量子大津波3(葉脈盆地12)集合無意識のカルマ・共業(ぐうごう)が決壊する時。
人類史を何世紀、数千年にわたり、決定させる事象又存在を量子大津波と表現した。仏教概念として、運命、輪廻転生の趨勢を決定し、抜け出せない渦を形成するものを、業(カルマ) といい、その民族また地域共同の集合的無意識の構造を"共業"(ぐうごう)と呼ぶ。この共業に何らかのトラブル、解消不可能なネガティブなエネルギーが蓄積した時に、天変地異、疫病蔓延となって決壊する。個としての人間には到底抗えない共業を、●人工的に超自然力を駆使して決壊させた事例と●破壊的に決壊させた事例がある。量子大津波のイメージを最初に浮かばせてくれたのが、天照大神と倭姫の遍歴。次に脳裏から離れないのが●イエス磔刑だ。数千年に及ぶ旧約聖書の潮流に堰をして、キリスト教は地球上最大の潮流であり続けている。AD29年の11月と12月に日食と月食がおき、AD30年4月7日の朝9時にイエス磔刑、正午に全地が暗闇となり星が見えた。午後3時イエス絶命。神殿の垂れ幕が裂け、地震がおこった。カミオカンデのような粒子加速器を持つシャーマンが、人類の罪を引き受けて、全ての生命磁場を虚空になげうった。それ以降、人類の大きな流れの精神構造が決定し、人類意識が変容し、おそらく高い次元に至るまで大変動した。霊界が変容したとも言える。以降、イエスを磔刑にしたユダヤ民族は人類クラスの呪いを受け、癒やし難い裂け目を背負わされた。破壊的量子大津波。この時、この場ゴルゴダの丘で、千年来のユダヤ民族、ローマ帝国の共同のカルマ"共業ぐうごう"が、破壊的決壊をした。共業を民族霊・時代霊ともするならば、ヨーロッパのキリスト教文明圏への、とめどない内出血、血まみれの巨人が進撃を始めた。キリスト教大迫害、十字軍による他文明殲滅、内部の異端狩りジェノサイド、魔女裁判、そして……。しかし磔刑にあいつつもイエスの慈愛は無数の聖者、義人、無私の愛を数千年に渡り産み続けている。寄せては返す量子大津波の世界から。
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