元号越し蕎麦「へいせいろ」を知った夜 / 花井優太

なんてことないことがなくなったら、なんてことあることしかなくて大変だ。これは、『ケトル』の副編集長である花井優太が、生活の中で出会ったことをざっくばらんに、いや、ばらっばらに綴り散らかす雑記連載です。第一回目は、元号越し蕎麦の話。(太田出版ケトルニュース2019年5月配信)

年越し蕎麦は聞いたことがあれど、元号越し蕎麦というのは聞いたことがなかった。しかしテレビを見ていたら、そんなものもあったら

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『ケトルVol.52』 特集案内と、noteで読める連載まとめ

2月15日発売『ケトルVol.52』は、ホラー小説の巨匠、スティーヴン・キング特集!
スティーヴン・キング原作の映画作品から『イット』『ペット・セメタリー』『シャイニング』『キャリー』『ミザリー』の主要キャラクターたちが勢ぞろいの、長嶋五郎さんによるイラストの表紙が目印です。
そして本誌連載のうち、noteでも読める4つの最新回も公開しました!

noteで読める連載

◆小説「メメント・モリタ」

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曽我部恵一 連載小説「メメント・モリタ」第二章

前号のあらすじ
主人公のぼくは、5カ月経って春になっても、元カノのミカが忘れられない。それでもエロい気持ちにだってなるし、美味しいものは美味しいし、いい音楽はいい。ただ、彼女に別れを告げられた瞬間から、色づいていた街がモノクロームの廃墟になったままだ。

ミカが通りの向こうからやってくる。小走りで。風で前髪が跳ね上がるのを避けるように顔を下に向けながら。くちびるがピンクの三日月を描く。笑っている。

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vol.4 Licaxxxから演出家・三浦基さんへ質問 演劇の演出はどこから始まる?

Licaxxxは、東京を拠点に活動するDJ、ビートメイカー、編集者、ラジオパーソナリティ。そんなLicaxxxがいろんなところへ出向いたり、インタビューしたり、文字を書いたり……多ジャンルのマニアックを追求していく。すでにマニアの方は読んで一緒にニヤニヤしてほしい。そしてまだマニアでない方も、きっとあなたの「マニアックの扉」をノックする連載。

今回は京都である。左京区にある、劇団「地点」の稽古場

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池田エライザの“冬のモヤモヤ”は、重い!?

ともすると見過ごしがちな、世の中で普通に起こるけどでも実はなんだか変なこと。つい目を瞑ってしまいがちな、矛盾。女優・池田エライザが月々に見つけたそんな“モヤモヤ”を考察する、彼女の頭の中を覗き見するような連載。
今回はモヤモヤと、冬との、関係を考えます。

冬である。そんな寒い日々に私が呼吸をして、生きていること。必ずしも当たり前のことではないのかもしれないけれど、それじゃあ、人間という生き物とし

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【サラリーマンへの警告者】  松本清張

弊誌編集長で、ビールと昆虫図鑑とトリビアが好きという嶋浩一郎が提案するのは、少し変わった文学の読み方。毎回、一人の作家にフィーチャーしながら、物語とは別の見どころやおすすめの作品を紹介します。

さて、春が近づき、4月も間近に感じられるようになった。4月といえば人事異動の季節である。コツコツ働いた甲斐あって係長や課長に昇進する人もいるだろう。そんな人に是非読んでおいてもらいたいのが松本清張の作品群

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『ケトルVol.51』 noteで読める連載まとめと、特集案内

『ケトルVol.51』は、25周年を迎えた「プレイステーション」特集!
PS2のデザインは映画『2001年宇宙の旅』のモノリスからインスピレーションを受けた、というエピソードがモチーフになった、北村みなみさんの表紙が目印です。
そして、今号より4つの連載がnoteでも読めるようになりました。

noteでスタートした連載

◆小説「メメント・モリタ」
曽我部恵一 初の連載小説・第一章

◆池田エラ

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エライザのモヤモヤ(2)ねこっ毛

ともすると見過ごしがちな、世の中で普通に起こるけどでも実はなんだか変なこと。つい目を瞑ってしまいがちな、矛盾。女優・池田エライザが月々に見つけたそんな“ モヤモヤ” を考察する、彼女の頭の中を覗き見するような連載。
モヤモヤを、一緒に解消しませんか?

ねこっ毛。

辞書によると「猫の毛のように、やわらかい頭髪」。検索したら英語では“fine soft hair”と出てきた。連載2回目から随分とガ

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曽我部恵一、初の連載小説がスタート 「メメント・モリタ」第一章

「書け書けと言われ、書き始めたのだ。小説。
物語がどうなっていくのかは全然わかりません。わかってても、そのように進まぬように願いたい。
自分の人生とはちょっと違うところで、また自由に生きる気分で、このお話に取り組んでみるつもりです」
曽我部恵一、初の連載小説がスタート。

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Vocal、Guitar、Keyboard募集! マンデーズ、ローゼズ、ZEP、ダニーハサウェイ等が好きです。当

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vol.3 Licaxxxが次に開く扉は“演出”

Licaxxxは、東京を拠点に活動するDJ、ビートメイカー、編集者、ラジオパーソナリティ。そんなLicaxxxがいろんなところへ出向いたり、インタビューしたり、文字を書いたり……多ジャンルのマニアックを追求していく。すでにマニアの方は読んで一緒にニヤニヤしてほしい。そしてまだマニアでない方も、きっとあなたの「マニアックの扉」をノックする連載。

演出。

またふんわりとした大きなテーマだと思われる

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