「全八冠制覇挑戦」って「全八冠制覇」に「挑戦」なのでしょうが、「全八冠挑戦」を「制覇」でも史上初。 いままでに、7つのタイトルに挑戦した棋士には、中原十六世名人、谷川十七世名人、羽生九段、佐藤康九段、豊島九段がいるが、8つのタイトル戦全てに挑戦者として登場した棋士はいない
今更ながらの王将戦第5局だが、私個人的には、結果的に△6九飛が働くことがなかったので、直接的な敗着なのかなと思う。流石に封じ手の局面では、羽生九段が悪くはないと思ったんですが、先手の藤井王将は、強いですね。ちなみに、投了図からの詰めって解りますか? 逃げ方が多くて大変ですけど
『「羽生ゾーン」の金打ちで貫録示す 羽生九段が白星発進』とのネット記事。「羽生ゾーン」は、『敵陣の王と逆サイドの2三(8七)や2七(8三)の地点』のこと。つまり、98手目の「△2七金」のことだが、114手目の「△8四金」を『羽生ゾーンの金打ち」と説明しているように読めてしまう。
『藤井聡太五冠の攻めが光った棋王戦第1局』とのネット記事。現在の将棋界で藤井五冠は、ダントツで強い状況。「藤井五冠十八番の角換わりに、渡辺棋王が受けて立った。」とあるように渡辺棋王が受けて立っていては、勝てない。王将戦の羽生九段のようになりふり構わず指せれば、勝機があるのだが。
王将戦第4局は、51手目の▲4五桂で公式戦では前例のない局面に突入したようだが、つい数手前まで、後手の藤井王将が△5四銀、△6三銀の繰り返しで手待ちしていたのに急展開である。これで羽生九段が勝利すれば、▲4五桂が新手? その1手前の△6五歩が敗着? やはり、角交換は、難しい。
一昨日、昨日の王将戦第2局は、1日目の60手目を封じ手にしなかった時点で、藤井王将が自陣を受けていても一手一手なので、攻めていこうと腹を括ったように思われる。羽生九段の封じ手は、ほぼ▲2一飛。一晩かけて攻めることだけを考えれたのに攻略に至らなかったということは、羽生九段の作戦勝ち
『羽生九段が一手損角換わり 予想外の手に解説の神谷八段驚き』とのネット記事。藤井王将と羽生九段による王将戦第1局の戦型が、予想外の羽生九段による一手損角換わりを伝える記事なのだが、第1局から意表をつく戦型を選ばなければいけない時点で、羽生九段自身が力の差を感じているのがわかる。
王将戦第4局は、先手の羽生九段が勝ち、2勝2敗のタイに持ち込んだ。この対局は、羽生九段の先手51手目の▲4五桂(新手?)が決まって、第1日目でほぼ先手の勝勢になり、作戦勝ち。次局は、今期先手番で1度しか負けていない藤井王将の先手番、羽生九段がどのような作戦を用意するかが見もの。
『“至宝の激突”王将戦 芸能人も注目』とのネット記事。つるの剛士の「将棋史に残る」 とか、伊藤かりんの「後世に語り継がれる」との言葉が並ぶが、現実的には、藤井王将の4勝0敗での防衛が濃厚。元々、羽生九段は、2日制のタイトル戦の勝率は低く、今の藤井王将に1勝できれるかどうか。
『「全盛期を思わせる終盤力」 王将挑戦の羽生善治九段、復活の理由』とのネット記事。その理由として石田九段は「羽生九段の持ち時間4時間の対局との相性の良さ」を挙げているが、元々羽生九段は、1日制のタイトル戦に強く、競馬でいう距離適性が持ち時間4時間なのだ。復活というより復調でしょ!
『将棋大好きアイドル鎌田菜月、ドラフト結果に興奮……』とのネット記事。記事中に「森内九段、藤井九段、いずれも将棋界のスーパーレジェンド羽生善治九段(51)と同世代」とあるが、厳密には、『同い年』とする方がよいと思うのは、私だけか? ちなみに後出の丸山九段も羽生九段と同い年ですね。