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【楽曲感想文】DEEN「君がいない夏」

こんばんは!
もう戻らない時を小さく祈っている小栗義樹です。

本日は月曜日!ということで、楽曲感想文を書かせて頂きます。

本日の題材はコチラ
DEEN「君がいない夏」
です。

名探偵コナンのエンディングテーマにもなった、ビーイング所属アーティストDEENの名曲です。

DEENはこの曲くらいから、楽曲制作やプロデュース面において「DEENらしさ」が入ってくるなと個人的に思っています。それ以前の楽曲には、いわゆるビーイングらしさがあり、ビーイングの王道を行くキャッチーなポップロック/ロックという路線に乗っかっているアーティストだなという印象を持っています。

この後リリースされる「夢であるように」はDEEN自ら作曲していますよね。僕は、DEENらしさが出てきたこの頃の曲がとても好きです。もちろん、それ以前のビーイングらしい曲も好きなのですが。

君がいない夏は、前奏から素晴らしいなと思います。海を連想させてくれますよね。音使いの工夫と配慮がとても良いです。夕方の海沿い、砂浜と波打ち際を思い浮かべる、ちょっと切ない感じのメロディーがきれいだなぁと思います。だからといって、夏の終わりの曲ではないのが素敵です。

名探偵コナンというアニメのテーマにも向き合えていますよね。この作品、事件と推理はもちろんですが、コナン君が蘭ちゃんに本当のことを伝えることが出来ないという切ない物語ですからね。実は名探偵コナンって、君がいない夏という曲がエンディングになるまで、一度も切ない系の曲を採用してなかったように思うんです(調査していないので、間違ってたらごめんなさい)

これは1つのきっかけで、君がいない夏という曲の起用があったからこそ、後に倉木麻衣やガーネットクロウがコナンの主題歌を歌う事になったのではないかと個人的に思っています。

とにかく切ないですよね。憂い方が鮮やかで、とても純粋だなと思います。歌詞に出てくる主人公の主観だけで曲を聴くと、視野が狭くてがむしゃらな感じがして、それがとても懐かしい気持ちにさせてくれるのですが、俯瞰した目線で曲を聴いてみると、周辺の景色がとてもきれいだったり、影と陽ざしのコントラストが美しい事に気づけたりします。青春の1曲にも、夏の景色を楽しめる1曲にも、また、その差を楽しむことで、過ぎ去った夏の思い出を噛みしめる1曲にもなりますよね。

これだけ厚みのある曲はなかなか珍しいなと思います。

DEENの曲でTeenage dreamという楽曲がありますが、この曲のシチュエーションを変更し、よりブラッシュアップしたのが「君がいない夏」なのではないでしょうか?

とにかく非常にきれいな1曲であり、これからの時期にぴったりな曲であることは間違いないと思います。

ストリーミング配信プラットフォームで聴くことが出来ると思いますので、ぜひ聴いてみてください。

それでは、本日はこの辺で失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら~



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