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【YouTubeコラボ配信】視覚障害があっても簡単に作れるレシピ3選~山本ゆりさんの極旨レシピより

皆さん、こんにちは!リコです。

このたび、わたしと同じ視覚障がいの弱視であり、障害を正しく知らせる活動をしているLululima branch(ルールリマブランチ)の杉本 梢さんのYouTubeに出演しました。


【視覚障害があっても簡単に作れるレシピ3選】


わたしが10年以上応援していて大ファンである、料理コラムニストの山本ゆりさんレシピから、わたしが何度もリピートして作っている極旨レシピを2人で作りました!

今回は、

1,梢さんとお料理動画でコラボしたいと思った理由
2,山本ゆりさんのレシピを視覚障害者に知ってほしい理由
3,リコと杉本梢さんの紹介
4、【視覚障害者でも簡単に作れるレシピ3選】YouTubeご紹介

の4つについて、まとめました📒
(YouTubeは下の方にあります。ぜひ文章を読んでから、ご覧くださいね。)

1,梢さんとお料理動画でコラボしたいと思った理由

わたしは、視覚障がいの弱視として生まれました。

普通の小学校~大学へと進学。事務員の仕事をし、結婚・出産。周囲はほとんど健常者のなかで、ときには辛いことも経験しながらもそれなりに楽しみながら大人になりました。

わたしのなかで、視覚障がいの弱視という障がいがあり苦労も多いけれど、特段何も変わったことのない人生を歩んでいるような、そんな感覚が心の中にありました。

周囲の弱視の友人たちが様々な分野で活躍していることを聞くたび、尊敬の気持ちと、どこか焦りのようなものを感じていました。

2021年1月、弱視の友人が出演するドキュメンタリー番組に少しだけ出演する経験をしました。その経験はとても刺激的なもので、友人が懸命に活動する姿に感動し、「わたしにも何かできることはないかな?」と考えはじめたのです。

そんななか、2021年春ごろから、わたしは体調不良を起こすことが増えました。

ー身体が元気になったら、もっと頑張る自分になりたいー

そう思って、辛い時期を過ごしてきました。

2021年10月、日本テレビ系ドラマ【恋です!~ヤンキー君と白杖ガール】が放映されたことをきっかけに、わたしは自分の障がいや子育てについて文章を書いてみたいと思うようになり、体調もまだ悪かったけれど、勇気を出してnoteを書き始めました。

弱視のこと、難聴のこと、子育てのこと、思い出など、これまらで感じてきた様々な想いをエッセイという形で文章に書き起こしていくうちに、気持ちが整理されてスッキリしていくことを手に取るように感じたのです。

すると、今まであまり表に出さなかった弱視や難聴という自分の障がいをまるごと受け止めて生きていこうと思えるようになりました。

'普通'にこだわっていたわたしが、’弱視難聴のわたしを大切にしたい'そう思えるようになったのです。

弱視難聴があるわたしこそが、わたしにとっての’普通'なのだから。

それからは、自分を含めた様々な障がいに対する興味が強くなり、福祉の仕事をしながら、同時に文章を書くことを一生大切にしていきたいと考えました。

一生モノにしたい二つのこと

  • 障がい者や福祉のためにわたしにできることをする

  • 大好きな文章を書く力をもっと身につけ、仕事に活かしたい

その二つの目標を持ちながら、日々noteでは趣味でエッセイを書いてきました。

そして、今年の8月、わたしは料理コラムニストの山本ゆりさんについてのエッセイをnoteに書きました。

この記事を書いているとき、わたしはハッとしました。

「ゆりさんのレシピがバリアフリーだから、あれだけ料理が苦手だったわたしでも、料理が好きになり、料理ができるようになったのかもしれない!」

と。

バリアフリーな理由は、次の項目で書くとして。

そのことに気づいたわたしは、一人でも多くの視覚障害者にゆりさんのレシピのことを知ってほしくて、友人である杉本梢さんとYouTubeで料理動画を作ることを企画したのです。

2,山本ゆりさんのレシピを視覚障害者に知ってほしい理由

山本ゆりさんプロフィール
料理コラムニスト。1986年、大阪府生まれ&在住。3児の母。レシピ本の出版は『syunkonカフェごはん』(宝島社 刊)シリーズなど、書籍総売り上げは累計で750万部を超えるベストセラー。身近な材料で簡単にできる料理と、ユーモアあふれる日常を綴ったブログが大人気。

