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    『扇(Fan)』

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    『結晶(Crystal)』

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    『スカイフィッシュ(Sky Fish)』

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    『道(road)』

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    『梯(ladder)』

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    あなたの番です【感想文】

    「あの…遺体って言葉聞くだけで怖いんでこれからは遺体のこと〝パッタイ〟って呼びません?」 あらすじ 年の差婚の新婚夫婦、手塚菜奈と手塚翔太はマンション「キウンクエ蔵前」の一室を購入し新婚生活に胸を膨らませる。 マンションの住民会に菜奈が参加することになるが、ひょんなことから、殺したい人の名前を紙に書き、クジのように引く「交換殺人ゲーム」が始まった。 (引用:Wikipedia『第1章第1話』より) 感想 「反撃編」も含め、一気に20話観ました! ミステリーは

    あなたの番です【感想文】

    愛がなんだ【感想文】

    「愛がなんだってんだ、そんな誰かが定めた何かで私を縛らないで」 あらすじ 主人公のテルコ(テルちゃん)は、恋愛になるとそれだけにしか考えられなくなる。5ヶ月前に知り合った田中守(マモ)から呼び出されると、たとえ深夜でも会いに行く。 仕事中であろうが、友人から呆れられようが、とにかく恋愛が最優先。そんなテルコとは裏腹に、守はテルコに対して全く恋愛感情を抱いておらず、ただの都合の良い女でしかなかったーー。 感想 アラサーの男女の恋愛模様が描かれていた映画だな、と思い

    愛がなんだ【感想文】

    夢を与える【感想文】

    「私は、彼を愛していました」 「そんなに醜い顔をしていましたか?」 「それが醜いと言うのなら」 「人は人を愛してはいけないと思う」 あらすじ フランス人の父、元モデルの母から生まれた阿部夕子。幼少期からそのスター性を見出され、企業のCMオーディションに合格し、芸能界へ進む。 目まぐるしい日々を送る中で、周囲からのプレッシャーや自身の葛藤に苛まれる中、とある青年と恋に落ちる。しかし、その恋が夕子の人生を大きく揺るがすことになるーー。 小松菜奈氏、菊地凛子氏W主演で送る、

    夢を与える【感想文】

    HIBIKI【感想文】

    「人が面白いと思った小説に作者の分際で何ケチつけてんの。 太宰も言ってるでしょう。小説家なら傑作1本書いて死ねって。 私は死なないわよ。まだ傑作を書いた覚えはない」 あらすじ 鮎喰響(あくいひびき)は、15歳の高校一年生。高校入学の前に書いた小説『お伽の庭』を出版社に投稿し、物語は始まります。彼女はとにかく常にストロングスタイルです。自らの価値観に反することであれば、売られたケンカは買い、友人を傷つける者には容赦なく鉄拳制裁。  しかし、小説の才能は尋常ではなく、瞬く間に業

    HIBIKI【感想文】

    輪るピングドラム【感想文】

    アニメが好きです。 物語の隠喩は常に無意識に語りかけ、気づきを与えてくれるからです。 その中でも1番と言ってもいいほど、ステキな作品。 キラキラと可愛らしい作画とは裏腹に、物語は非常にシリアス。 あらすじ 双子の高倉冠葉、高倉晶馬そして、妹の陽毬は3人で暮らしていた。しかし、陽毬は不治の病をわずらっており医者からは余命宣告をされていた。 「水族館に行きたい」陽毬の願いを叶えるために、兄たちは家族で水族館へ向かった。ところが、陽毬の容態が急変し、陽毬は帰らぬ人となってし

    輪るピングドラム【感想文】

    『変身』カフカ・フランツ【読書感想文】

    「あいつがわれわれのことをわかってくれたら」 あらすじ ある日、主人公のグレゴールが目を覚ますと毒虫になっていた。毒虫になったことで、寝台からも起き上がれず、家族からも家族も徐々に見放されてしまう。確かに人間だったグレゴールもだんだんと自分が「自分」であることを見失っていくーー。 感想 素晴らしい小説というのは、読者には想像もつかないような心理描写が数多くありますね。この小説もその例に漏れず、思いもつかない心理描写に溢れています。 当たり前ですが、誰しも毒虫になったこと

    『変身』カフカ・フランツ【読書感想文】

    『夕映え天使(琥珀)』浅田次郎【読書感想文】

    「おとうちゃんな、大手柄を立てた」(『琥珀』より) あらすじ(※『琥珀』のみです)  六篇からなる短編集。人間模様から滲み出す「喜怒哀楽」を巧みに描写した作品。 米田は定年間近の警官で、一人旅をしていた。汽車を降りた街で、寒さを凌ぐため喫茶店に立ち寄る。そこで、喫茶店「琥珀」のマスターと出会った瞬間に米田は頭に何かがよぎるーー。 感想 唸りました。率直に、素晴らしい作品でした。短編でこの衝撃、いえ、短編だからこそなのか。時代背景、情景描写、そして会話の流れ。全てがなんと

    『夕映え天使(琥珀)』浅田次郎【読書感想文】