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初めておいしいと感じた日の追体験

ダイエットで禁じていた食材を再び食べるようになった。そのおいしさに、初めて出会ったときの感覚で感動している。

そんな初見の追体験みたいなことって、できるんだ。

何かを初めておいしいと思ったとき。その感覚は、貴重だ。何かと何かが結びついた瞬間。気づき。ひらめき。細い布がはらはらと舞い降りてくるあの感じ。本来、二度目以降では、味わえない。

それをもう一度辿れる幸せ。ダイエットって、そんな得があったんだ。

なすを久しぶりに食べて。こんなに肉っぽかったっけ?と思った。これは、好きになるはずだ。ピーマンの肉詰めではなく、ピーマンのなす詰めもいけそうな肉肉しさだ。

うどん。何だこのおいしい食べ物は。出汁と合いすぎる。天ぷらが進むし、肉うどんにして出汁に肉汁を浮かせて食べるのもおいしいし、カレーと出汁とうどんの組み合わせなんて、創作料理かと思う。

焼き飯。やっぱり好き。こんがり焼けた玉ねぎとお米の風味、卵のやさしさ。具材の合間から顔を出す豚肉。最高。


やっぱり自分が好きな食べものって、ご無沙汰になっても好きなんだな。変わらないものにちょっとした安心感を覚えるのだった。

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