ゆっこ|yukiko yamada

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ゆっこ|yukiko yamada

日常の中で感じたこと、考えたことを書いてます。書きながら考えてます。興味あるテーマは「対話」や「聴くこと」。心をつかむ文章を模索中。教育関係NPO勤務|教育・福祉系のウェブマガジン執筆・編集|元幼稚園教諭|フォローいただく際はぜひnoteを読んでからお願いします😊

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受け取れなかった言葉

時の流れで色褪せるものもあれば、色づくものもある。 おうち時間が長くなり、部屋の居心地の良さを求めるようになった。家具の配置を変えたり、好きなデザインの雑貨を置いたりと、しっくりくる空間を目指している。特に最近は目につかない場所の片づけにも勤しんでいる。 クローゼット。…というより押し入れか。上は洋服類、下は行き場のない物が詰め込まれている。手前の物を出すと軽く雪崩が起きた。ああやっぱり。いったん外に出して整理しよう。よいしょ、よいしょ。やっとこさ一番奥の箱が出てきた。こ

    • 「私だからこそ」を見つけたい

      「チームを組むこと」の意味は何だろう。 一人ではスキル的にできないから? 単に人手が足りないから? 誰かの活躍の場をつくるため? どれもそうなようで、違うような気もする。 大小の差はあれど、息を吸うようにあたりまえに「チーム」が身近に存在するからこそ、そもそも何のために組むのだろう、今「チーム」と思っているものは、本当に「チーム」と言えるのだろうかと、考えてみたい。 * 企画メシ第3回目の講義は「バンドの企画」。 事前課題は、「今の時代にあなたがプロデュースしたい”

      • 嘘のない言葉は、きっと届く

        ふりかえると、全くつながりがない状態から、誰かに何かを依頼することがほぼなかったように思う。 依頼するにしても、すでに誰かが築いてくれた関係性を引き継いで「今回は私が担当します、よろしくお願いします」という感じだ。前例があるから、話もしやすい。もちろんすでにある関係性を紡ぐことも大事だけど、「のっかってるだけだよなぁ」と自分を批判的に見てしまうこともあった。 * 企画メシ第2回目の課題は「書籍の企画」。「人生をかけて作りたい書籍の企画を考え、著者となる人に依頼文を作成し

        • 子どもの「やりたい」を一緒に見つめる

          そこには見渡す限りの緑が広がり、トンボは追いかけっこをするように飛び回り、カエル、バッタも草むらをぴょんぴょんと跳ね回る。 ある子はターザンロープでゆらゆらとゆれ続け、ある子は木工工作に夢中。一緒に暮らす犬の近くで、一日の大半を過ごす子もいた。何をしても、何をしなくてもいい。子どもの「やりたい」を尊重できる、ゆったりとした時間。 * 先日の3連休に、20人くらいの子どもたちとキャンプに行ってきた。「夏休みキャンプ」と銘打ってはいるものの、実際には夏休み前。一足早く、夏の

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          小さく決めながら進む

          最近のお休みはもっぱら課題に取り組む日々。 同時期に2つの講座を始めたため、課題がどーん!どーん!といい感じに押しよせる。負荷をかけて筋トレをしてると思って、真剣にそれらと向き合う。どうかな。少しムキっとしてきたかな。近所のカフェにはお世話になりまくり。ありがたや。 仕事でも、課題でも、いたるところで出会うのが「締切」。 人と一緒に何かに取り組むときに、締切という取り決めがあることで、スムーズに進めていくことができる。締切は「約束」だと思って、どんなにいそがしい状況でも

          小さく決めながら進む

          勇気を出して世界を広げてみる

          最近、新しいチャレンジを始めました。 コピーライターの阿部広太郎さんが主催する「企画メシ」にエントリーし、ありがたいことに選考通過し、企画生として加わることになりました! エントリー前はぎりぎりまで悩み、送信ボタンとにらめっこ。年齢や職業問わずといいつつも、クリエイティブな方々が多いんだろうなぁと、ついていけるのだろうかと。 でも。そもそも日程的に参加できそうな機会が今後めぐってくるとも限らず、やらなかったら絶対後悔する。それだけはわかったので、勇気をもって送信ボタンを

          勇気を出して世界を広げてみる

          毎日、満足できるように生きられたら

          横断歩道で信号が変わるのを待っている時、何気なく思った。もし、誤って車がこちらに突っ込んできたら、ここで命が尽きるのだろうかと。 「明日が来るとは限らない」「今が一番若い」。今を大切にしようと呼びかける言葉は、世の中にたくさんある。聞くたびに「ああそうだった」と心が引き締まり、一日を、この瞬間を、大切にしようとする。明日が来るとは限らないのだから。今日で終えても後悔しないように生きようと。チャレンジしたいことには、今この瞬間に踏み出すべきだと。 ただ実際のところ、変わらず

          毎日、満足できるように生きられたら

          関心を寄せ合える社会は、きっと優しい

          電車を降りて、改札へ向かうまでの間、前を歩く人からひらひらと何かが落ちてきた。 切符だった。記念切符とかではなく、これから改札を出るために必要な切符。今のご時世では珍しいのかもしれないけど。 落とした人との距離はどんどん空いていく。地面に接着した切符をひょいと拾い、小走りで追った。追いつき「すみません、切符落としましたか」と聞いた。やはりその人のだったようで「ありがとうございます」と受け取ってもらえた。 落としたのを見てから、拾って、小走りでその人に届けるまで、おそらく

