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【映画】『シェフ 三つ星フードトラック始めました』(原題:CHEF)アメリカ(2014年)

ほっこり幸せになれる映画でした。
ついでに、お腹も空く。
なぜなら、とにかく美味しそう!
映画の内容もさることながら、監督の”食”へのこだわりっぷりも凄い!
あー思い出しても食べたくなるキューバ料理の数々。
日本国内で美味しいキューバ料理を提供するレストラン…思いつかないよ…。

さて、肝心の内容は、
人気レストランのシェフ・カールがある日、
勤務先のレストランの料理をブロガーに酷評される。

Twitterで瞬く間に拡散されていく酷評記事。
それに対し、Twitterを使ったことのないカール。
使い方も分からぬまま、Twitterでブロガーに反論し、炎上を招く。
そこから、物語がはじまる。

テンポよく二転三転する物語は、観ていて心地良い。

何より、主人公カールの人柄の良さが滲み出ているのも興味深い。
周囲の人もカールに対しての優しさにほっこりする。

例えば、焦げたエンピンガーオ(キューバ風ホットサンド)を「どーせ無料だよ」と提供しようとする息子に対してカールは、きちんと手を止めて息子に説明する。
子供に対してもきちんとした説明をするカールに心動かされる。

ちょっと来い。
よく考えろ。
料理は退屈か?
パパにとっては、人生最高の喜びだ。
パパは立派な人間じゃない。
良い夫でも、良い父親でもない。
だが、料理は美味い。
お前にそれを伝えたいんだ。
お客さんが笑顔になると
パパも元気になる。
お前もきっとそうだ。
あのエンピンガーオ、提供するか?
NO.
さすが俺の息子だ。

そして、フロリダからニューオーリンズへと続くロードムービー。
各地の名物料理を食べたり、食材を仕入れて料理しながらフードトラックで進む。

忘れてならないのが、映画のとこどころに挿入される音楽。
きっと、この映画の制作関係者は、楽しみながら映画を作ったんだろなあ、と、勝手に想像してしまう。
エキストラひとりひとりが美味しそうに食べて、飲んで、音楽に身をまかせてるのを観ると、演技じゃないよね!?と思わずにはいられない。

なにはともあれ、エンピンガーオが食べたい。


映画情報

邦題『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
原題『CHEF』

監督・脚本・製作・出演 Jon Favreau(ジョン・ファヴロー)





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