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【日本語の磨き方 林 望(著)】


『原稿を書いて読むということは、話しことばとしては最もマズイやり方です。良い方法としては、まず話す内容のキーワードを書いていく。そのキーワードを追いながら話の流れを頭のなかで組み立てつつ、同時進行で話す。話そのものは、常にアドリブなのです。』※書籍より引用

皆さんもテレビで、原稿に目を当て続け、全く視聴者に対して意識を向けず、ただ文章を読み続ける政治家さんや、謝罪会見を目にしたことがあると思います。

それを聞いて、心に響いたことがありますか?

私は、ありません。

私が直近で感銘を受けた会見は、

安倍元総理が、1回目の緊急事態宣言の際、原稿に目をやらず、常に聴衆に対して、1時間以上も話されました。

そこには、安倍元総理自身の思いや考えがしっかりとあるから、そのような会見が出来るのだと思いますし、

私は、頼もしいリーダーだとテレビを見ながら思いました。

また、有名なキング牧師の演説なども、常に聴衆に対して意識を向けて話されています。

私も、今まで、何回か職場の講習会など、大勢の前でプレゼンをさせて頂いたことがありますが、

最初に話す文章を全文作成した後、そこから、『これは絶対に話すべきワード』のみを抜き出し、

そのワードを時系列順にメモ帳に書き込んで本番に挑みます。

本番は、できるだけ自分の思いを伝えることに意識を集中させ、『これは絶対に話すべきワード』の時系列を外さないよう、たまにメモに目を当てる程度にしています。

私自身は、この書籍を、かなりプレゼンテーションの参考にしています。

『話が相手に印象強く伝わるかどうかは、どこまで自分の思いを伝えようとしているかということにかかってくる。話す本人の心のなかに、いかに伝えたいことがあって、いかに心が相手に向かって開かれているか、そこが肝要なのだ。』※書籍より引用

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