イサブロウ₁₃

基本 𝕏 に投稿してます Noteでは 季節ごとにマガジンに分けてます つまらない出…

イサブロウ₁₃

基本 𝕏 に投稿してます Noteでは 季節ごとにマガジンに分けてます つまらない出来事も 常識に当て嵌まらない事も 普通じゃない事も 聞くに耐えない事も 多種多様な不思議な事も 身の毛もよだつ怖い事も 日常に起こるんだ 📌イサブロウ₁₃のグッズをSUZURで販売中

マガジン

  • あるイラストからの創作詩

    Twitterで絵を創作題にして書いた詩です 📌Twitterリンク先を貼ってあります

  • けがれた者達の歌 夏陰

    夏の季節に書いた 夏の詩と物語の在り処

  • けがれた者達の歌 冬景

    冬の季節に書いた 冬の詩と物語の在り処 #雪ん子 #お化けの子 #妖 #柊 #白い狼

  • けがれた者達の歌 春雷

    春の季節に書いた 春の詩と物語の在り処

  • #藤丸  #イラスト #落書き #絵

    物語の中のイメージや雰囲気が少しでも伝われば…

記事一覧

表裏一体

時は止まらず 流れて逝く先に また、 刻は止まらず 流れて行く 陽が眠る夜 夜が隠れる昼 繰り返し 繰り返し 日々が周る

雨曝しのピアノ

此の景色の中に居て 強く激しく 嘆くの人々の感情が あまりにも哀しくて… 瓦礫の中にある 雨曝しのピアノに 縋る気持ちで 鍵盤を叩いた 音階がズレていたり 音が…

街灯の蛾

僕等は薄闇で 光を貪る様に喰う 薄闇では 光が少なくて キィキィと不満が止まらない お腹が空いているんだ 人の夜と薄闇の景色が 交わる時 鈴の音が聞こえる 其の…

夏の交差点

📌夏の交差点① 車が少ない 夜の交差点は 闇夜の道も交わる処 薄闇の中から現れる 顔の無い獣達が 顔を見るかの様に 僕の方に首を曲げる 影の中から 鈴を持った化け物…

青い空と青い海

昼間のゲリラ豪雨が 嘘の様に 青い夏空が 拡がっているんだ 空の色が 海にも映っていて もっと海が青くなれ! と 僕が 空の青い色を 海に落として 夜が来る

ゲリラ豪雨

地上の熱さに 気が狂った雲が 雷鳴で 地上を揺さぶり続ける 地響きの揺れを 風は我慢出来ず 風が 雲を掻き乱していく 乱された雲は 雨雲となって 豪雨を地上に …

緑の夏風

薄闇の森の中 夏風が 樹々を揺らし 森に 緑の波と音が 吹いて 夜空へ流れる 僕の髪も 夜空に引かれ 誘われる様に 上を向いた 夜空には 小さい 星が瞬いていて…

ディナー

尖った耳の 奇妙な兎が 私に 美味しいディナーを ご馳走してくれる 「私は一緒にディナーを食べたいわ」 と 毎度2人に言うけれど 右兎は 席を共にする事は許され…

感覚の相違

朽ちた身体が 散けない様に 鉄線を巻き付け 更に 足元は石や土で 頑丈に硬める 生きる為の 僕の執着だ 此の身体に 醜さを抱えてでも─。 ・・─雨が降れば─   傘を差…

水面の中

水面に 静寂な景色を 映して魅せ 上澄みに浮かぶ 花や葉を 掬い取らせる 水面の中の 奥深くを 覗き込めば 深く暗くて 水底も見えず 沈殿した 汚泥が 拡がっている   …

砂糖と塩と砂と

僕の身体の中を 縦横無尽に 駆け巡る血が 僕を 支配しているとするならば 僕の血と 砂糖を混ぜる事で 言葉が 甘く蕩けるように なれば良いのに 僕の血と 塩を混ぜる事…

帰還

持っていた 指先の感覚 自分の手を見て 随分と 眠っていたみたいな 感覚だ 指先の感覚と 思考の集中力を 2ヶ月ぶりに 呼び覚ます 手で触れる感覚に 敏感になれと 呼…

崩壊

此の強大で 強固な建造物であっても 薄闇の世界では 腐食して逝くんだ 崩れていく様を 私達は 眺める事しか出来なくて… ただ 崩壊して逝く世界で 薄闇を避ける様…

荒廃

・・肉は腐れる・・爛れる・・ ・・腐敗・・悪臭・・撒き散らす・・ ・此の世界に不要・ ・・─ 生命の存在を排除しよう─・・ 呼吸出来ないくらいに 汚れた空気 空気を吸い込んだ 器官が…

小さな火を 1つ手の平に乗せ 軽く火に 息を吹き掛け 揺らめく火を 眺め見る 揺れる火の中に 僅かに 見え隠れする 色に 心を遠くに 飛ばして視るんだ 静かな夜…

顔に在る 瞳は飾りの様に 感情を表わせ無い 私は 世間を視ているだけ 廻りは見えない 分からない 考えない 私の腹の中にも 眼があって 私の 醜さの中に 眼を浸す …

