【メンターが見つかれば人生は9割決まる 井口晃(著)】
メンターとは、あなたの理想の人生をすでに実現している、あなたのロールモデル(お手本)となる人のことを指します。
そして、人生の大部分は、どのような人を自分のメンターにするのかで、ほとんど決まり、
そのメンターを超えていく気概も必要だと著者は書いています。
ゴルフを例に考えてみてください。自分独自の方法で練習したところでスコアはよくなりませんよね。上手い人のフォームを真似たり分析することで、上達すると思います。
因みに、
私のメンターは、母方の親戚の叔父さんです。
叔父さんは獣医師で、外資系製薬会社に勤め、アメリカで動物への細菌実験を長年したあと、
『毎日、動物実験をして、動物を殺し続ける』仕事内容に疑問を抱いて、
『世の中の迷惑に何一つならず、生活できるだけのお金を稼ぐ』生き方を理想とし、
こんにゃく芋から、赤ちゃん用のスポンジを作る会社を経営されました。
私が「なぜ高いお給料の仕事を辞めて、この、こんにゃくスポンジを作ろうと思ったの?」
と尋ねと
『これ(こんにゃくスポンジ)は、一切、ゴミにならない。人工物を入れていないから、全てが土に還る。
どんな仕事でも、何らか、世の中に悪影響を与える部分というのは、少なからず出てしまう。しかし、この仕事にはそれが一切ない。それが理由だ』
と答えてくれました。
生活水準を下げてまで、
『自分の理想の生き方を仕事を通して貫き通した』
叔父さんに
私は、昔からたくさんの影響を受けてきました。
お酒を飲みながら、たくさん討論し、色々、教えてもらいました。
歴史小説を読むようになったのも叔父さんの影響です。
尊敬する私の叔父さんですが、
4年前に癌でお亡くなりになられました。
今でも、人生につまづいたときは『こんな時、叔父さんなら何て言うだろうか』と考えながら、
心の中で対話して、私の人生を支えてくれています。
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