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余命あと1か月、と言われたら。
もし、いま急に、余命宣告されたら。
そして残された時間が、あと1か月だったら。
不謹慎かもしれないが、よく、そんなことを妄想する。
もし私が余命宣告されたら、旅に飛び出るだろうか。
きっと仕事なんていますぐに辞めて
国内も海外も旅行に行って
まだ見ぬ景色を見て
私が生きた世界を少しでも多く目に焼き付けたくて
いろんなところに行ったり
普段できなかった非日常を
体験するんだろうか。
きっとそ
自分で選んだはずなのに、なぜこんなに苦しい
いまのわたしは、がんじがらめだ
戻りたくても戻れない場所はいくつかあって、
戻りたくても戻れない
そんな儚く脆い瞬間が、
今でも頭の片隅に存在している。
たとえば、
秋の夕暮れの中ゆっくり進む
石焼き芋の軽トラと、燃えるような夕焼け。
まだ小学生だった頃。
秋の終わりと冬の始まりのちょうどあいだのある日の夕方。
いつものように
町内放送の5時半のチャイムが鳴り、
「帰るか〜」と
何時間してたか分からないおにごっこを終え
公園を出たとき。
「お〜い、今日は寒いじゃ