【将棋】プロ棋士がAIに勝りそうな点
将棋AIについては今現在、どれほど進化しているのか分からないので以下の内容は自分の偏見です。以前に、将棋AIがある局面以降の手を掘り下げる場合、トータル1000億手のリソースを使うと5候補手ずつであれば15手まで掘り下げることができるという結果を得ました。
そして、このAIを上回る読みができれば評価値は信頼できなくなり、人間(プロ棋士)にも勝機があるだろうと言及していました。
これはその自分の予想を単純な図式にしたものです。どこかしらの局面から指す手については、AIは見落としがあってはいけないので5~7くらい(?)の候補手数を考えるでしょう。しかし、この候補手数は多くし過ぎると読みの深度が浅くなってしまいますし、少なくし過ぎると深度は深くなるものの見落としが発生しやすくなるという一長一短があります。リソースは無限ではないので、イイとこどりはできないという感じですね。
一方、プロは感覚的に3~5くらいの候補手数に絞ってそのうちの1、2手をほぼ一直線に深くまで掘り下げることができます。そうすると、赤丸で囲ったように限定的にAIの深度をプロが上回るエリアがでてくるはずです。このエリアに限ってだけはプロ>AIという感じで局面評価の信頼性が逆転するため、勝機があるとすればそこにあると言えるでしょう。
そういう意味では、たくさん時間を使って考えてもいいというルールならAIよりプロの方が有利なのではないかと思いますね ( 'ω' )
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