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王将戦5局その2

先手番の勝ちが続いていたが、二日目の16:00頃にそのAbemaTVで対戦を覗いてみると、AIの評価値で75%vs25%で後手番の羽生九段が優勢であった。これはもしかするとと期待して、解説者も後手番の詰みもなさそうな予想をして、羽生九段の優勢ぎみの解説をしていた。しかし、あれよあれよと藤井王将が優勢になっていって結局藤井王将の勝ちという結果だった。

羽生九段の評価値が上がった理由として桂馬が上がったことが上げられるが、その後藤井王将がさらに評価値を戻す差し手があったようだった。AIの候補で羽生九段が差していたらどうだったのだろうと思う。試合後の感想では、羽生九段も藤井王将もいつも途中わからなかったですと言う。最近の対局の解説を見ていても、優勢と言いつつ結果は逆だったりする。AIの方が形勢評価が優れているように見えるが、時々正確でなかったりする。おそらく、相手の差し手次第で数えきれないほどのパターンがあるので、本当にある程度の先までしかわからないのだと思う。だから人間が戦う醍醐味がまだあるのだと思う。

最近、AI対話式のChatbotであるChatGPTが話題になっており、何事もトライしておいたほうがいいという思いのもとで使ってみた。検索サイトとの使い方の違いはまだよくわかっていないが、文章でいろいろと聞いてみた。前々から子供と行くお勧めの公園や施設はどこか興味があったので聞いてみた。すると、岡崎美術館など思いもよらない場所を提示してきた。おそらく、「どうする家康」が大河ドラマで放送されて話題になっているからだろうと思った。岡崎は行きたい候補に前々から入っていたので少し驚いた。食べログを使ってもやはり実際に行ってみないとわからないことが多いので、食事の場所を探すのに飛躍的進化があるのかもしれないとも期待した。

ChatGPTではすでに本も書けてしまうということで、大抵のホワイトカラーの仕事はなくなりブルーカラーの仕事が残るとも言われる。自分はこのまま努力を続けていってどちら側になるのだろうと興味深かった。タイミングよくAIとchatGPTが話題になった時にこの王将戦があったというのもありいろいろ考えさせられた。プロの解説よりもAIの予想の方が若干信頼がもてそうだと傾いた今回の王将戦だった。

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