茂出木美樹(もできみき)

夏にドイツに行こうかと。墨田区住み/greenz.jpライター/真実に近いところで生き…

茂出木美樹(もできみき)

夏にドイツに行こうかと。墨田区住み/greenz.jpライター/真実に近いところで生きていく。

マガジン

  • にわとり日記

    鶏のから揚げが一番好き食べ物である筆者が、8月に訪れた福岡のいとしまシェアハウスでにわとりのフワフワさに衝撃を受け、今後のにわとりとの関わり方を模索していく様子をゆるく発信しています。。 具体的にはケージ飼いや平飼いの養鶏場に行ってわかったことやにわとりの歴史について学んだことを書きます。

  • 人間らしく働いている人にインタビュー

    人間らしく、自分とつながりながら働いたり、生きている人を取材し、記事にすることで、今後の自分の働き方・生き方の参考にできるのではないかと思っています。 目の前の人を感じられる関係性を大事にしていきたいです。

  • あたしとあんたの生きづらさ

    主に子供時代に親との関係のなかで、情緒的に傷つきながら大人の姿になったアダルトチルドレンの特徴をnoteに書いていきます。 「アダルトチルドレン」は、病名でもレッテルでもなくて、自分の生きにくさを自分なりに理解しようとしている人がたどり着くひとつの自覚なんですって。

  • イスラーム文化好きもでこが送る3分でわかる魅惑のイスラーム

最近の記事

人生のモチベーションもゴールもみんな違うから

演劇俳優やっている人が、「はぁって言うゲーム」をやる会をするとSNSで告知していて、ちょうどその人が出ていた劇を観に行ったし、舞台上じゃなくて、直接話せる機会があるなんてとってもいいな~と思って、その会に参加してきた。 告知の文章もよかった。 「はぁって言うゲーム」というカードゲームがあるらしく、それを使って6人でやった。小さな演技の要素が入っているゲームで、私以外演劇やってる俳優さんと演出家の人で、その人たちの演技も見ててすごくおもしろかった! 例えば、「OK」という

    • 死んで、また生まれ変わる。大学卒業後に、3年続けたレストランの仕事を終わりにした。

      みずから終わりを選ぶことは、みずから死ぬみたいだと思った。 ほんと、一回死ぬんだなと感じた。 昨日、3年弱続けたレストランの仕事を辞めた。全く実感が湧かなかったけど、勤務を終えたとき、もうここに「お店の人」として来ることはなくなるんだなぁと思ってちょっとだけさみしくなった。 大学を卒業してから初めて本格的に働いた場所。理念や提供している料理に共感できたから続けられた。こんなに続くなんて思ってもなかった。熱しやすく冷めやすい、いろんなことに興味を持ってしまってひとつのこと

      • 30歳までに海外に長期で住むという理想

        30歳までに海外に長期で住みたいという気持ちがずっとあった。 大学生の時に長期留学しなかったことを後悔していて、きっと親はお金を出してくれたと思う。だけど自分のモチベーションみたいなものがなかった。というか、そのために努力するほどの動機はなかった。 当時はドイツ語学科のくせにドイツには興味が持てなくて、中東・アフリカに興味があって、クウェートが実施しているアラビア語を学ぶための奨学金制度を中東地域研究の教授に教えてもらって、ドイツ語学科の教授に推薦状を書いてもらって、その

        • クラスメイト

          高校時代のクラスメイトに会った。思い返せば8年ぶり。Instagramの投稿(写真と一言のみで、どこにいるのか、何をしているのかもよくわからない、素性が明らかでない)を見ていて、「おもしろいな、きっと話したら楽しいだろうな…」とぼんやり思っていた。 高校3年生のとき、休み時間の教室は受験モードで、石油ストーブの暖かさと部活や授業、塾で疲れたみんなの眠気で充満していた。 バレー部で、クラスでも目立つ存在で、友だちとふざけ合って豪快に笑うような人でもあったけれど、根はまじめで

