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グラグリ探険記

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共創デザインの会社、グラグリッドのメンバーによる、日々のチャレンジや発見、疑問を発信します。 サービスデザイン、事業開発、創造的人材育成、ビジョンづくり、インキュベーションなどな…
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ノート学の活動を残したい! 「技術書典#16」で冊子を頒布しました

ノート学の活動を残したい! 「技術書典#16」で冊子を頒布しました

2017年から始まった、新宿区立落合第六小学校での「ノート学」。
2023年度のノートグランプリをもって、小学校での7年間の活動が終了となりました。

小学校側の予算や先生たちの体制の変化が、終了すると決めた大きな要因ではありますが、それ以上に私たちは「学校での実験をやりとげた」という達成感をもって、次の目的に向かうべきときだと感じていたからです。

終わるけど、このままこの活動をなかったことにし

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デザイン学会第71回春季大会in福岡にて論文を発表!

デザイン学会第71回春季大会in福岡にて論文を発表!

デザインに関する学術的研究が集まるデザイン学会。今回の春季大会は九州の福岡(九州産業大学)にて開催されました。
今回私達グラグリッドからは2件の論文発表を、さらに三澤は1つの座長を担当しました。

デザイン学会とは?1953年に設立された学会で、「会員相互の協力によってデザインに関する学術的研究の進歩発展に寄与する」ことを目的として活動している本学術会議登録・認定の学術団体です。大会は年に2回、春

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グラグリッドってどんな仕事をしているの? 〜クライアントの業種・要望・アプローチを俯瞰してみた〜

グラグリッドってどんな仕事をしているの? 〜クライアントの業種・要望・アプローチを俯瞰してみた〜

私たちグラグリッドは、「可能性を覚醒させる共創デザイン会社」として、多様な業種業界や地域の皆さまとプロジェクトを実施しています。

そのようなプロジェクトでのグラグリッドの立ち位置は、クライアントとなる事業会社や組織の「パートナー/エージェンシー」にあたります。

プロジェクト事例を詳細に公開することは契約上難しいのですが、ここでは、グラグリッドが携わっているプロジェクトのイメージをお伝えできれば

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探険記 2024春 まとめ 〜新プロジェクトもにょっきにょき〜

探険記 2024春 まとめ 〜新プロジェクトもにょっきにょき〜

猛暑になったり冷え込んだり、春とは思えないような落ち着きのない天候が続きますね。グラグリッドでは、新しいプロジェクトに、新しい仲間の入社など、まさに春らしく芽吹く季節となっています。

2024年春のお仕事(3月〜5月)それでは、どんなことが起こっているのか。
この春のTOPICsを見てみましょう!

新メンバーが加入しました5月からグラグリッドには、新メンバーが加わりました。
西岡彩子さんです。

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「たけのこの会」開催! 春風とともに出会いが芽吹く“笑門の集い”

「たけのこの会」開催! 春風とともに出会いが芽吹く“笑門の集い”

冬を乗り越え、爽やかな春風が街を包み込む4月。
グラグリッド 笑門スタヂオでは、旬の味覚を楽しみ味わいながら、ゆっくりと交流できる「笑門の集い」をひらきました。

「笑門の集い」を通して、ゆるりとつながる関係づくりゆっくりとお酒を酌み交わしたり、旬の味覚を味わいながら、参加してくださった方々が交流できる場をつくりたい。
そんな思いから始まった「笑門の集い」。

笑門の集いには、日頃グラグリッドのプ

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グラグリッドの「パートナー」って何? 〜2つのパートナー制度〜

グラグリッドの「パートナー」って何? 〜2つのパートナー制度〜

ここ数年、共創プロジェクトの「幅」が広がり、「深さ」が深まっている実感があります。

「幅」はプロジェクトの分野のこと。組織の創造性を育むために、デザイン以外にも教育、演劇、音楽、建築、など多様な専門分野の知見が必要な場面が出てきています。

「深さ」はプロジェクトの質のこと。プロジェクト成功のために、企画や実行のマネジメント、成果物、などそれぞれ高い質が求められるようになり、プロジェクトの難易度

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学生インターンが考える、未来の社会を「自分ごと」として捉えるための未来洞察ワークショップとは?

学生インターンが考える、未来の社会を「自分ごと」として捉えるための未来洞察ワークショップとは?

