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ミカンに支配されている
みかんをずっと一粒ずつ三日月の形に割いてから食べなければならない面倒な食べ物だと思っていた。
去年か一昨年ぐらいにそんなことせず二,三房の塊で食べてもいいことに気がつき、今月ついに丸齧りしてもいいことをふと悟った。
実がぱつぱつに詰まったみかんは歯の入れどころを間違えると果汁がぶしゃあするのでどうせ口に収納できる大きさの塊でしか食べないけれど、
みかんは丸齧りできる食べ物だという概念に気づかず
のめり込み切れないから芸術
共同研究先に訪問がてら、
その土地の美術館に行ってきた。
久々に文系脳が捗った気がするので書き出してみる。
入り口は一面がモルタルで、モダンな雰囲気を醸している。
扉を抜ける。
吹き抜けの、足音だけが響くほど静かで、無機質な、階段だけの空間が広がっている。ボスの待ち受ける一部屋前のような予感から来る緊張が、段を踏むごとに高まる。
十分に期待させてから展示室に辿り着く設計になっていた。
最
クリスマスプレゼント(人生①)
僕が8歳のときのクリスマスプレゼントは、
ひとつがDSのソフト「星のカービィ ウルトラスーパーデラックス」、もうひとつは弟の死でした。
ポエミーな文章にするつもりはなくて、それは祖母が弟について綴った詩を部屋中に貼り付けていたのと、父と母のこれまた詩的なブログを盗み見たことで、すこし冷静になってしまったから。
詩的なもの自体は好きだけど。
クリスマスの明け方に眠気まなこでリビングに行くと、な