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少なくとも367万4000人存在する

世の社長よ。己の会社は、自分のものか。それを私物、我が物とするか。もし少しでもそういう思いがあるのであれば、即刻、その会社を辞め、誰かと交代するか畳んだ方がいい。そこで働く従業員、顧客、関係者、そして世の中のためにならん。己、その会社をどの様な面持ちで経営しているか。どのような目的、役割を持って存在していると考えるか。「この会社は苦労して、自己資金で一から創り上げて、やっとの思いでここまで来たのだから、少しくらい良い思いをさせてもらってもいいんじゃないの?」「社長は会社のトップ。全ての権限を持つ特別な存在。苦労してやっとの思いで勝ち取った社長の座。だから好き勝手、思う通りにやらせてもらうよ。」「会社は、儲けてなんぼ。自分次第で金の成る木にも何にでも出来る。だからやることやって、たっぷり儲けさせてもらうよ。」「親から引き継いだ会社だから、仕方なくやってるけれど、本当は社長の輩ではないし、実はやりたくないのが本音。毎日が苦痛で仕方がない。」「社長の肩書って、かっこいいよね。自分で会社やって、同僚からは凄いねって言われる。この優越感がたまらないんだよ。」…まだまだ出てくるが、概ねこうしたところか。日本の企業数は、367万4000社(2021年6月時点)。日本の会社社長は、少なくとも367万4000人存在することになる。このうち、会社社長の役割を持って生きているという真の意味を分かって経営をしている者は如何程か。己の会社をどのような思いを持って経営をしているかを、今一度、思い返してみるがいい。もし寸分も、我欲の我が出てくるようであれば、悪いことは言わない。今すぐ辞任した方がいい。世の為、人の為にならん。この世は、好もうと好まざろうと、現在は経済の仕組みを中心に形成されている。その仕組みを支えているのが会社。即ち、此の世は、会社の在り方の善し悪しによって大きく影響を受ける。その長である会社社長の性根が曲がっていたり、腐っていたりすれば、世の中が荒廃していくのは自明の理。即ち世にとって害となる。従って、事業を回す才覚の前に、社長の人柄、人間性が如何程であり、その会社の存在意義を真の意味で理解し、実践出来ているかが大事なのである。社長の日々の姿勢として、「本日も有難く務めさせて頂きます。どれだけ任せて頂ける自分になれるかの心掛けを持って今日一日を生きます」という思いを持って、会社経営に臨むのか否か。それが問われている。


そのことを肝に銘じ、社長の端くれとして、超大天社よりの拝命を受けての役目であることを自覚し、今日一日を世の為、人の為に懸命に働きます。


有難う御座います。

※写真:日本初の株式会社をつくった男「小栗上野介(忠順)」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%A0%97%E5%BF%A0%E9%A0%86


幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者