古川真人

ブルジョアな雑学No.6『背高泡立草』

ブルジョアな雑学No.6『背高泡立草』

162回芥川龍之介賞(2019年下半期)受賞作品が古川真人さんの『背高泡立草』に決定しました。作者である古川さんは28歳までニートだったらしいです。そして31歳で今作、芥川賞を受賞。すごいですよね。 経歴も異色ですがタイトルも気になりますよね。背高泡立草、、、。セイタカアワダチソウ、、、。はて? そんなセイタカアワダチソウには変わった生態があるんです。それは根から他の植物の生育を妨げる物質を出すんです。また、このような効果を出す物質をアレロパシー物質と呼びます。以上です。

第49回 『背高泡立草』 古川真人著

第49回 『背高泡立草』 古川真人著

 こんばんは、JUNBUN太郎です!  今夜も「読書はコスパ最高のコスプレです」のお時間がやってきました。本は自分以外の人間になりきる最も安あがりな道具。この番組では、リスナーのみなさんから寄せられる、読書体験ならぬコスプレ体験を、毎週ひとつご紹介していきます。  ではさっそくリスナーからのお便りをご紹介しましょう。  ラジオネーム、ソリダ子さん。  JUNBUN太郎さん、こんばんは。  さいきん本屋さんでブラブラしてたら一冊の本に目がとまりました。 『背高泡立草』?

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第162回受賞作『背高泡立草』(古川真人/集英社)

第162回受賞作『背高泡立草』(古川真人/集英社)

第162回受賞作『背高泡立草』(古川真人/集英社)を…番組ラテ欄っぽく紹介! 【EPG80文字】 先祖代々暮らしていた離島の家に草刈りに訪れた一家▼草刈りをキッカケにかつての住人や家にまつわる物語が動き出す▼家を捨て満州へ渡った家族▼カヌーで流れ着いた中学生 【EPG200文字】 先祖代々暮らしていた長崎の離島の家に一家で草刈りに訪れた奈美▼草刈りをキッカケに奈美の何気ない1日とかつての住人や家を巡る様々な時代の物語が交錯する▼満州に希望を見出し島を去った家族▼蝦夷へ

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星野智幸さんが”もう古川真人に夢中である。こんな小説家を待っていた。デビュー後の最初の作品である『四時過ぎの船』も期待に違わぬ小説だった。”と。同感した。

星野智幸さんが”もう古川真人に夢中である。こんな小説家を待っていた。デビュー後の最初の作品である『四時過ぎの船』も期待に違わぬ小説だった。”と。同感した。

古川真人さんの『四時過ぎの船』を読んでみました。深く考えました。(2017年7月30日/新潮社刊) 『四時過ぎの船』は、いやこの作品に限らず古川真人さんは、家族、一族の系譜を丹念に描かれている。 そして、それを受け渡し、受け取る人間が、なぜこの時代に生まれ出て、確かに存在し、受け継ぎ、やがて居なくなることの意味に行き着こうとしているように見える。 長崎の離島に住む認知症の老女は、かたわらのノートに自分が書いた「今日ミノル、四時過ぎの船で着く」の意味が分からない。 ぼくは

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○今日は 古川真人 先生のお誕生日です!
Happy Birthday!0729

○今日は 古川真人 先生のお誕生日です! Happy Birthday!0729

古川真人○縫わんばならんの退屈な毒に効用なし ○昨年(16年/陽申)の09月07日(海辰)の DNA「玉」のありえない守護神的支合日に、 第48回新潮新人賞を受賞し、 第156回芥川賞の候補になるも酷評され、 あっさり退けられた古川真人(88-0729/草酉)の 『縫 わ ん ば な ら ん』が、 01月30日(灯巳)のDNA「鳳」の半会日に上梓された。 同書は、九州は長崎の離島の旧い家の老婆が語る 一族をめぐる四世代の時間の流れを織り成すもので、 認知症で、ほころびていく

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『背高泡立草』古川真人【読書感想文】

『背高泡立草』古川真人【読書感想文】

「納屋の草は刈らねばならない」 あらすじ  大村奈美の実家であり、敬子が暮らす長崎にある納屋。その納屋の草刈りに、親族らで向かうこととなる。奈美は敬子や伯父の話を聞き、吉川家と納屋が過ごした時間と人の話を知る。草木で堆くなった納屋を軸に過去と未来に想いを馳せるーー。 感想  今年の芥川賞作品。一気に読みました。 正直な感想は「うーん、なるほど」です。福岡と長崎の方言が、各時代の方言の書き分けはなかなか細かく表現されていて、丁寧でした。(長崎出身の方には少し物足りないか

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2020年ブックレビュー『背高泡立草』(古川真人著)

2020年ブックレビュー『背高泡立草』(古川真人著)

芥川賞(2019年下半期)を受賞した古川真人さんの「背高泡立草」は、スムーズに読み進めるまで、なかなかエンジンがかからなかった。いや、面白くなかったというワケでは決してない。 草刈りに向かう家族のストーリーに、彼らの先祖たちや家にまつわる話が重なり、交互に展開されていく。過去の物語は時代も登場人物も最初からはっきりと書かれているわけではないので、読み手は少々戸惑う。しかし、後半になると、小説全体の中で誰かの(もしかして家の?土地の?)フラッシュバック的な「記憶」の役割を果た

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離島の何気ない一日とその奥にある深遠な物語

離島の何気ない一日とその奥にある深遠な物語

古川真人さんの「背高泡立草」という本を読みました。連休に離島にある母方の実家に行き、草刈りを手伝わされる一日を書いた物語です。途中、作中作がいくつも出てきて、それが離島の持つ独特の雰囲気を醸し出しているように感じました。 この物語の主人公が感じたように使われていない納屋の周りの除草をすること、あるいは貴重な休みの日を一日使って、行くこと自体に意味があるのかと聞かれると合理的な理由はない感じもします。一方で、業者を使ったり、除草剤を使わず、わざわざ船に乗って離島に行き、鎌を使っ

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芥川賞 受賞者インタビュー|古川真人「4度目の選考会、ロング缶5本飲んだ夜」

芥川賞 受賞者インタビュー|古川真人「4度目の選考会、ロング缶5本飲んだ夜」

第162回芥川龍之介賞は、古川真人さんの『背高泡立草』に決まった。大学を中退し、新潮新人賞を受賞するまでの6年間は無職だったという古川さん。ひたすら寝転がっていたと回顧する。日々どのような気持ちで小説を書いているのか。そして受賞への想いを語った。 ちゃんとした予定は気が重い ――芥川賞受賞が発表された1月15日は、祝賀会を早めに切り上げられたそうですね。 古川 帝国ホテルで夜8時に記者会見が終わって、選考委員の先生方に挨拶に行ってシャンパンを飲み、それが終わったら近くの

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「背高泡立草」古川真人 【感想】そこに埋もれているものは何か

「背高泡立草」古川真人 【感想】そこに埋もれているものは何か

今回は、第162回芥川賞を受賞した古川真人さんの「背高泡立草」について、感想というか、個人的な解釈を書いてみる。  物語は主人公たち(吉川家)が生きる現代と、吉川の二つの家にまつわる過去の出来事に分かれており、一章ごとに交互に展開される。過去の出来事は現代の登場人物たちの会話をトリガーにして始まるが、現代と直接的に繋がることはなく、各章ごとに独立した物語として語られる。その時代はバラバラであり、現代の登場人物が生きていないことがほとんどである。  おそらく、この物語にお

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