記事一覧
筋膜 第2回 《深筋膜》
今回は、深筋膜について
述べていきたいと思います。
深筋膜は、場所によって
筋外膜と腱膜筋膜とも
呼ばれます。
大まかな特徴としては
腱膜筋膜は、分厚く
複数の筋肉を包み込む
対して、
筋外膜は、薄く
一つの筋肉を包み込む
といった感じです。
深筋膜の特徴は
大きく二つ。
①筋力を深筋膜の
つながりに沿って伝達する
②痛み神経が
豊富に存在する
(胸腰筋膜にて)
※1
深筋膜は力
筋膜 第1回 《浅筋膜》
今回、から筋膜について
シリーズ化してお届けしたいと思います。
筋膜の中でも、今回は
浅筋膜に焦点をあててお話しします。
私は、徒手療法でリリースをかける際、
浅筋膜単体ではなく、
上下に位置している脂肪層も意識しており、
その組織一体を浅筋膜層と認識して
治療しています。
徒手で掴んだ場合、
上記のような幅が浅筋膜層になります。
超音波エコーでみるとこのような感じです。
軟部組織の治療
股関節 第2回 《荷重時の内転を伴う内旋による負荷での臀部痛》
クリニック時代に比較的骨盤の広い女性で、
中・小臀筋や梨状筋などの臀部痛で来院された患者さんでよく見られた異常運動です。
反復収縮などのリラクセーションで一時的には疼痛(筋スパズム)が改善するのですが、何度も再発するため、クリニックに勤め出した当初は、非常に難渋しました。
歩行をよく観察すると、トレンデレンブルグ兆候に似た動きが股関節で見られるのですが、
大臀筋の弱化により股関節の固定
股関節 第1回 《股関節前面の違和感・疼痛》
クリニック時代に股関節周囲痛で来院されていた患者さんの治療について、私の臨床経験からのベて行きたいと思います。
まず、股関節前面の違和感や屈曲時の疼痛で来られたケースで多かった原因を述べます。
①鼠径部Fasciaの滑走障害
②大腿骨頭の前方滑り
大きくはこの2パターンが多かったです。
①鼠径部Fasciaの滑走障害に関しては、圧痛と滑走性を細かく評価しリリースしていました。
場所とし
転倒について 第12回 《よろめき(ふらつき)》
今回は、よろめき(ふらつき)での転倒についてお話していきたいと思います。
まずは力学的な観点から、
上記の記事でも述べていますが、重心が支持基底面から外れることにより転倒に繋がります。
では、ご高齢者様の日常生活の中で、重心が支持基底面から外れやすい状況とはどんな場面でしょうか?
上記のような場面では、重心が支持基底面から外れやすくなります。
またご高齢者様では、
前庭機能が低下し
転倒について 第11回 《環境要因からの観点》
転倒の仕方として多いのは
①スリップ
②つまずき
③よろめき
ですが、
今回はこれらが生じる状況を考察していきます。
まずはスリップから
根本的には、摩擦係数の低い床面を歩く際にスリップという現象が生じます。
例えば、
浴室など、濡れた床面が環境としてはあります。
また、
少しわかりにくいですが、写真の
フローリング床はワックスがけにて、ベタベタして非常に摩擦係数が高い
腰痛予防 第2回 《パワーポジション》
パワーポジションとは、その名の通り、力を発揮しやすい姿勢のことです。
ウエイトリフティングの選手はもちろんのこと、野球選手の守備、バスケのディフェンス、テニスのサーブを受ける側の構え、スピードスケートのスタート時の構えetc
など、プロスポーツ選手で、瞬発的にパワーを発揮しなければいけない場面では、必ずこのパワーポジションという姿勢を取られます。
前回の記事で、
腰を曲げずに、運搬対象物に
【日本語の磨き方 林 望(著)】
『原稿を書いて読むということは、話しことばとしては最もマズイやり方です。良い方法としては、まず話す内容のキーワードを書いていく。そのキーワードを追いながら話の流れを頭のなかで組み立てつつ、同時進行で話す。話そのものは、常にアドリブなのです。』※書籍より引用
皆さんもテレビで、原稿に目を当て続け、全く視聴者に対して意識を向けず、ただ文章を読み続ける政治家さんや、謝罪会見を目にしたことがあると思いま
【メンターが見つかれば人生は9割決まる 井口晃(著)】
メンターとは、あなたの理想の人生をすでに実現している、あなたのロールモデル(お手本)となる人のことを指します。
そして、人生の大部分は、どのような人を自分のメンターにするのかで、ほとんど決まり、
そのメンターを超えていく気概も必要だと著者は書いています。
ゴルフを例に考えてみてください。自分独自の方法で練習したところでスコアはよくなりませんよね。上手い人のフォームを真似たり分析することで、上