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葉脈盆地

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郷土史の雲間から世界史の曙光が差す。
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人面山について(葉脈盆地1)

人面山について(葉脈盆地1)

約10年前に東京から郷里に戻った。百年ものの実家のいくつかの部屋を年単位で移動した。今まで住んでない部屋からの、南西方向の山並みに人面山を見出し、なんとはなしに目が吸い寄せられる。画像左から広い額、鼻、口、少ししゃくれた顎。なんとなく女性のナイーブな表情?画像右から、先の人面の前山に、鼻、口、顎が男性にも女性にも見えて、シンメトリカル。歴史的には何も無く、地形的にも無名。この地域さらに唯一私だけの

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吉備王国の呪い(葉脈盆地2)

吉備王国の呪い(葉脈盆地2)

気楽に文章書いて、放り込もうと投稿し、写真までつけたけど、予想外の渦が発生し、情報を要求し、効果的写真撮影しろと、創作小人が騒ぎ立てる。いやはや、やれやれ、よもやよもやだ。ただ論文でなく、仮説書き散らし、概念メモと、自分で納得。今回の山並みは、葉脈盆地の東方、岡山と兵庫の県境。峨々たるとまでいかないが、活断層あるので、盛り上がり3重に山が連なる。古代吉備王国の国ざかいだ。私の生地は吉備王国の大和方

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古代日本は多民族共生?(葉脈盆地3)

古代日本は多民族共生?(葉脈盆地3)

巨大台風からの渦巻く風が、南の瀬戸内側の山を越して叢雲が、葉脈状の盆地を飛び過ぎて行く。四方が山で、一山越すと内海という大動脈。まさに古代吉備は大動脈と毛細血管に富む有数の回廊だったろう。日本語との、否定不可能な合致を無数に持つ他言語の研究から、100%その他民族達が、日本語創成の頃、日本列島の通過者でなく、世紀をまたぐ居住者だった事は否定不可能だ。大野晋氏のインド・ドラヴィダ言語と古代日本語の研

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星が見ていた(葉脈盆地4)

星が見ていた(葉脈盆地4)

古代吉備回廊の前に、200年〜250年の邪馬台国の鳥瞰図、卑弥呼のデッサンを試みる。曖昧模糊とした、葬られた歴史を邪馬台国の松明で照らしつつ。卑弥呼の頃、●ヨーロッパ平原では、ゲルマン民族、ペルシャ帝国がローマ帝国に侵攻乱入。初期キリスト教が大迫害期、ゾロアスター教がササン朝の国教に。さかのぼる事、紀元前1800年からヨーロッパ古層には、エレウシス秘儀、デルフォイの神託などの地母神に仕える巫女文化

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渡り鳥は見ていた  (葉脈盆地5)

渡り鳥は見ていた (葉脈盆地5)

紀元前2世紀からシルクロードがユーラシアの西と東に脈々と流れている。ユダヤ教、キリスト教などのアジア流入もあり得たが、●卑弥呼の頃の大陸には、太平道、五斗米道などの民間道教が隆盛し、鬼神の祟りを解消して病を癒やしたり、山神、地神、水神を崇める道教的シャーマニズムが広大な地域に大量の信者を組織していた。卑弥呼は銅鏡を授与されるだけでなく、積極的にこの道教シャーマニズム技法も学ばせ取り入れていたのでは

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異次元・変成意識(葉脈盆地6)

異次元・変成意識(葉脈盆地6)

古代世界に於いて、地球上全ての文明に天地創造神話があり、人間の視点、心的能力、感覚感性をはるかに超える、高い次元からの物語が展開する。旧約聖書の神、巨人、天使世界。ギリシャ神話のオリュンポス。北欧神話。日本民族の高天原からの降臨する天津神と否応なく迎えざるを得なかった国津神々の物語。一つの合理的解釈が、●"人類の発祥、神々の叡智、文明の創造、全ての起源は異次元にあった"グラハム・ハンコック著だ。ア

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吉備王国の呪い2 ・シャーマン戦(葉脈盆地7)

吉備王国の呪い2 ・シャーマン戦(葉脈盆地7)

ヤマトトトモモソヒメ(大和の蛇霊を崇拝する姫、ドラヴィダ語)の弟が、吉備津彦之命(別名、彦五十狭芹命ヒコイサセリノミコト)だ。姉がツングース系統シャーマンの可能性があり、四道将軍として、吉備の温羅(ウラ又はオンラ)の討伐にあたった。温羅は製鉄技術をもたらし吉備を繁栄させた渡来系(出雲、九州、百済、伽耶、新羅説)で、吉備の冠者(鍛冶屋?)と呼ばれ、もともとの吉備津神社の祭神という説もある。高句麗・ツ

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シャーマンと神々の祟り1(葉脈盆地8)

シャーマンと神々の祟り1(葉脈盆地8)

