吉野ちあき

底知れぬ食欲と闘いながら、日常のちょっとした気づきを書き残しています。 人生哲学をつま…

吉野ちあき

底知れぬ食欲と闘いながら、日常のちょっとした気づきを書き残しています。 人生哲学をつまみに、お酒やコーヒーを飲むのが好き。 誰かにプレゼントするような記事を毎日届けられたらいいな。2024年1月からnote毎日更新チャレンジ中。

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たまに選ぶと驚くほどおいしいもの

昨日食べたシフォンケーキのホイップサンドは天使の化身だった。 シフォンケーキもホイップクリームもふわっふわ。 シフォンケーキは見た目のシンプルさから、なかなか手が伸びない品だけれど、久しぶりに食べてみると、そのおいしさに毎回驚く。 ふわふわ × ふわふわ = ヘヴン! 以前、他のスイーツ店を予約していたときに前を通りかかって、ずっと恋焦がれていたシフォンケーキ。テイクアウトして時間がたってしまったから、クリームは沈んでいるけれど、店頭に並んだシフォンケーキのホイップは

    • 昨日、太りづらくなったと投稿したばかりだけれど、カレーを食べてシフォンケーキを食べたら、ちゃっかりプラス0.5kgになったので、ほどほどにしないとなと自省したのだった。

      • なぜか太りづらくなった

        この秋になってから、急に太りづらくなった。 理由はよくわからない。 もちろん太りづらい体質を目指して、筋トレと有酸素運動を続けてきた。腸内の痩せ菌を増やすため、食べるものにも気を遣っている。 たくさん食べた後は、血糖値が上がりすぎないように30分ほど歩くか、スクワットをするようにしている。 その効果が出ているのだろうか。 今まで、丼ものや麺類、カレー、揚げ物を食べると、翌日の体重は0.4~0.7kg増えていた。数日たっても、なかなか減らない。 最近では、体重は変わ

        • 期間限定ものは意外とおいしい

          何でも定番がおいしいと思ってしまうから、 試しに期間限定ものを食べてみて、おいしかったときにカルチャーショックを受ける。 例えば、雪の宿のメロンパン風味。 これは、結構感動した。最近食べたおいしいものリストに入っている。 ちゃんとメロンパンの味がする。メロンじゃなくて、メロンパンの味。メロンパンの味って、もはや何なんだという感じだけれど。 これを食べるなら、メロンパンを買ったほうがいいとも思わなくて、これはこれで買って食べたい。雪の宿の砂糖の甘さ、煎餅のしょっぱさもち

        たまに選ぶと驚くほどおいしいもの

        • 昨日、太りづらくなったと投稿したばかりだけれど、カレーを食べてシフォンケーキを食べたら、ちゃっかりプラス0.5kgになったので、ほどほどにしないとなと自省したのだった。

        • なぜか太りづらくなった

        • 期間限定ものは意外とおいしい

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        記事

          ひとり中華を食べる/鳳泉

          平野紗季子さんのエッセイ『ショートケーキは背中から』には、京都の中華料理店、鳳泉のエビカシワソバが出てくる。 通勤路でいつも見かけるあの人気店か!とすぐにピンときた。ランチには少し遠いけど、帰り道に夜ご飯で食べてみたいな、と思うようになった。 何にせよ、私は中華が大好きなのだ。中華のあんかけがお米や麺に乗せられている料理が特に好物。 鳳泉の夜のラストオーダーは19時。はやい。 職場で参加している部活動を先に抜けさせてもらって、急いで向かう。 貼り紙が多くて、絶妙に中

          ひとり中華を食べる/鳳泉

          コーヒー屋さんで出てくるスイーツは、コーヒーとのペアリングが考えられていておいしいけれど、スイーツ屋さんで出てくるコーヒーは、スイーツに合うとは限らないというのが最近の気づき。

          コーヒー屋さんで出てくるスイーツは、コーヒーとのペアリングが考えられていておいしいけれど、スイーツ屋さんで出てくるコーヒーは、スイーツに合うとは限らないというのが最近の気づき。

          初めてのタルトタタン/PEAR PRESS

          タルトタタン。 甘く煮たりんごにタルト生地をかぶせて焼いたもの。 『暮らしの図鑑 ケーキ』という本を読んで、その存在を初めて知った。失敗から生まれたケーキらしく、「世界最高の失敗作」とも呼ばれている。 そんなの、気になるじゃん。どんな見た目で、どんな味がするんだろう。 マップ上で「タルトタタン」と検索すると、何件かヒットした。実際にお店に出向き、タルトタタンを置いているお店を2件見つけた。 ショーケースから眺めるだけでは、よくわからない。ただ、私が知っているケーキと

