書くことで自分を保てている。気持ちの機微を、なかったことにしないでよ。
有料で聞いているラジオがある。
服部みれいさんという編集者の方が半年前に口にしていた言葉が、ずっと心の中にあって、音声を文字起こしして、プリントアウトして手元に置いているくらい。
気になった時に、見返して、うんうんそうだよなぁと唸っている。
言葉を通して、自分の気持ちを伝えたい。
言葉を通して、相手を知りたい。
と、やっぱり私は思う。
気持ちの機微や合間がある
服部みれいさんが話していた内容をざっくり書き出すと、、
ただ日常の会話の中で、自分の気持ちの機微や合間をいきなり口にしてみようというのは、ハードルが高いような気がする。
だから、ひとりでもの思いにふけって、ぼーっとしながら、書いてみたりしたらいいんじゃないか。
整った文章なんて最初から出てこないから、「なんだかよくわからないけど悲しい」「目がしょぼしょぼする」「山のイメージが浮かんでいる」とか、とにかく頭の中にあるものをまず取り出して、机の上に出して、眺めてみればいいのかなと思った。
自分の中にあるかもしれないものを、まず探ってみる。ないと思ってたら見つからないと思うけど…
私は絶対にあると思う。
言葉になる以前の何か。
生き生きとした心の躍動を言葉にする
そして、もう一つ印象的だった部分。
「国語教育の弊害」とみれいさんが口にしていたけど、私も小学校から高校まで、作文なんて自分のためじゃなくて、先生に見せるため、評価の対象になる、公の文章というイメージを抱いていたと思う。(もちろん、当時は何にも考えていなかったけど)
私は、ただただ自分のためだけの日記を4年弱続けている。書かないと気が済まない。夜寝る前だけじゃなくて、電車の中で思い浮かんだことを書いたりもする。書くことで私は自分を保てていると思う。
何を感じているのか。
何を考えているのか。
目の前に言葉が置かれるとほっとする。あぁ、私こんなこと感じていたんだって。私自身に聞いてもらったような気になるし、そんなふうに感じていた自分を手放せるようにも感じる。
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そんなこんなで、
私は
言葉にすること、
書くこと、
作文
にすごく興味があるし、もっとこういうテーマで動いていきたい。
ということで、私がライターをしているgreenz.jpというメディアでも、「作文の教室」という講座をやります。
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」
オンラインで一日、がっつり学べるので、興味がある方は見てみてほしい。アーカイブも今後追加するそう。
なんか、宣伝みたいになってしまったけど、ほんとうに書くことはおもしろいと思う。
最後に、もう一つ。。
先日、ホリスティックマッサージをしてくれたフランス人の女性が口にしていたこと。
自分自身だけじゃなくて、自分と接する人も本物であってほしい。それが自分の誠実さにもつながるような気がする。私だけが本物であろうとしても、足りない。
言葉によって背筋が伸びて、立ち止まれる。
私は今の気持ちを手紙にして送ってみようと思う。一緒には居られないと思って距離をおいた人に。手紙を送ることは、その瞬間の自分を相手に託すことでもある。
日々何か感じ、考えているものを手放して、また何か私の中に生まれることがきっと楽しいんだと思う。
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