母の人生を三分で私が語ってみた。母の仕事の手伝いで。 一人で育てると決めて私を産んだ時の母の想いに、私の想いが共振し、生まれて来て「よかった」と云う歓びが、鐘の音の様に身体の中で響き渡る。 とても美しい音の広がり。
ここに生まれてきて良かったな。 つくづくそう思う。 たくさん積み重ねた感情も いまなら全部肯定して あなたや世界を理解するための 手がかりにすることが できるから。 どんな経験もムダなものは 何一つ無かった。 そう思えることが幸せ。
吸い込まれた
生まれてきたのが嫌で 生きているのも嫌だった。 女なんかに生まれたくなかったって 毎日思ってたよ。 そんなあたしが 生まれて初めて 女の子に生まれてよかったと思えたのは あなたに出会えて あなたに愛されたから。 そんなあなたも女性。 それでよかったんだ。 もう異性愛いらない。