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【ステートメント】「社会を変えるための建設的な議論を」
社会問題について正面から学び、考える場がない なぜ、女性というだけで賃金がこんなに低くならなければならないのか。なぜ、障害者というだけで殺されなければならないのか。なぜ、特定の「民族」への虐殺は正当化されるのか。こんな疑問を生きているなかで感じたことはないだろうか。
しかし、こうした問題を考えたいと思って入ったはずの高校や大学でも、このような問題を真剣に考え、議論することは難しい。
高校では、
「中絶か帰国か」選択を迫られたスリランカ人技能実習生―産休・育休の権利行使を支える運動の先に私たちZ世代が目指すもの(田所真理子ジェイ)
追記
※本記事は、「中絶か帰国か」選択を迫られたスリランカ人技能実習生―産休・育休の権利行使を支える運動の先に私たちZ世代が目指すもの(雑誌『POSSE』49号掲載)をもとに一部修正を加えたものです。
はじめに
埼玉県にある牛タンチェーン店の工場で働いていたスリランカ人技能実習生Aさんは、監理団体から「帰国か中絶か」を迫られた。私がボランティアとして活動するPOSSEと総合サポートユニ
【プラットフォーム立ち上げメンバー紹介】
岩本菜々(いわもと・なな/ Nana Iwamoto)
大学生3年生の時にPOSSEに参加。生存権が守られず困窮を極める仮放免者の実態に衝撃を受け、貧困問題に取り組みはじめる。以来、奨学金返済者の実態調査や困窮者支援活動に取り組み、現場から見えた実態をもとにNHK『日曜討論』TBS『報道特集』などのメディアや、朝日新聞デジタル「コメントプラス」にて発信・提言を行っている。
田所真理子ジェイ