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sustainable と survival
コロナ禍以降、「sustainable」という言葉を、今まで以上に目にも耳にもするようになった。
そのまま「持続可能な」という意味で使われていて、環境破壊や気候変動などの問題に、事の発端はどうあれ企業や社会がマジメに向き合い出した事に関しては良い事だとは思う。
茅葺きに関わるものとしては「やっとか。」と言ったところで、身の回りの自然環境とダイレクトに関わるような職種は、持続可能性はデフォルトの思
三十姓であるという事
20代前半の頃、僕は百姓になりたいと思っていた。
当時、百姓になりたいと言うと、農家になりたいのだと思われる事が殆どだったが、そうでは無くて歴史学者の網野善彦さんの言う「百姓〜ひゃくせい〜」としての百姓になりたいと思っていた。
網野善彦さんの言う百姓とは、今で言うと兼業農家に近いのだが、
かつては多少の田畑を耕作して食料を作るというのはごくごく当たり前の事で、
大工や鍛冶屋、石工など何らかの専門
Old School,Respect,Fresh
茅葺きに出逢う前の、僕がまだ10代の頃にHipHopに傾倒し、
趣味レベルですがDJを20代の前半くらいまでしていたりしました。
僕たちの先輩世代がPunk Rockを聴いていたように、
僕たち世代の社会に不満のある若者の、有り余るエナジーの受け入れ先のひとつを、当時のHipHopが担っていたように思います。
初めてクラブに行った夜の、鼓膜では無く皮膚で感じる爆音やタバコの匂い、呪文の様なRap
縁側と畔と車移動と。
茅葺きのお家には必ず縁側があります。
同じように田んぼと田んぼの間には必ず畦がある。
どちらも特に何をするでも無い場所でもあるのですが、
そんな農村の営みの余白のような場で、
実は結構大切なやり取りが行われていたりします。
そんなに大した用事ではなく、家に上がらせてもらって腰を据えるまでもないような、日々の何でもないやり取りの際は縁側に腰掛けて話したり、
ちょっと通りすがりに用事を思い出したり
みなさまはじめまして。
神戸市北区淡河町という、神戸市とは名ばかりの小さな農村を拠点に、
茅葺き職人をしている相良育弥と申します。
茅葺きとは何ぞや?みたいな声も聞こえてきそうですが、
そこはまぁ各々調べていただくとして、
茅葺きという古から連綿と続いてきた草で屋根を葺く技を、
なんの因果かこんな時代に受け継がせてもらい、
日々仕事をする中で気付いた、現代では忘れ去られてしまっているような
本当に大切だと思う事や、
忙