毎日新聞朝刊小説 上田岳弘さんの「浮動」。 めっちゃSFなんやけど。 この前まで幕末歴史物を読んでた読者はついていけてるの? 私はBSでやってた「スペースダンディ」の再放送が終わってスペースダンディロスを「浮動」で埋めてる感じです。 そういうSFです。まだどうなるか分からんけど。
もしも休日を色に例えるなら何色かと新聞小説にあった。筆者の「ブルーがかった灰色」との表現に底を揺さぶられた。さて自身はと思い浮かぶ色を巡らせたけれど、しっくりこない。先頃、上と下に映る黄色葉を歩きながらこの色に近いような気がしてきた。 やっぱりどこかもの寂しい色合いかもしれない。
その中で、いかに種や共同体の拡大、発展、成長に関与せず寿命を効率的に消化するかということに夢中になっている個体の歴史、一人分くらい残しておくべきな気がしてきました。 (7/3/2023,東京新聞夕刊 朝井リョウ「生殖記」252回 最終回)