        人生のモチベーションもゴールもみんな違うから

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        • にわとり日記
          3本
        • 人間らしく働いている人にインタビュー
          2本
        • メモ
          3本
        • あたしとあんたの生きづらさ
          4本
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          2本

        記事

          「わからなさ」は、あたらしい世界への道

          先日、コンテンポラリーダンスのワークショップで知り合った、バレエを3歳からやっているという女の子が主催したワークショップ&お話し会に行ってきた。 そこには、その女の子の高校時代のバレエの先生もいて、話を聞いた。 2種類の「プロ」 その先生は、10代のころミュージカル系の表現をしていて、21歳くらいのときにプロのバレエダンサーになろうと決意して、23歳でバレエ団に入って、10年はバレエ以外はやらないと決めて続けてきたと言っていた。 男性だからその年齢からバレエを本格的に

          「わからなさ」は、あたらしい世界への道

          世も借りの世、身も借りの身。

          最近、興味があるものが少しずつずれてきていて、自分が通っている整体の先生が通っていた学校の説明会に行って、ここを押すだけで、アゴがこんな引き締まるんだ~とか、私は上体が左にねじれてるんだ~とか、身体おもしろい!身一つさえあればできて、開業しやすくていいな~と思ったり。 一方で、舞踏(ぶとう)というジャンルの踊りを去年の10月にたまたま道端でやっている人を見かけて、その時はなんかおもしろいな~と思ったくらいだったけど、先月から3回ほど舞踏のワークショップに参加して、舞踏の団体

          世も借りの世、身も借りの身。

          働くことで元気になっていく人間

          地下鉄の電車の中でふいに涙が出てきて、改札内のトイレの中でも泣いた。 ひさしぶりに情緒不安定。最初は理由がわからなくて、こんな些細なことでイライラしなくてもいいのに…と思ってたけど、そういうことじゃなくて、単に寝不足と、生理が近づいていることが原因だった。 それでもこんなに悲しさとか怒りのようなものが頭と身体を占めている。 ****************** 同居人である友だちの男性との関わり方に苛立ちを覚えたり、(私にはまったく関係ないし、たぶん家に一人で居ること

          働くことで元気になっていく人間

          わたしの惹かれている、あこがれの人たち

          ほんとうに、ぼーっと、ぼーっとしている毎日。 なんなのだろう。 いいなぁ、いいなぁと思う人たちがいる。 いろんな人のインスタの投稿を見て、うわー!かっこいい!いいなぁと思っている。 ずっと気になっていた、大塚のカフェSOROR。(大学の近くだったけど行ったことなかった)ケーキが載った皿を手に載せた投稿がかわいいと感じていた。実際に行ってみて、いわゆる女子が好きそうな店でこういう感じか~、やっぱり実際に店に行ってみないと、自分が好きな店かは判断できないなと思った。 千駄木

          わたしの惹かれている、あこがれの人たち

          「一日を捨てる」という感覚

          昨日、3〜4年前から毎年夏に行っている千葉の市原に行ってきた。 友だちが空き家活用の事業を旦那さんとやっていたり、地域のシェア畑を運営していたりと、いろいろ活動していて、去年子どもが産まれてお母さんになっていた。 毎年、畑の収穫をさせてもらったり、移住者の人が開いた店に行ったり、(通常ルートじゃないからか)なんだかよくわからない理由・運営方法で、いろんなイベントが開かれているビルの一角があったり。 いろんなところに連れ回してもらって、いつも楽しい。 当日は、仕事の日よ

          「一日を捨てる」という感覚

          ちゃんと怒る必要がある。

          秋限定の厚切りのじゃがバター味のポテトチップスが好きだ。 今夜はもう溜まっていたものが噴き出てしまって、閉店間際のスーパーでポテチとビールを買って、今ここに居る。出すときは出さないと溜まっていく一方だなと思って。 負の感情はなるべく出したくないのだけれど、それでも確かに「ある」ものなら、それを感じ取ることは必要だとは思っている。 仕事帰りに一緒の職場で働いているホールスタッフの子(これからホテルで働き始める)で、同い年の子と話した。その子が今まで感じてきたことや、職場で

