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『白いカラス』シリーズ

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#安全保障

中国四千年の歴史を否定したアルヨ(2/2)

中国四千年の歴史を否定したアルヨ(2/2)

前回は中国の歴史に触れながら、単なるご都合主義であることについて書きました。今回は中国の脅威は大きくなっていることについて書いていきます。

脅威は眼前に迫っている中国はここ10年で日本を抜き、名実ともに世界トップクラスの国になりました。中国企業が世界で肩を並べるようになり、それに対して、日本企業が落ちていっています。国際競争力も日本より中国の方が上であり、ASEAN諸国にアジアのリーダーは誰かと

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白いカラス(番外編(2)) ーステイツマン とポリティシャンー

白いカラス(番外編(2)) ーステイツマン とポリティシャンー

立憲・小沢氏 「安倍氏銃撃は、自民党が長期政権でおごり高ぶり、勝手なことをやった結果」

また、「社会が安定して良い政治が行われていれば、こんな過激な事件は起きない。自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」とも。
「安倍氏のこの災難は、自民党に有利に作用するかもしれない」と。

この論理が成り立つとするなら、民主党を率いて日本人のために良い政治をしなかったあなたこそ、「お前はすでに死んでい

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白いカラス(6)  ー時間のない国ー

白いカラス(6)  ー時間のない国ー

クロノス:時間の神。クロニクル(年代記)の語源となった古代ギリシャ、シュロス島出身の思想家 ペレキュデースが創作した神。
大地、農耕の神でゼウスの父 クロノスとは別物。

オイラ、理想的な社会への憧れはあっても、実現可能性はゼロに近いと思ってます。なぜなら、人間は矛盾の塊だから。
それに、もはや変更すべきところのない社会では進歩の必要性がないから、歴史は止まってしまうでしょう。
これを人は、ユーク

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白いカラス(3) ー「意識の空白状態」と「公平な観察者」ー

白いカラス(3) ー「意識の空白状態」と「公平な観察者」ー

みなさんは「公平な観察者」を心の中に持っていますか?

アダム・スミスといえば『国富論』において、各人が自己利益を追求すれば「見えざる手」によって社会全体が豊かになる、と主張したことで有名です。ところが、2冊しか著書を出していないスミスが最初に出版したのは『道徳感情論』の方だったんです。
この著作では、世の中で人々が様々な感情を持っていることを尊重しつつも「共感」で社会のまとまりを目指すことが大切

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