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考え方

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自分にとって、好き嫌い、支持不支持、善悪などの評価如何にかかわらず、考えさせられた、新たな視点を学んだ、考えるに値する重要さがあったと感じた記事を記録しておく場所です。この記事リ…
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2023年11月の記事一覧

小さな出版社と独立系書店の生き残り戦略

小さな出版社と独立系書店の生き残り戦略

◉noteのオススメに、興味深い内容があったので、ご紹介も兼ねて。雑誌の数は休刊が相次いでどんどん少なくなり、出版社はもちろん倒産や廃業するところもあり、町の本屋さんもどんどん潰れています。出版の未来は暗い……と嘆いて見せれば、簡単なんですが。それでは不安を煽るマスコミ仕草。現状は現状として、認識しつつも、可能性や未来を語りたいところです。

ヘッダーはMANZEMIのロゴより、平田弘史先生最後の

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ブルシット・ジョブと現代思想

ブルシット・ジョブと現代思想

概要近年、「ブルシットジョブ(訳 : クソどうでもいい仕事)」というワードが知られるようになってきた。
ブルシットジョブは、「働いている本人はその仕事に意味が無いと思っているが、体外的には素晴らしい仕事であるかのように振る舞わなければならない仕事」と定義される。
ある調査によると、被雇用者の3分の1は自らの仕事がブルシットジョブ(BSJ)だと考えている。というデータが得られたらしい。

BSJはそ

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『フェミニズムvs日本社会の最終戦争』のその先へ

『フェミニズムvs日本社会の最終戦争』のその先へ

Photo by Javier Miranda on Unsplash

先月末に、今年のノーベル経済学賞になったクラウディア・ゴールディン氏の「男女の賃金格差の研究」を日本に当てはめるにはどうしたらいいか?という記事を書いたんですが、その後その記事に関連して、2021年1月に日本のネット論壇的なもので、「反”フェミニズム”論客」と「シカゴ大学社会学教授」との熱いバトルがX(当時はツイッター)で

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発情する「ホスト新法」。現代のフェミニズムにおける保守的なパターナリズムの問題

発情する「ホスト新法」。現代のフェミニズムにおける保守的なパターナリズムの問題

このところ、悪質ホストをめぐる議論が活発になっている。

11月3日の警視庁の発表によれば、歌舞伎町・大久保公園周辺で摘発した売春の客待ちをする「立ちんぼ」の動機は、4割がホストクラブの支払い目的だったという。

11月20日には、岸田首相が国会で「ホストクラブ従業員による売春防止法違反、職業安定法違反等の違法行為の取り締まりのほか、風営法に基づくホストクラブへの立ち入り指導、消費者契約法等の関係

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