ジェネレーション・レフト

「今の社会を変えたい」と考える若い世代が、この混沌とした時代に抗し、地に足のついた議論…

ジェネレーション・レフト

「今の社会を変えたい」と考える若い世代が、この混沌とした時代に抗し、地に足のついた議論を積み重ねることができるプラットフォームです。日々、社会問題の最前線に立っているZ世代の若者たちが、現場から見える事実や研究内容をもとに様々な論考を発表していきます。

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【ステートメント】「社会を変えるための建設的な議論を」

社会問題について正面から学び、考える場がない なぜ、女性というだけで賃金がこんなに低くならなければならないのか。なぜ、障害者というだけで殺されなければならないの…

「中絶か帰国か」選択を迫られたスリランカ人技能実習生―産休・育休の権利行使を支える運動の先に私たちZ世代が目指すもの(田…

追記  ※本記事は、「中絶か帰国か」選択を迫られたスリランカ人技能実習生―産休・育休の権利行使を支える運動の先に私たちZ世代が目指すもの(雑誌『POSSE』49号掲載…

闘うZ世代が社会を変える—学生ユニオニズムの可能性(山本健太朗)

パンデミックが終わり…(追記)  ※本記事は、「抗う姿——脱商品化のための学生ユニオニズム(雑誌『POSSE』45号(特集「コロナ時代を生き抜く」)掲載)をもとに一部…

「国産野菜」をつくる技能実習生―新型コロナが可視化した日本農業の構図(荻田航太郎)

(追記)技能実習制度「廃止」の議論に求められる視点とは? ※本記事は、雑誌『POSSE』47号(第二特集「生きる権利を!コロナ危機下の外国人労働者」)に掲載された同名…

クルド難民の生存権獲得に向けて―相談会とその後の実践から見えた可能性(岩本菜々)

(追記)論考の再掲にあたって ※本記事は、雑誌『POSSE』47号(第二特集「生きる権利を!コロナ危機下の外国人労働者」)に掲載された同名タイトルの記事をもとに一部修…

【プラットフォーム立ち上げメンバー紹介】

岩本菜々(いわもと・なな/ Nana Iwamoto)  大学生3年生の時にPOSSEに参加。生存権が守られず困窮を極める仮放免者の実態に衝撃を受け、貧困問題に取り組みはじめる。…

【ステートメント】「社会を変えるための建設的な議論を」

【ステートメント】「社会を変えるための建設的な議論を」

社会問題について正面から学び、考える場がない なぜ、女性というだけで賃金がこんなに低くならなければならないのか。なぜ、障害者というだけで殺されなければならないのか。なぜ、特定の「民族」への虐殺は正当化されるのか。こんな疑問を生きているなかで感じたことはないだろうか。
 しかし、こうした問題を考えたいと思って入ったはずの高校や大学でも、このような問題を真剣に考え、議論することは難しい。
 高校では、

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「中絶か帰国か」選択を迫られたスリランカ人技能実習生―産休・育休の権利行使を支える運動の先に私たちZ世代が目指すもの(田所真理子ジェイ)

「中絶か帰国か」選択を迫られたスリランカ人技能実習生―産休・育休の権利行使を支える運動の先に私たちZ世代が目指すもの(田所真理子ジェイ)


追記

 ※本記事は、「中絶か帰国か」選択を迫られたスリランカ人技能実習生―産休・育休の権利行使を支える運動の先に私たちZ世代が目指すもの(雑誌『POSSE』49号掲載)をもとに一部修正を加えたものです。

はじめに

 埼玉県にある牛タンチェーン店の工場で働いていたスリランカ人技能実習生Aさんは、監理団体から「帰国か中絶か」を迫られた。私がボランティアとして活動するPOSSEと総合サポートユニ

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闘うZ世代が社会を変える—学生ユニオニズムの可能性(山本健太朗)

闘うZ世代が社会を変える—学生ユニオニズムの可能性(山本健太朗)


パンデミックが終わり…(追記)

 ※本記事は、「抗う姿——脱商品化のための学生ユニオニズム(雑誌『POSSE』45号(特集「コロナ時代を生き抜く」)掲載)をもとに一部修正を加えたものです。

はじめに いま、世界各地の若者が集まる力を見せています。ミネアポリスからニューヨーク、シアトル、モントリオール、サンティアゴ、パリ、ロンドン、ケープタウン、ベイルート、香港―。街頭は若者たちが闘う最前線に

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「国産野菜」をつくる技能実習生―新型コロナが可視化した日本農業の構図(荻田航太郎)

「国産野菜」をつくる技能実習生―新型コロナが可視化した日本農業の構図(荻田航太郎)


(追記)技能実習制度「廃止」の議論に求められる視点とは?

※本記事は、雑誌『POSSE』47号(第二特集「生きる権利を!コロナ危機下の外国人労働者」)に掲載された同名タイトルの記事をもとに一部修正を加えたものです。

はじめに

 外国人技能実習制度については、これまでも数多くの問題が指摘されており制度の廃止を訴える声も多い。しかし、技能実習生の数は増加傾向にある。特に農業分野では、2019年

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クルド難民の生存権獲得に向けて―相談会とその後の実践から見えた可能性(岩本菜々)

クルド難民の生存権獲得に向けて―相談会とその後の実践から見えた可能性(岩本菜々)


(追記)論考の再掲にあたって

※本記事は、雑誌『POSSE』47号(第二特集「生きる権利を!コロナ危機下の外国人労働者」)に掲載された同名タイトルの記事をもとに一部修正を加えたものです。

はじめに

 2020年11月1日、川口駅前にて川口市・蕨市に住むクルド人を対象とした大規模な相談会がおこなわれた。POSSEも参加する「クルド人の生存権を守る実行委員会」主催で開催したこの相談会ではクルド

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【プラットフォーム立ち上げメンバー紹介】

【プラットフォーム立ち上げメンバー紹介】


岩本菜々(いわもと・なな/ Nana Iwamoto)

 大学生3年生の時にPOSSEに参加。生存権が守られず困窮を極める仮放免者の実態に衝撃を受け、貧困問題に取り組みはじめる。以来、奨学金返済者の実態調査や困窮者支援活動に取り組み、現場から見えた実態をもとにNHK『日曜討論』TBS『報道特集』などのメディアや、朝日新聞デジタル「コメントプラス」にて発信・提言を行っている。

田所真理子ジェイ

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