表裏一体

表裏一体

時は止まらず

流れて逝く先に

また、

刻は止まらず

流れて行く

陽が眠る夜

夜が隠れる昼

繰り返し

繰り返し

日々が周る

雨曝しのピアノ

雨曝しのピアノ

此の景色の中に居て

強く激しく

嘆くの人々の感情が

あまりにも哀しくて…

瓦礫の中にある

雨曝しのピアノに

縋る気持ちで

鍵盤を叩いた

音階がズレていたり

音が鳴らなかったり と

調子の悪いピアノ

それでも

私は弾いたんだ

壊れた街に

鎮魂歌を

響かせたくて

街灯の蛾

街灯の蛾

僕等は薄闇で

光を貪る様に喰う

薄闇では

光が少なくて

キィキィと不満が止まらない

お腹が空いているんだ

人の夜と薄闇の景色が

交わる時

鈴の音が聞こえる

其の時間は

強い光が走り抜ける時

僕達は

光を逃さない様に

仲間達で

隙間が無いくらいに

張り付いて

逃さないんだ

夏の交差点

夏の交差点

📌夏の交差点①

車が少ない
夜の交差点は

闇夜の道も交わる処

薄闇の中から現れる
顔の無い獣達が
顔を見るかの様に

僕の方に首を曲げる

影の中から
鈴を持った化け物が

チリンチリンと

僕に聞こえる様に鳴らす
街灯に集る蛾達が

キィキィと

鳴いて騒ぐ姿が

僕を嘲笑ってるみたいだ

📌夏の交差点②

交差点では
鈴の音が鳴るから
分かる筈

僕は立ち続ける

交差点の
 ど真ん

もっとみる
青い空と青い海

青い空と青い海

昼間のゲリラ豪雨が

嘘の様に

青い夏空が

拡がっているんだ

空の色が

海にも映っていて

もっと海が青くなれ! と

僕が

空の青い色を

海に落として

夜が来る

ゲリラ豪雨

ゲリラ豪雨

地上の熱さに

気が狂った雲が

雷鳴で

地上を揺さぶり続ける

地響きの揺れを

風は我慢出来ず

風が

雲を掻き乱していく

乱された雲は

雨雲となって

豪雨を地上に

叩きつけるんだ

緑の夏風

緑の夏風

薄闇の森の中

夏風が

樹々を揺らし

森に

緑の波と音が

吹いて

夜空へ流れる

僕の髪も

夜空に引かれ

誘われる様に

上を向いた

夜空には

小さい

星が瞬いていて…

また

そっと風が吹く

夏風が運ぶ

緑の薫りが

僕の髪を揺らす

ディナー

ディナー

尖った耳の

奇妙な兎が

私に

美味しいディナーを

ご馳走してくれる

「私は一緒にディナーを食べたいわ」



毎度2人に言うけれど

右兎は

席を共にする事は許されてません と

左兎は

同じ物を食する事は許されてません と

彼女等は食べてる

私を

ずっと見てるのよ

ずっと側で視て居る

感覚の相違

感覚の相違

朽ちた身体が
散けない様に
鉄線を巻き付け

更に
足元は石や土で
頑丈に硬める

生きる為の
僕の執着だ

此の身体に
醜さを抱えてでも─。

・・─雨が降れば─
  傘を差して凌げる

それくらいに

私が
生きるのは安易な事で…

此の絵から感じる
差異が
私の底浅い感情を
揺るがす

水面の中

水面の中

水面に
静寂な景色を
映して魅せ

上澄みに浮かぶ
花や葉を
掬い取らせる

水面の中の
奥深くを
覗き込めば

深く暗くて
水底も見えず

沈殿した
汚泥が
拡がっている
 
私は
水が濁らない様に
波を起こさぬだけ

砂糖と塩と砂と

砂糖と塩と砂と

僕の身体の中を
縦横無尽に
駆け巡る血が

僕を
支配しているとするならば

僕の血と
砂糖を混ぜる事で

言葉が
甘く蕩けるように
なれば良いのに

僕の血と
塩を混ぜる事で

言葉使いに
辛辣さが
増せば良いのに

僕の血と
砂を混ぜる事で

僕の言葉が
重量を増し
重くなれば良いのに

帰還

帰還

持っていた
指先の感覚

自分の手を見て

随分と
眠っていたみたいな
感覚だ

指先の感覚と
思考の集中力を

2ヶ月ぶりに
呼び覚ます

手で触れる感覚に

敏感になれと

呼び起こすのは
容易では無いけれど

身体が
覚えてる

強い集中力で

眠りから
呼び覚ます

崩壊

崩壊

此の強大で

強固な建造物であっても

薄闇の世界では

腐食して逝くんだ

崩れていく様を

私達は

眺める事しか出来なくて…

ただ

崩壊して逝く世界で

薄闇を避ける様に

生えた樹だけが

抗う様に

高く高く

伸びていく

荒廃

荒廃

・・肉は腐れる・・爛れる・・

・・腐敗・・悪臭・・撒き散らす・・

・此の世界に不要・

・・─ 生命の存在を排除しよう─・・

呼吸出来ないくらいに
汚れた空気

空気を吸い込んだ
器官がザラ付いていて

もう声も出せない

強大な
機械の化け物が

耳障りな金属音させ

僕等を殲滅する

火

小さな火を

1つ手の平に乗せ

軽く火に

息を吹き掛け

揺らめく火を

眺め見る

揺れる火の中に

僅かに

見え隠れする

色に

心を遠くに

飛ばして視るんだ

静かな夜に

僕は

火を見て過ごす夜

眼

顔に在る
瞳は飾りの様に

感情を表わせ無い

私は
世間を視ているだけ

廻りは見えない

分からない

考えない

私の腹の中にも
眼があって

私の
醜さの中に
眼を浸す

私は
眼の軟さ硬さを
確かめては

腹の中に
毒を混ぜ込むんだ