今回は、学生インターン山田さんによるワークショップ考察です。未来洞察のワークショップにはじめて参加した彼女が、このワークショップで何を感じたのか?未来洞察をどう捉えたのか?をレポートしてもらいました。

未来洞察を研究する学生インターンが
レポートに挑戦はじめまして!
今回の記事の執筆者、信州大学大学院 修士課程1年の山田光花莉です。

私は現在、大学にて「まちづくりにおいて一般に汎用できる未来洞

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探険記 2023冬 まとめ 〜伴走してきたプロジェクトが次々と新しいステージへ〜

探険記 2023冬 まとめ 〜伴走してきたプロジェクトが次々と新しいステージへ〜

3月に入り少しずつ暖かくなり、春らしくなってきましたね。
冬のグラグリッドでは、冬以前から伴走してきたプロジェクトが芽を出し、その芽がどのような花をつけるのか、見守り、支えていくようなフェーズに入ったり。
これまで蓄積してきたノウハウをまとめ、社外に発信したり。

関係性をじっくり作ってきた地域の活動が、新たな人々とつながり加速していくなど、大きな変化はありませんが、様々なプロジェクトや活動が一歩

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ちょこっと紹介!グラグリッドの仕事ってどうやって始まるの?

ちょこっと紹介!グラグリッドの仕事ってどうやって始まるの?

私たちグラグリッドは、自らの活動を「可能性を覚醒させる共創デザイン」と定義し、新規事業の創出や組織変革、地域づくりなどをテーマとした共創プロジェクトに取り組んでいます。

しかし、「グラグリッドってどんな仕事をしているの?」「どうやってお金をもらっているの?」「どのように依頼をすればよいの?」など、共創プロジェクトを始めるにあたってのご質問をいただくことが多くなっています。

そこで、ここではグラ

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“ビジョンのつくり方”をみんなで読み解いた〜13のグラレコを一挙公開!

“ビジョンのつくり方”をみんなで読み解いた〜13のグラレコを一挙公開!

2024年1月に開催された「正解がない時代のビジョンのつくり方」出版記念イベントでは、13名の方がグラフィックレコーディングに参加。著者、三澤の講演を絵で紐解いていきました。これは、考えを可視化し、互いに語り合うという、共創的なビジョンづくりに欠かせないプロセスそのもの。本記事では、13名が描いたグラレコを紹介しながら、ビジョンづくりについての多様な解釈と表現について触れていきます。

「みんな

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なぜ抽象画にするの?言葉の限界を突破するグラフィックで「意味を探索」する理由

なぜ抽象画にするの?言葉の限界を突破するグラフィックで「意味を探索」する理由

Service Design Camp2024で、グラグリッドは「意味を探索するビジュアライズ実験〜抽象画で意味を描こう!〜」というワークショップを実施しました。その中で「抽象画で意味を描く」ワークがあったのですが、多くの反響をいただきました。
そこで、今回は、なぜ抽象画で考えるのか?その理由に迫っていきたいと思います。

「意味を探索する」ことは
デザインの重要な活動のひとつワークショップレポー

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見学にきませんか? “教えない”小学校プログラム「まなびのマルシェ」  2024年冬 開催します!

見学にきませんか? “教えない”小学校プログラム「まなびのマルシェ」 2024年冬 開催します!

2023年6月から新宿区立柏木小学校で始まった「まなびのマルシェ」。

なんと、2024年2月17日(土)に、第3回目の「まなびのマルシェ」を実施することが決まりました!
ご都合があう方は、ぜひ、新宿区立柏木小学校にいらっしゃいませんか?

「まなびのマルシェ」 とは?「まなびのマルシェ」は、教科書には載っていない風変わりな生き方(人生の冒険)をしてきた「冒険家」たちが、自分のステージをひらき、こ

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【可能性を覚醒させる】 グラグリッドの共創デザインプロジェクトまとめ 13選

【可能性を覚醒させる】 グラグリッドの共創デザインプロジェクトまとめ 13選

未来を照らす「ビジョンづくり」、ビジョンを実現していくための「事業づくり」、「組織づくり」、「ブランドづくり」までを、横断的に幅広くサポートし、「社会づくり」を見据えてプロジェクトをリードしてきたグラグリッド。

これまで、さまざまな共創デザインプロジェクトの実績を発信してきました。本記事では、グラグリッドの共創デザインプロジェクトの実例を、各カテゴリごとにご紹介します。
(一部、グラグリッドのホ

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 意味のイノベーションのための思考法? 分類しない!制御しない!意味を探索するワークショップ

意味のイノベーションのための思考法? 分類しない!制御しない!意味を探索するワークショップ

“デザイン”の領域が広がりつづける中、新たな存在を生み出すデザイン、文化を醸成するデザインなど、“デザイン”は「問題解決」を超えた役割を担うようになってきました。
今回は、そんな「意味形成のデザイン」のための思考法の一つとして、グラグリッドが提供した斬新で破壊的なワークショップの様子をレポートします。

舞台はワークショップの祭典
Service Design Camp 20242024年1月21

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