FOODIST NAVIより

わたしは、元々料理本が好きでした。ついつい料理本コーナーに寄っては眺めたり、気に入ったものがあると購入してきました。

そのなかでも、わたしは山本ゆりさんの本の虜になり、ゆりさんのレシピ本はほぼ全て揃えるようになりました。

そして、友人たちにもたびたびプレゼントしたり、オススメするほどハマりました。

なぜそんなにゆりさんのレシピが好きなのか、そして弱視のわたしがバリアフリーだと感じたのかというと、

❶自宅にある材料や、お店にちょっと足をのばせば揃えられる材料で作れるレシピがほとんどなので、弱視のわたしでも材料を揃えることが大変ではない。
→弱視は、買い物も大変です。珍しい調味料や野菜は、探すだけでも一苦労!でも、ゆりさんのレシピなら、知っている調味料や材料ばかりなので、簡単に揃えられました!

❷簡単に作れて、とっても美味しい味付けのレシピが多い!
→弱視のわたしたちにとって、シンプルな作り方で美味しく作れることがとっても大切なポイント。ゆりさんのレシピには、「ピューっと1cmくらい」のような、カチカチになりすぎずに作れる表現が多く、弱視のわたしでも肩の力を抜いて作ることが出来ます。

❸電子レンジで作れるレシピが沢山!
→視覚障がいがあると、火を使うのが怖かったり、火加減が見えなくて不安だという方も多いのですが、ゆりさんのレシピには電子レンジで作れたり、安全に作れるものが沢山あります!

レンジ本だけで数冊出てて、わたしももちろん全部持っているのですが、定番メニューからお洒落なメニューまでレンジで作れるものの多さに驚きます。

「見えないから、一歩が踏み出せない」という方には、ぜひレンジレシピから挑戦してほしいです!

❹レシピ本はエッセイみたいに面白い!!(あ、エッセイ本も出てて、どれも最高に面白い!)
→「これって料理本だよね?」と思うほど、料理本が面白いのです。レシピにすらツッコミとかあって、最初見たときはびっくりしました!家族や友人とレシピ見ながら笑うなんてこと…ゆりさんの料理本以外にないのではないでしょうか?!

❺料理本は電子書籍のKindle版があり、blogやTwitter、Instagramなどでも料理を紹介されているので、紙の本よりネットで情報を得たい方にも最高!
→視覚障がいがあると、普通に本を読むのは大変です。わたしは、ゆりさんの本を拡大読書器やルーペで読んだり、スマホやタブレットで写真を撮影して、大きくしながら文字を読みます。

また多くの視覚障害者は、電子書籍・blog・Twitter・Instagramなどに載っているレシピを、自分の見やすい大きさに拡大したり、音声読み上げを使って聴いて情報を得ています。

ゆりさんの本は、KIndle版もあるから、視覚障害者も読めるんです!さらに、blogやTwitterに、材料から手順・工程まで、詳しく説明したものをアップしてくださるので、こちらも役立ちます!視覚障がい者にとってレシピ情報を確実に手に入れることができ、このうえなくバリアフリーなのです!

だから、わたしのTwitterの視覚障がいがあるフォロワーさんのなかにも、沢山フォローしている方がいるのですね♬納得!

バリアフリーで優しくて面白い。最高な料理本なんです。

だから、わたしはずっと山本ゆりさんのレシピが好きで、本が出るたびに追っかけてしまうのですね。

これは、声を大にして、

もっと多くの視覚障害者に知ってほしい!!

そして、目が見える・見えないに関係なく、食べたいものを自分で作る幸せを感じてほしい!

料理本やエッセイ本で思いっきり笑ってほしい!!(これも大事)

さらに、

視覚障害者だけじゃなくて、もう、みんなに山本ゆりさんの料理本を手に取ってこの素晴らしさを知ってほしい!!

と、オススメしたいと思います!

ちなみに、直近では、こちらの新作をすぐに真似して作りました。美味しすぎて、息子がいくらでも食べてました💓

日々のブログも要チェックですよ!

わたしは10年以上、ブログを読み続けています。新作もいち早く見れるし、エッセイも面白いし、最高なんです。

目が見える人は目で、目が見えない人は耳で聴いてブログも楽しんでください♬

3,リコと杉本梢さんの紹介

リコ
視覚障害(弱視・矯正不可で視力0.02)・聴覚障害(難聴)があります。オーディトリー・ニューロパシーという珍しい障害です。
noteでは、弱視や難聴といった障害のこと、子育てのことなど、幅広くエッセイを書いています。福祉の仕事をしていて、今後、わたしももっと、自分にできることをしていきたいと思っています。
7歳の子どもを子育て中です♬

杉本梢さん
視覚障害(弱視・矯正して視力0.09)があり、障害を正しく知らせる活動をしています。Lululima branch代表。

全ての方が対象の「障害理解個別教室」「企業・団体向け講演会の講師業」等を行うほか、テレビやYouTubeなどで障害理解を広めるための活動を精力的に行っています。

◇こちらにも梢さんのことを書いています!

