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どうしようもなく胸が高鳴る、あの国〜タイ〜
2018年の夏、私はタイにいた。
自分を、探していた。
「生きる」ことを、探していた。
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海の向こうへ行くのは、中学生ぶりだろうか。
たしか家族で行ったハワイ。カラッと暑い日差しの中、思春期という名を借りて、私はただ立ち尽くしていた。
一言も話さず、親の後ろに隠れて、「あちぃナ〜」とか適当に言っていた。
海外って、日常から少し離れて、休暇を楽しむ場所。
そんなくらいにしか思っていなかった。
しかしその7年後、更新したばかりのパスポートを手に、私はタイのスワンナプーム空港をダッシュしていた。
チェンマイ行きの国内線にあやうく乗り遅れそうになっていた。
ギリギリ滑り込みセーフで間に合った、チェンマイ行きの小さな飛行機の中で、心臓の鼓動が早くなるのを感じた。搭乗ゲートまでダッシュしたせいか、次降り立つまだ見ぬ場所へのざわめきかは分からない。
チェンマイーーーーーーーーー。
続く
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