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渡り鳥は見ていた (葉脈盆地5)

紀元前2世紀からシルクロードがユーラシアの西と東に脈々と流れている。ユダヤ教、キリスト教などのアジア流入もあり得たが、●卑弥呼の頃の大陸には、太平道、五斗米道などの民間道教が隆盛し、鬼神の祟りを解消して病を癒やしたり、山神、地神、水神を崇める道教的シャーマニズムが広大な地域に大量の信者を組織していた。卑弥呼は銅鏡を授与されるだけでなく、積極的にこの道教シャーマニズム技法も学ばせ取り入れていたのでは?ただ魏志倭人伝では、当然、中華思想から鬼道と原始的表記されているが。●さらに同時期の朝鮮半島北部にはツングース系の部族連合国家、高句麗が蟠踞。シャーマニズムの大源流ツングースシャーマンがそこらじゅうに居たし、日本海ルート、半島ルートで、部族グループ単位で倭国に入っていても不思議はない。ツングースシャーマン達は自然神だけでなく動物神とも交流活用した。例えば蛇なども対象だが、先述のヤマトトトモモソヒメ(古事記・日本書紀にある箸墓古墳の主。吉備についにつながった吉備津彦命のお姉さん。)は、大和の蛇霊を崇拝する姫( ドラヴィダ語)だ。古代日本の巫女が、ズバリ、ツングース系シャーマンであった傍証になりうる。そう、古事記、日本書紀など日本神話の始原ストーリーは巫女、シャーマンによる幻視、神託、神の視線からみた部族シンボル、エネルギーの統合だったのだ。血を合わせ混ぜると同時に、祖先の霊流をも融和結合させるシャーマニズム合衆国!完璧だ。

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