歴代最年長タイトルホルダーは大山王将

藤井王将に羽生九段が挑戦する第72期王将戦第6局が終局しました。

平成のレジェンドと令和のレジェンドとのタイトル戦は、令和のレジェンドに軍配が上がりました。
通算100期の大台は次回への持ち越しとなりました。

もしも今回のシリーズで羽生九段がタイトル奪取し、羽生王将となれば、そろそろ最年長タイトルも近づいてくるのではないか、と期待が膨らみます。

50歳越えのタイトルホルダーです。
サッカーのキングカズがJ1で得点王になるようなものです(絶対違う)。


実は最年長タイトルは、この王将のタイトルが記録されています。
59歳の大山王将です。

数々の最年少記録を打ち立てた羽生九段、数々の最年長記録を打ち立ててほしい。と思ったらまだまだ道のりは遠かったです。


昭和後期のレジェンド大山十五世名人の記録を鑑みると、羽生九段はまだまだ年老いたなんて言っている時期ではありません。
・最年長タイトルホルダー
  →59歳の大山王将。羽生九段が九段ではなくなる日はまだまだ見れそうです。
・最年長名人挑戦
  →63歳で挑戦。羽生九段には10年後に挑戦してもらいましょう。
・最年長タイトル挑戦
  →66歳で棋王戦に挑戦。15年後にまた会いましょう。
・最年長A級
  →69歳。羽生九段がこの年齢になるころ、今子供のいない私に孫ができているかもしれないくらいです。…さすがにそれは言い過ぎか。


52歳なんてまだまだ働き盛りです。


ついでにこちらもいっちゃいましょう。
・最年長A級復帰
  →花村元司九段の60歳A級復帰。羽生九段、まだまだ余裕ですね。ちなみに花村九段は、プロ編入試験を受けてアマチュアからプロになった第1号の棋士です。
・最年長名人
  →50歳の米長名人が最年長。羽生九段はもう一度名人に返り咲けば、最年長名人になります。


王将戦とはだいぶズレた話になりました。
還暦を超えてタイトルホルダーとなれば、59歳王将の記録を塗り替えることができます。

そういえば羽生九段は王将を12期獲得していますが、ずっと複数タイトルを保持していたため、王将戦以外では一度も羽生王将の肩書でいたことはありません。
初の「羽生王将」も見て見たかったな。

藤井王将も、王将戦以外で藤井王将と名乗ることがあるのでしょうか。
もしあるとしたら、何年後になるのでしょうか。

もしかしたら、最年長王将の記録を、藤井王将が超えてくるかもしれません。
もしそうだとしたら、絶対にこの目でその瞬間を見てやります。


第72期王将戦は、見ていてとても楽しいタイトル戦でした。
熱い。

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