          ちゃんと怒る必要がある。

          まぐわい

          「まぐわい」という言葉を、聞いた。 なんだろうと思って調べたら、いわゆるセックスで、「目と目を見合わせて愛情を通わせること。目くばせ」と書いてあった。 漢字で、「目合ひ」と。 セックスっていうとどうしても、卑猥な印象があって、口に出しずらいと感じていたし、あんまりきれいに聞こえないなと思っていたので、まぐわいは、響きが結構好きだ。 この前、岐阜県の郡上の民謡のワークショップに参加したときに、熟女キャバクラで働きながら、心理カウンセラー、そして、セックスカウンセラーとし

          海にかえりたい。

          書きたいなぁと思いつつも、書こう!と決める意思が立たずに、結局夜に映画観たり、ヨガをしながらそのまま眠ってしまうことが多かった。 最近、良くも悪くも自分の感情に素直に従ってしまっている。従いすぎていて、つまらないというか、何やっているんだろうと感じる。結局私はどうするんだろうって。 興味があることに手当たり次第に手を出している。映画観たいときに観て、気になる本を読み漁って、参加したいワークショップに参加して、作りたいもの作って、食べたいもの食べて、思い立って海に行って人目

          「もうすでに生きている」ことへの自信

          今日、「自分の人生の本番はまだ始まっていない」みたいに考えている自分がいることに気づいた。 他人の人生に憧れを抱いては、こんな生き方したいと口にして、自分の人生を棚に上げているような。 一方で、なんだかんだで大学を卒業してからある程度自分の信念に沿って生きられている。それでも、まだもどかしい部分があって、なんだかなぁと思うことも多い。 実際、自分の舞台に立っている感じはしない。わたしはまだ「他人の仕事」をやっていて、「私事の仕事」はできていないと、知り合いのコーヒースタ

          「もうすでに生きている」ことへの自信

          親密さの森

          今まで付き合った人とは親密にならないまま離れていったように思う。それはある意味私に安息をもたらしたのかもしれない。傷付きながらも、ほっとしていた部分もあった。 誰かと一緒にいることは安心できることだけど、一方で相手の森に足を踏み入れていくような怖さがある。そして、相手も私の森に入ってくる。お互いどこまで入ってきてもいいか些細なサインを出し合うんだろうか。 出会うとき、私たちはお互いに自分の森から出て、社会的な「私」を演じている。その時、森の中の「私」は森に残されたまま。

          こだわり

          こだわりのある人になりたいと思っていた。 「こだわる(拘る)」の意味を調べてみたら、「拘泥する」と同じように「気にしなくてもいいようなことが心にかかる。気持ちがとらわれる。」というふうに否定的な意味が本来の意味だった。 「物事に妥協せず、とことん追求する。」と、最近はもっぱら肯定的な意味で使われている。 マイナスにもプラスにも通じる意味として、「つかえたり、ひっかかったりする。」という意味も辞書には載っていた。 最後の意味になんだか惹かれた。自分は人と話すとき、吃るよ

          書くことで自分を保てている。気持ちの機微を、なかったことにしないでよ。

          有料で聞いているラジオがある。 服部みれいさんという編集者の方が半年前に口にしていた言葉が、ずっと心の中にあって、音声を文字起こしして、プリントアウトして手元に置いているくらい。 気になった時に、見返して、うんうんそうだよなぁと唸っている。 言葉を通して、自分の気持ちを伝えたい。 言葉を通して、相手を知りたい。 と、やっぱり私は思う。 気持ちの機微や合間がある 服部みれいさんが話していた内容をざっくり書き出すと、、 ただ日常の会話の中で、自分の気持ちの機微や合間を

          書くことで自分を保てている。気持ちの機微を、なかったことにしないでよ。