股関節 第1回 《股関節前面の違和感・疼痛》
クリニック時代に股関節周囲痛で来院されていた患者さんの治療について、私の臨床経験からのベて行きたいと思います。
まず、股関節前面の違和感や屈曲時の疼痛で来られたケースで多かった原因を述べます。
①鼠径部Fasciaの滑走障害
②大腿骨頭の前方滑り
大きくはこの2パターンが多かったです。
①鼠径部Fasciaの滑走障害に関しては、圧痛と滑走性を細かく評価しリリースしていました。
場所としては大腿静脈周囲や大腿直筋起始部などが多い印象でした。
②大腿骨頭の前方滑り
に関してはスライドで説明させて頂きます。
最期に、股関節の副運動表を提示して終わります。
股間は屈曲や伸展、内旋や外旋に伴い、大腿骨頭の前方・後方への滑りという副運動が生じます。この副運動に異常が生じると、股関節の疼痛などの障害に繋がりやすくなります。
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