおうかと、そんなことを考えている。 少し前はこの愛が伝わればそれでいいなんてゆったり構えていたのに、どうして恋をしていると急に心に余裕がなくなってしまうのだろう。 たとえば、異なった感性を口に出すのが怖くなってしまうこと。 たとえば、あなたがいないインターネットにも慣れてしまうこと。 たとえば、誰かと仲睦まじげなあなたを、そしてその誰かを
2024年1月23日 20:12
この橋からの眺めは君との思い出がありすぎて信号待ちの赤を眺めながらその向こうに見え隠れする君を捕まえたくなるどうしてあの日僕はこの橋を越えてしまったんだろう戻れなくなった現実を否応もなしに受け止めているごめんルームミラーに映る君との思い出が過ぎていく−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−こんばんは。Blue handです。「橋
深川岳志
2024年1月16日 20:00
今日は天気がよい。 私はカーディガンを羽織って、散歩に出た。 目の前には背中を丸め、ヨチヨチと歩くロボットがいる。 あぶなっかしい。 おまえは家で留守番をしておれと言いたいが、恥ずかしながら、私自身も似たようなものだ。ロボットには私の骨年齢を入力してある。 金木犀の薫るなか、ロボットは住宅地の路地をとぼとぼと歩いて行く。このあたりはでこぼこが少なく、飛び出してくる車にさえ気をつけていれ
Noah
2024年1月15日 20:00
世間を泳ぐ何度か波に沈みながらも本当は ぷかぷか浮かぶくらげみたいにただ身を任せて漂いたい #詩 #自由詩 #詩歌 #創作 #短編 #スキしてみて #眠れない夜に
2024年1月12日 21:38
横断歩道にて少しずつできないことが多くなってきて、指折りで数えられた不安は、両手の指では足りなくなりました。気づけば頭の中は不安でいっぱいです。最近横断歩道を渡るのがとても怖いのです。歩行者用の信号機の青色には歩き出す人間が描かれていますが、私は本当に進んでもいいんでしょうか?もしかしたら他の人間にだけに向けたサインで、私は渡ってはいけないという意味ではないですよね?もし違ったとしても、注意し
紫山星竹
2023年12月25日 14:22
あなたはとっても可哀想命を削って頑張っていたのに頼れる人はいなくなってしまったあなたはとっても可哀想突き詰めた努力と殺した感情演じた自分は全て無駄になってしまったあなたはとっても可哀想どんなに見た目を着飾っても女たちはあなたを裸にしたくて堪らないあなたはとっても可哀想虚勢もプライドも目標の前では全て捨てなければならないあなたはとっても可哀想理想と現実が噛み合わなく
ヤマモト・カレン
2023年12月27日 00:43
誰かを治癒すること、誰かが私を治癒すること、そのような「交換」は、世界のどこで、いつ現れ、そしてその終わりを迎えるのだろうか。ふと思い立った夜、夜のスーパーマーケットに買い物へ行く。その船にはリンゴを乗せて、朝の海を行こう。私は小さなスプーンでざらざらした砂糖を掬っては、星の代わりにそこへ散らすのだ。やがて溶けた星たちが、南のほうの赤とか青とか、そう言った明るい色をした魚の唇を掠め、そのようにあ
サトウリョウタ@毎日更新の人
2023年12月18日 23:20
難病になったと一言で表すと、可哀そうな人のように映るのかもしれない。これまでに何度も「可哀想」だと言われてきた。よくわからない言葉をぶつけられたこともあって、その度に違うのになぁと言葉にできない感情を抱えていた。難病以外にも本人の想いとは別の形で映ってしまうケースは他にもあって、直接本人に伝えても思っていた伝わり方と違う場合もあるので、コミュニケーションの難しさを身をもって感じている。誤解を招かな