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詩ったかぶり

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ポエムのぽの字も知らない。勉強不足。 ぽってかわいい。 ダジャレに聞こえないように落としどころを探って韻を踏みたいお年頃。赤面必死。
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記事一覧

No title.

No title.

The hare carried me upside down
Onto the very way I had come along.
Thus, I am lost as to where we go.

"Alas, is this not the fright lane?"
Mad as a hare! to which he says;
"I assure you--I am not qu

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不眠症

不眠症

瞳に囚われたる女神像
言葉を拒み無垢を得て
望み望まれ死に生ける

疾風の風に置いた石
浅瀬の凪に老いた苔

辺りを壁で囲いては
自由を求める不幸に気付き

他人の影に重ねては
怯えて微笑む不毛の嘘吐き

いつかの詭弁を語れば遠く
霞んだ夜空を見下して

静かな湖面は鏡の如く
澄んで私を見返した

歪な仮面は私の孤独
隠れた涙見透かせば

溢れた何か落ちた池
嗚咽に波が押し寄せる

宙に溶くは白い

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秘密の金魚

秘密の金魚

引き出しの中の金魚鉢
そこがあの子の小さな世界

いつもいくつも鉢を取り替えてきた
あの子の水が汚れるのは許せなかった

いつから濁っていたんだろう?
秘密の金魚はどこに消えた?

いつから君を恐れていたんだろう?
歪な愛情が覆い隠していた

長居しすぎたんだよ
どこかで元気にしているさ
大人はみんなそう言ったから

隠し続けてきたのに
とても大切にしていたのに
ついに子供は素直になれなかった

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リトル・バルーン

リトル・バルーン

何でもやりたいのに何もしてない
何かしているけど何かはしらない

この焦りはどこにも駆けない
水平線を睨んで今日を慰める

ほらかっこいいでしょう
まだここにいようよ

空も見ないのに羽ばたく想像
側に居ないのに褪せない偶像

何から何までいんちきだ
だから明日でさよならだ

夜更かして旅支度するフクロウ
世界一ちっぽけな気球を作ろう

毛布を被せたら窒息するような
小さなこの火を孵化させようか

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アリギエーリ達の証明

アリギエーリ達の証明

“もう楽園には戻れない”
男は暗い闇を抜けて門をくぐり
川を渡って一人この山を上り始める

さあ彼の門出を祝福しよう
孤独で暗い旅路に光あれと
さあ彼女の名前を讃えよう

彼の乙女が待っている
再会が彼女を創るその聖夜を
その喜びが永遠とならんことを

神に突き立てた爪痕は走り出す
バージルの導きも無く手は彷徨う
眠れず霧の中でも指は歩を進める

ペンの足取りは往ったり来たり
線を欠いては不意に失

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The blissful mourning, and tomorrow knight.

The blissful mourning, and tomorrow knight.

青の昨日は闇と静けさに
過去の杞憂が 差し込む今日に
窓の向こうで 明日の夕暮れに

私の騎士はまだ見えない

記憶の桜を 咲かせよう
青春の緑を 讃えよう
足元の紅葉よ 私を謳え
白紙の雪原よ 迎えてくれ

私の雪はまだ降らない

形に有象を拒めば 嘘を吐き
話に無像を望めば 言葉尽き
若葉の蜘蛛を払えば 芽生える罪よ
朝日の羽毛を羽織り 目覚める宵に
あの日の夜明けを 照らせよ月夜

辺りの霧

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落ちたきらきら星

    僕は暗がりで目を覚ました
    大きな頭の巨人たちがいた
    大きな微笑みを被っていた
    大きな言葉で会話していた

    僕が声を上げて泣き出すと
    巨人は眩しそうにしながら
    静かにその拳を振り上げた

なんでこんなところに来てしまったんだろう

  小さなしずくがぽたぽた落ちていき
   夜空から小さな星が降ってきた
    そうか僕も落ちてきたんだ
   

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三王子の伝説

平和を愛する四人の王子達がいた
彼らの夢に偽の神が現れて言った

“望めば一つ与えてやろう”

聡明な長男は世の知識を望み
未知を恐れた暴君に殺された

野望の次男は国中の富を望み
暴君と化して英雄に殺された

高潔な三男は人々の愛を望み
英雄として戦い続けて死んだ

無欲な四男は最強の剣を望み
災いを切り抜け一人で生きた

生き残った一人は歴史を綴り
三人の王子達は伝説になった

エヴァーランドモンスターズ

いつまでも誰にでもなれると思えば
 いつかは誰でもなくなっていく

   寂しい怪物たちの島で
    さまよう現実達が
     覚めない夢を

      見続ける

     さあおいでよ
    リトルウェンディ
   ピーターが待っている

 いつかの日を見て目を回すなら
いつまでも今のままで回っていよう

女神と二人の木こり

自分を知らない木こりがいた

彼の真実は嘘になった

人を知る木こりがいた

彼の嘘は童話になった

何も知らない魔女が降ってきた

童話は彼女に役を与えた

むかしむかしあるところ

10月の終わりの

嵐の夜に

嘘選び

画面ごしだとよく見えない
仮面ごしによく見られたい

字にしたらうざったい
声に出したら嘘っぽい

偽物だらけを減らしたい
本当の言葉だけを選びたい

ため息言

もっと失くしていくならと

そっと隠していくからと

ふざけていたいこの日々も

起きていたくない夜中にも

ぶつけていない小指にも

そして痛くないお腹にも

いっしょの今に居てくれた

老いていくこの街に

いっしょに未来見てくれた

置いていく友達に

ありがとうって呟いた

自分のためにそっと息を吐いた

Lost, but masked.

浅はかな見栄を張ったら
誰かに似て終わっていた

完成していたつもりで
関係に急いた気負いで
賛成して、痛さ募って

ああ本物が欲しいのに
また損をするの?って
まだ今後も、だなんて

浮いた字も仮想なのに
つぎはぎの仮装なのに

悔いた詩も迷う嘘にも
隙が見えて情けない

“好き”は消えてやるせない

言L葉ユーサネイジア

悪い言葉がなければと願った
世界は優しい言葉であふれた

争いやケンカはなくなって
間違いや失敗もなくなった
僕たちは道端で笑いあった

でも誰も気づかなかった

良いことまでもが見えなくなって
立ち止まって会話もしなくなって
みんなが笑顔で同じように鳴いた

僕はあの日の道端でひとり
みんなと同じ言葉を呟いた

みんな同じ世界で迷子になった