大陸の王朝交代は往々にしてジェノサイド(倒された前王朝は皆殺し)となり、大量の血が外側に流れる。日本、倭国、大和朝廷の場合は、同じように陰惨大量の血が内側に流れ、数百年数千年に及ぶ深刻な内出血となる。天変地異、大疫病、飢饉、王家内の殺戮の嵐。事例としてわかりやすいのは●古墳時代、崇神天皇の頃、国中の民が疫病で死に絶えかけ、天皇の夢に現れた大物主神が自分の子孫に自分を祀らせよと告げる。大物主神はおそ

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シャーマンと神々の祟り2(葉脈盆地9)歩き巫女、渡り巫女

シャーマンと神々の祟り2(葉脈盆地9)歩き巫女、渡り巫女

最も衝撃的な事例。崇神天皇6年、三輪山麓の天皇宮殿に、祖神として二神が祀られていた。天照大神と倭大國魂神の同床共殿。天皇家祖神の為、控え目の記録だが、飢饉疫病が襲う。崇神天皇は二神を異常に畏れ、それぞれの大神を天皇のシャーマンの娘達に託し、宮殿の外にお移ししようとした。(明治天皇以前の天皇は、天照大神の宿る八咫の鏡を心底恐れ、自らは一切、伊勢に参拝されなかった。) まずは倭大國魂神をヌナキイリヒ

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量子大津波1(葉脈盆地10)素粒子が次元貫通する幻想

量子大津波1(葉脈盆地10)素粒子が次元貫通する幻想

量子大津波、この言葉は一切の脈絡なく、唐突に頭に浮上した。永劫の苦悩にあえぐ天照大神と御杖代の倭姫仮説。日本各地21箇所に遷座しつつ、無数の民のまるで何億匹もの蝉しぐれのような、つぶやき、嘆き、ため息、すすりなき、悲しみ、怨み、要求、そして感謝の大津波を受ける事で、内部の地獄を離れ、再び慈愛素粒子を放つ太陽神に蘇生したイメージが、この言葉をポンっと投げてきた。脳磁図MEGという、脳内の電気活動で発

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量子大津波2(葉脈盆地11)シャーマン磁場仮説

量子大津波2(葉脈盆地11)シャーマン磁場仮説

人間の身体特に脳内には磁場があり、天地自然、動物や植物、人間同士の磁場に共鳴する事で、透視、千里眼、癒やしなどが可能という仮説を立ててみる。地磁気、シューマン共鳴(地表と電離層の共振動。雷、太陽風による。)、生体磁気、太陽風、宇宙線などの量子ダンスのステップにシャーマン達は参加する技法を持ち、脱魂し憑依する。岩にも植物にも動物にも人間にも。太陽や星の磁場に魂を飛ばし憑依する磁場飛ばしの業は別の言葉

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量子大津波3(葉脈盆地12)集合無意識のカルマ・共業(ぐうごう)が決壊する時。

量子大津波3(葉脈盆地12)集合無意識のカルマ・共業(ぐうごう)が決壊する時。

人類史を何世紀、数千年にわたり、決定させる事象又存在を量子大津波と表現した。仏教概念として、運命、輪廻転生の趨勢を決定し、抜け出せない渦を形成するものを、業(カルマ) といい、その民族また地域共同の集合的無意識の構造を"共業"(ぐうごう)と呼ぶ。この共業に何らかのトラブル、解消不可能なネガティブなエネルギーが蓄積した時に、天変地異、疫病蔓延となって決壊する。個としての人間には到底抗えない共業を、●

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量子大津波4(葉脈盆地13)業カルマとは粒子加速器?

量子大津波4(葉脈盆地13)業カルマとは粒子加速器?

民族また地域の人々の集合無意識を、仏教概念で、"共業(ぐうごう)"と呼び、天変地異、疫病蔓延、民族運命を発生させる器とイメージした時、素粒子の加速器のイメージと重なった。一人一人の人間を素粒子とするならば、民族や地域・国のカルマとは、その地域に稼働する粒子加速器のようなもので、加速されたり、衝突させられたり、消滅させられたり、その膨大な加速力、重力には普通絶対に抗えない。このカミオカンデや欧州CE

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量子大津波5(葉脈盆地14)新しいシャーマンの登場

量子大津波5(葉脈盆地14)新しいシャーマンの登場

世界中の古代部族・民族で、シャーマンの存在しない社会、國は存在しない。脳内の量子渦を生まれつき、ある程度自分で動かせる、脳内で簡単な素粒子実験ができる、巫女、預言者、シャーマン等。そして有史前から、彼らが観測していた巨大なシャーマンの定理がある。●インド・バラモン教圏、業(カルマ)による果てしない六道輪廻。神々(天)も地獄に落ちる。この数千年に及ぶ量子大渦に堰止める、新しい量子・素粒子(それ自体が

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