          関心を寄せ合える社会は、きっと優しい

          noteが書けない理由をポジティブに考えてみた

          noteを書きたい。でも書けない。 書けたけどなんか微妙。間が空く。 また書けない。 そんなループを繰り返していた。 別にしがみつかなくてもいいのだけど、熱心に書いてた2~3年の充実は、そう簡単に捨てられない。 たくさん考え、感じ、書き、反応をいただき、いろんな方と関わった。思いを言葉に落とし込む難しさや、楽しさ、誰かに届いた嬉しさも知った。 「いろんなことを考える自分」が好きだったし、自分の考えを言葉にすることで、自分を好きになっていったとも思う。 だから今、熱心

          noteが書けない理由をポジティブに考えてみた

          まっすぐは赤でも、左右は青

          目的地へ向けて足早に歩いていた。季節にそぐわない気候に、少々顔をしかめながら。 あつい。顔がほてっているのがわかる。 信号が見える。渡りたい。 近づくと、点滅し始める。止まる。 また歩く。信号が見える。渡りたい。 近づくとまた、点滅し始める。止まる。 自分の歩みに合わせて信号が青に変わると、何かに背中を押されているような気持ちになる。逆に赤に変わると、意気込んでいるのに水をさされるような、そんな気持ちになる。 青に変わる日は驚くほど連続で青に変わるし、赤に変わる日は

          まっすぐは赤でも、左右は青

          ためらう気持ちも受け止めて

          「行ってしまえば楽しいよ」 そう無責任に人は言う。そりゃ行ったら楽しいのかなって頭ではわかるよ。でも「行ってしまえば」のハードルが高いんだって。行った後のことよりも、今ここで踏み出すことに勇気がいるんだよ。 先日、仕事でアスレチックのイベントを開催した。そこへ初めて参加した子どもがいた。その子はお母さんから離れることが嫌で、やっぱり行かない、お母さんといる、と泣いちゃってた。 自己紹介をしたり、アスレチックの楽しさを伝えて、少し気持ちが落ち着いてきた。「行っちゃえば楽し

          ためらう気持ちも受け止めて

          子どもとの関わりで大切なことは、子どもが教えてくれた

          これまでの仕事やボランティアを通じて、いろんな子どもと出会ってきた。何人くらいなんだろう。1000人は超えるのかな。もっと多いかな。その中には1回きりの出会いも含まれるから、継続的に、あるいは深く関わった子の数は少なくなるけれど。 子どもとの関わりに一つの正解はない。 もっと言えば「正解」そのものがなく、何が正解なのかはその子にしかわからないし、その子自身も今の時点では正解かどうかはわからない。のちのち大きくなったときに、ああやって関わってもらえてよかったと、逆にああやって

          子どもとの関わりで大切なことは、子どもが教えてくれた

          書きながらもがく

          何かを書きたいな。何を書こうかな。そう考えて30分くらいたってしまったので、とりあえず書き始めてみる。 毎日書いてたときに比べると、書きたいこと、伝えたいことが思い浮かばない。毎日書いていたからこそ、感じることや思うことが自然に増えていったのかもしれない。たまごが先か、ニワトリが先か。 じゃあ書かなくてもいいんじゃ?とも思うけれど、他の人が書いているのを読んだり、昔の文章を見返して、「何となく」書きたい気持ちになっている。でも書きたいのに書きたいことがない。おかしな話。

          書きながらもがく

          プラスを共有し合う

          一つひとつこだわって選んだであろう家具や雑貨、整えられた部屋、食欲をそそる料理、美味しそうに見せる食器。観葉植物の緑や、花瓶に生けられた花たちが、部屋をパッと明るくする。 最近、暮らし系のyoutubeをよく見る。見てて何が楽しいの?と聞かれると難しいが、なぜかぼーっと見てしまう。 そこに出ている人たちは、だいたい顔を隠している。個人を特定されたくない、副業が禁止されてる、より暮らしに視点があたるように…などなどいろんな理由があるのだろう。私だってもし動画を出すとしたら顔

          プラスを共有し合う

          朝への憧れ

          最近、早起きをしている。早起きと言っても6時半くらいなのでそこまで早くもないのだけど、私にしては偉大なる一歩だ。 ずっと早く起きれないことに悩んでた。 平日はゆっくりめ出勤のため、早く起きればゆとりがもてる。その時間にやれることは多い。youtubeで朝活ルーティーンを検索し、こんな優雅な朝を迎えたい!と意気込む。 でも結局、お布団に負ける。ああ今日もダメだったと落ち込む。目覚ましを遠くにしたり、部屋の外に置いたりしてもダメだった。睡眠時間がそもそも足りてないから起きら

          あたたかいケトル

          白地をベースに、取っ手と蓋を開けるボタンは赤。スイッチを押すと青くなり、少したつと”ざざー”と水が沸く音が聞こえ始める。ぶくぶくぶく…”に変わり、スイッチが”カチッ”と戻ったら、できたよの合図だ。 先日、電気ケトルとお別れをした。一人暮らしを始めたときから使っていたから、もう10年近くになる。その間一度も壊れずに、ほぼ毎日働いてくれていた。 最近youtubeで「暮らし」「インテリア」をテーマに動画をよく見ている。出てくるケトルはみんなおしゃれでスタイリッシュ。今のケトル

          あたたかいケトル