4,【視覚障害者でも簡単に作れるレシピ3選】YouTubeご紹介

そして、今回わたしが出演したYouTubeのご紹介です💻(声のみ)

ゆりさんのレシピのなかでも、とくにわたしがリピートしている3つを、梢さんと一緒に作りました😋

梢ちゃんがとっても話しやすく、いつも通りの明るさで盛り上げてくれたので、緊張しましたが楽しく過ごせました✨梢ちゃんほんとすごい!尊敬です°˖✧

あとですね、梢ちゃんにプレゼントした本、実はお店で買ったはずの本と別のものだったんです😅

おそらく、帯の状態が悪かった本を棚に戻して、綺麗な状態のものを選んだとき、表紙を見間違えてしまったのでしょうか…。

わたしはなんと、動画の確認のときに入れ替わっていたことに気づきました。弱視あるあるでしょうか…!

もちろん、渡した本【syunkonカフェごはん 2】も、美味しくてお洒落でオススメですよ💓たくさんあるなかから、をあげていたことにびっくりしただけで笑

渡す予定だったのは、こちら【syunkonカフェごはん レンジでもっと! 絶品レシピ (e-MOOK) ムック –】。サムネイル画像にもつけたレンジレシピ本でした。

syunkonカフェごはんシリーズは沢山出ているので、ぜひ本屋さんや電子書籍で手に取ってみてください🍀

それでは、
【視覚障害があっても簡単に作れるレシピ3選】
どうぞ、ご覧ください♬

弱視2人で簡単美味しいレシピで料理トーク!
【見どころ】
・視覚に障害があっても作れるレシピ!(山本ゆりさんのレシピ)
・弱視同士で料理あるあるで盛り上がる!
・子育ての話 など

【リコちゃんのNOTEの紹介】
ぜひ、リコちゃんの文書に触れてみてください! https://note.com/jyakushimama

【補足説明】
撮影環境の照度の関係でアプリを使用したことにより、背景に動きが出てしまっています
【このチャンネルをご覧の皆様へ】
ご視聴ありがとうございます!杉本梢です🍀
生まれつき視覚に障害があり、弱視です。 私の動画を通して、障害を抱えていても「楽しく」「自分らしく」過ごしていることを知ってほしいと思い、動画を投稿しています。
障害に関わらず、環境や境遇、悩みなど、誰もが様々な事情を抱えていると思います。 それらは、自分が「どう生きたいか!」という意識や情熱によって、良い方向にも変化させられます。
逆に、ネガティブに描いた人生は、その方向に進んでいきます。 生まれつき不自由な部分を抱える私自身の人生で、そのことを痛感してきました。 自分の心地よい環境は、誰かが与えてくれるものではなく、自分でつくりあげるものだと思っています!
障害があると「かわいそう」「大変だ」と思われがちですが、【自分の意思と行動次第で笑顔で過ごせる】というのは、誰にとっても共通していると思います!
そんな、「ほっこり安心して笑顔になれる&少し元気になる」動画を配信していきたいです♪ 動画編集:杉本 梢 #レシピ#弱視#視覚障害

杉本梢さん【梢の心になるほど隊】より

◇作ったレシピはこちら


🔔さいごに

今回、心から多くの視覚障害者に山本ゆりさんの料理本を知ってほしいと思って企画しました。

多くの方に届いてほしいと願っています。

よろしければ、杉本梢さんのYouTubeのフォロー・スキ・コメントや、わたしのこの記事へのスキやコメント、TwitterなどのSNSのRTなどしていただけると、梢ちゃんが精力的にしている障害理解にも繋がり、さらに必要な人に情報が届き、とても嬉しく思います。

わたしは、文章を書くことが好きなので、梢ちゃんに刺激を受けながら、文章を通して障害理解を広める活動に力を入れていきたいと思っています。

また、文章以外でも、わたしにできることがあれば、どんどん学んで、考えて行動していきたいと思っています。

私の学び直しーそれは、自分の障害を見つめ直し、まるごと受け止められるようになったことから始まって、障害・そして福祉について、今後も深く学び続け、周囲の人と力を合わせて自分なりに行動してゆくことー

誰もが暮らしやすい世の中を目指して🍀


***視覚障害者でも、音声でレシピを読める!~山本ゆりさんの料理本(電子書籍版)一覧(一部)***

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