          初めてのタルトタタン/PEAR PRESS

          明日は6時半に家を出て、タルトタタンを食べに行くと決めた!北上するぞ。

          明日は6時半に家を出て、タルトタタンを食べに行くと決めた!北上するぞ。

          帰り道に歩くと出会いがたくさんある

          「歩くの楽しいですよ」と、本心で言った。 通勤路で何駅分も歩いている話をしたら、「その話、他の人にもしていいですか」と言われるくらい驚かれた。 すごいですね、と言われたけれど、私の今選んでいる通勤路は、楽しくてあっという間に目的地に着いてしまう。一種の趣味かもしれない。 川沿いを歩けば、景色が開ける。1分ごとに表情を変える自然の色彩を眺めているのも楽しいし、そこで過ごす人たちも面白い。ビールのロング缶を片手に語らっている人、ワインのボトルを開けている人、個性的なアーティ

          帰り道に歩くと出会いがたくさんある

          りんご3個分

          体重を聞かれたときに「りんご3個分」みたいなおしゃれな言い回しができたらいいな、と思った。 だけどいい歳をした大人が「りんご3個分」と答えていては、場の空気を制してしまう。 リアルな数字で「○○3個分」と答えられないか、調べてみた。例えば、デスクトップのパソコン3台分とか。 そしたら自分の体重は、全自動式の小型洗濯機と同じくらいと知って、そっとブラウザを閉じた。 * 最近、りんごのことばかり考えている。タルトタタン、アップルパイをどこでどのタイミングで食べようか悩み

          りんご3個分

          私流、新しいお店の開拓法

          私のお店の開拓法は、たぶん偏っている。 というのも、ずっと田舎に住んでいて、口コミサイトを見ても口コミ「‐‐」と記載されているお店しかない。つまり、口コミ0件。 ネットの情報は使い物にならない。入ってみて、自分で確かめてみるしかない。怖いけど。 だけど、そういう背景があるから、今でも歩いて見つけたお店にふらっと入れるのだと思う。そうやって新しいお店を開拓している。 グルメな人たちは、食べログでお店を見つけるものだと思っている。だけど、私の生活圏で機能していなかった食べ

          私流、新しいお店の開拓法

          初めておいしいと感じた日の追体験

          ダイエットで禁じていた食材を再び食べるようになった。そのおいしさに、初めて出会ったときの感覚で感動している。 そんな初見の追体験みたいなことって、できるんだ。 何かを初めておいしいと思ったとき。その感覚は、貴重だ。何かと何かが結びついた瞬間。気づき。ひらめき。細い布がはらはらと舞い降りてくるあの感じ。本来、二度目以降では、味わえない。 それをもう一度辿れる幸せ。ダイエットって、そんな得があったんだ。 なすを久しぶりに食べて。こんなに肉っぽかったっけ?と思った。これは、

          初めておいしいと感じた日の追体験

          他人が作った料理を食べたくなるときがある

          自炊を続けていると、自分が作る料理を食べるのが辛くなるときがある。無性に誰かが作ったごはんが食べたい。そうでなければ、今日は食べ物が喉を通りそうにない。 大げさではなく、本当にそういう日が定期的に来る。 久しぶりに自分の手料理を食べると「自分って天才かもしれない」と思うほどおいしいのに、飽きというものは怖い。 誰かが作った手料理を求め、スーパーのお惣菜コーナーへ向かう。いつもは意識しない惣菜スタッフのことを一望し、この人たちが作ってくれているのか、と感謝する。スタッフの

          他人が作った料理を食べたくなるときがある

          長期契約が終わった日【ライターの仕事】

          「今までのお取引、誠にありがとうございました」 今日、3年間お取引をしていた企業との契約が終わった。 虚無感が半端ない。 これで打ち切られたとしても、仕方がない。そう思って、価格改定のお知らせをしたはずだった。だけど、どこかで期待していたのだ。きっと価格を上げても、私を選んでくれる、と。思い上がりだった。 たしかに私の提案は、企業の規模に対して攻めすぎた価格だった。だけど、自分の身が持たなかったのもたしかで。 真っ白なキャンバスに好きな色で好きな場所に絵を描けるような

          長期契約が終わった日【ライターの仕事】

          手で食べるおいしさ

          「ケーキは手で持って食べるとおいしい」と本で読んだ。 たしかにフォークを入れると形が崩れてしまって、崩れたものをかき集めて食べることがある。当たり前のようにフォークを入れてきたけど、あれって、もったいないことをしているのかもしれない。 フォークやナイフを使わないことで、口の中で形が変わる経過も楽しめる。 噛んだ瞬間にタルトからあふれるジューシー感だとか、想像以上に口の中でいっぱいにはみ出してくるクリーム感だとか。 手で持つと温度感が体温に近づいて、おいしくなる食べ物もあ

          手で食べるおいしさ

          外食で定食を選ぶ人と選ばない人

          心の奥底から「まだ生きたい」と思った経験が私には二度ある。 1つは、事故に遭ったとき。くるくると天地が回転していく車内。今まで忘れていた記憶がパズルのピースみたいに次々と思い起こされていく。「あぁ、これが走馬灯か」車の破片を飲み込みながら、「まだ生きたい」と強く思った。 もう1つは、食べるものも、お金もなかったとき。1週間ほど、食べものを確保するすべがなく、途方に暮れた。お腹すいたな、私はこのまま死ぬのかもしれない。そう思ったとき、「まだ生きていたい」と思った。 恵まれ

          外食で定食を選ぶ人と選ばない人